「自分からセックスに誘う」20代女性は約半数! ananセックス調査

2020.8.9
“セックス観”に関するアンケートを20代、30代、40代の女性計300人と男性100人に実施。その結果を臨床心理士の塚越友子さんと作家のLiLyさんが分析します!

Q. セックスパートナーがいる人はどこで相手と出会いましたか?

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A. 取引先など仕事関係…15%、会社…11%、友達…31%、サイトやアプリ…25%、ナンパ…3%、元カレ…12%、その他…3%

安心感のあるカラダの関係なら身近な友人が有力。

いわゆるカラダだけの関係も、ときとしてフラストレーションの解消に。アンケートでは全体の2割に恋人以外のセックスパートナーがいるという結果が出たが…。「日本人は場を共有して親密度を高める文化があるため、親しい間柄から関係性が発展するというパターンが多いのだと思います。SNSなど、ある程度の匿名性が保たれる出会いの手段は後腐れのないセックスに適していますが、様々なリスクがあることも忘れずに」(塚越さん)

Q. 自分からセックスに誘うことはありますか?

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A. 20代:しばしばある…10%、時々ある…38%、ほとんどない…25%、全くない…27%

30代:しばしばある…5%、時々ある…14%、ほとんどない…39%、全くない…42%

40代:しばしばある…6%、時々ある…12%、ほとんどない…23%、全くない…59%

まわりくどいと伝わりづらいこともあるから、大好きな人には自分からはっきりセックスしようと言う。(33歳)/女性的なイメージの香水をつけてみたり、事前に彼好みの服装をリサーチしておいてデートのときに着ていく。(26歳)/すでに付き合っている相手なら抱きつきながらキスをすることもあるし、カラダを密着させて彼のお腹や胸を触る。(37歳)

20代の約半数は積極的にアプローチ。

しばしばある、時々あるを合わせると20代の積極性が浮き彫りに。相手の陰部を触るといった大胆なものから香水をつけてみるなどアプローチ法は様々。「20代と40代には世代差が見られます。コンサバなタイプが多い40代に対して、20代は自分から動かないと始まらないと思う女性も増えている。ちなみに匂いの同化によって発情しにくくなることもあるので同居している場合はシャンプー類をできるだけ別々に」(LiLyさん)

Q. カラダだけの関係の人とは、平均何回くらいのセックスで関係が終わりますか?

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A. 1回…32%、2回…17%、3回…8%、4回…6%、5~9回…9%、10回以上…28%

ワンナイトか関係を深めるか二極化傾向。

1回だけの“割り切り型”が多いかと思いきや「成り行きで10回以上」派も多数。その違いとは? 「カラダだけの関係といってもどちらかが好意を抱いていたり、寂しさの穴埋めであったり、生理的に快楽を欲しているときであったり、いろいろなパターンがあると思います。コロナ禍を体験してからキスのハードルが高くなる人も増えていると思うので、ワンナイトの関係は今後、自然と減少傾向になるかもしれません」(LiLyさん)

つかこし・ともこ 臨床心理士、公認心理師として様々なメディアに出演。水希のペンネームで執筆活動も行う。得意なジャンルは親密な人間関係の悩みについてなど。

リリィ 作家。赤裸々な恋愛とセックスの描写が女性の支持を得る。最新作『オトナの保健室~30代後半戦、こころとカラダ、あと運命』(宝島社)が8月12日発売!

※『anan』2020年8月12日-19日合併号より。取材、文・小寺慶子

(by anan編集部)