売れることで、恩返しを。
世界
表題曲「FANTASTIC 9」は、亡くなったメンバーの(中尾)翔太に向けたメッセージでもあり、僕ら自身に向けた曲でもあります。翔太を失ってから、やっぱりどこか悲しさを引きずっている部分があったのですが、この曲のおかげで翔太を胸に前を向いて歩いていこうという空気感になった。MVにもそんな僕らの前向きな想いが表れていて、ターニングポイントのような曲になりました。
グループとしてはシンプルに売れることが目標です。ヒット曲も欲しいし、紅白にも出たい。僕はEXILEとして、その大きな看板に便乗する形で夢を叶えてきたので、FANTASTICSとして売れることで、その恩返しができたら。個人としてはYouTubeチャンネルを開設し、僕が好きなダンスとアニメを紹介していきたいです。LDHはアウトドアのイメージが強いと思うんですが、僕みたいなインドアのアニメオタクもいるってことを知ってもらうのも面白いかなと。ダンスは自主的に毎日3~4時間踊ります。それが体作りにつながっているのかも。怪我しないよう、朝晩ストレッチをするのも日課です。
せかい 1991年2月21日生まれ、神奈川県出身。'14年にEXILEに加入。'16年にFANTASTICSを結成し、パフォーマーとリーダーを務める。
[gunosy]
→BALLISTIK BOYZ、ドッキリに引っかかって号泣したメンバーは?もチェック!![/gunosy]
個を磨き、グループを強くしたい。
佐藤大樹
『FANTASTIC 9』は、僕たちが今ここに至るまでを表現したアルバムになっています。なかでも注目してもらいたいのは表題曲。この曲には、この8人で歩みを進めていくんだっていう決意も込められていて、だからMVは、翔太がいた時の9人と今の8人、それぞれの立ち位置で踊り分けています。
今後のグループの目標は、代表曲を作ること。いずれは、僕自身もメンバーであるEXILEみたいな国民的なグループになりたいです。そのためには“個”を強くすることも大事だと思っていて、たとえば僕なら、5月に公開される主演映画『小説の神様』に合わせて一人でテレビに出る機会も増えると思うのですが、そういう時にもグループの名前を背負ってがんばりたいです。基本的には、前に前にというタイプではないけど、求められればバラエティでも何でもやりたいって思っています。
体作りは、ツアー前ということもあって週5ぐらいはジム通い。トレーニングはやればやるほど結果として返ってくるので、ライブに向けて、自信にもつながります。
さとう・たいき 1995年1月25日生まれ、埼玉県出身。パフォーマー、リーダー。橋本環奈とW主演の映画『小説の神様』が5月22日公開。
ファンタスティックス・フロム・エグザイル・トライブ 2018年にデビューしたダンス&ボーカルグループ。同年にパフォーマー・中尾翔太が逝去。現在は、彼の遺志も継ぎながら8人で活動している。1stアルバム『FANTASTIC 9』が発売中。
※『anan』2020年2月26日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・jumbo(speedwheels) ヘア&メイク・大木利保 中山伸二(CONTINUE) 取材、文・菅野綾子 保手濱奈美 重信 綾 衣装協力・ラッドミュージシャン
(by anan編集部)