多額の慰謝料を請求されたのに…「不倫を繰り返した29歳女性」の驚愕の心理とは【前編】

不倫慰謝料の立て替えを母親に懇願…29歳女性が再び母親と彼氏を裏切ったきっかけ【前編】

文・塚田牧夫 — 2024.4.25
不倫は罪深い行為であり、不倫をすればのちに大きな代償を支払うことになりかねません。そして、その被害は自分だけでなく、周りにまで及んでしまうことも。幸穂さん(仮名・29歳)はかつて不倫に走り、家族にも大きな迷惑をかけてしまったそう。そこで一度は反省したものの、その後些細なことをきっかけにまた不倫に手を出してしまったようです。今回は、彼女に当時の状況について詳しくうかがいました。

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あるとき知らない番号から電話が…

「私の親は中学生のときに離婚をしていて、それからは母親が一人で私のことを育ててくれました。ただ、母親はすごく厳しくて…。特に遊びに行く際に何かと制限されることが多く、学生の頃は早く家を出たいと思っていましたね。

その後、専門学校を出た私は就職し、念願の一人暮らしを始めました。そして、就職して2年目のこと。

私は職場の上司と付き合っていたんですね。ただ、向こうは既婚者だったので、不倫関係でした。そんなあるとき、私のスマホに知らない番号から電話がかかってきたんです」

慰謝料請求の通知が届き…

「電話に出てみると相手は不倫相手の上司の妻で、“すべて知っています”と冷静な口調で言われました。続けて、“然るべき対応を取らせていただきます”と言われたのち、一方的に電話を切られました。

すると1週間ほどして、私の家に手紙が届いたんです。開けてみると、それは不倫の慰謝料請求の通知書でした。それを見て初めて、自分がしたことの罪の重さを理解し、言いようのない恐怖に襲われたんです。しかも、そこには“80万円”という金額が提示されており、大して貯金をしていなかった私は愕然としてしまいました。

何人かの友人にそのことを相談したんですが、“弁護士に相談したほうがいい”と言われるばかりで誰も助けてくれず…。そうなるともう、頼れるのは母親だけでした」

慰謝料を立て替えてもらう代わりに

「厳しい母親のことです。相当怒られるのではないかと思い、会いに行くのがとても怖かったですね。なので、あらかじめ大まかな内容だけメールで送り、実家に戻りました。

すると、母親が特にそのことに関して何も言わないんです。てっきり感情をむき出しにして怒られると思っていたんですが、怒鳴られることもなく、ただ少し悲しい顔で“こっちで対処しておくから”とだけ言われました。

結局、母親が弁護士に相談をして交渉した結果、慰謝料は減額されることに。私は毎月3万円ずつ親に返済することと実家に戻ることを条件に、母親に慰謝料を立て替えてもらいました」

再び裏切り行為を…

「実家に戻って1年ほどした頃、私に彼氏ができたんです。その彼は和宏さん(仮名)というのですが、正直それほど私のタイプではありませんでした。しかし、とにかく真面目で誠実な人だったんです。

その頃の私は母親を早く安心させたいという思いもあり、付き合って1か月も経たないうちにその彼を母親に紹介。母親も和宏さんのことを気に入ってくれて、その後彼と結婚を前提に同棲を始めました。

しかし、母親のもとを離れ、目が届かなくなったところで、また私の悪い部分が出てしまい…。

あるとき、友だちに誘われた飲み会に軽い気持ちで参加したんです。そこで、知り合った男性がとてもタイプな人で…。その後、あろうことか私はその男性と関係を持ってしまったのです。さらに、関係を持った後にその男性から“実は既婚者なんだ”と言われ…。

結局、私は再び母親を裏切っただけでなく、和宏さんまで裏切ってしまいました」


幸穂さんを待っていた「壮絶な結末」とは… 後編に続きます



“一度反省したはずが再び不倫に走ってしまった女性の告白”をご紹介しました。

彼女は一度痛い目に遭ったはずなのに、懲りずに不倫を繰り返してしまったようです。その結果、慰謝料を立て替えてまで娘を守ろうとしてくれた母親のことをまた裏切ってしまうことに。不倫は自分だけでなく、周りにも迷惑をかけます。自分の大切な人を困らせないためにも、彼女には早く目を覚まして不倫から足を洗って欲しいものです。

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※ 2022年4月23日作成