TYPE1:「奥手シャイ系」裏腹男子
あなたの行動次第で、急接近もありえます。
悪意なき裏腹、それが奥手シャイ系の特徴。あなたのことが好きでも、そんなそぶりは見せません。なぜなら、どうしていいかわからないから…。失恋で奥手化しているパターンもありますが、本音を喋りやすくなる安心感・雰囲気作りが共通のポイントに。
TYPE2:「好きの裏返し系」裏腹男子
好きだと思っていても、ストレートには伝えません。
この人、私のこと嫌いなの? そう思ってしまいそうなくらいからかったり、冷たい態度をとる彼。まさに、小学生の頃から脈々と受け継がれる好きの裏返し系。態度は冷たくても目線が合ったり、SNSを見てくれていたりと、意外に見破りやすいかも。
TYPE3:「プレイボーイ系」裏腹男子
女心をもてあそぶ裏腹具合。セリフや振る舞いにそのヒントが。
てっきり本命だと思っていたら、実は遊ばれていた…。そんな悪夢を見せてくるのがプレイボーイ系。「恋愛にはオープンだから」「カタチにはこだわらないから」などと言って深い恋愛話をしなかったり、何事もペースを合わせてくれない男性は要注意!
裏腹にもパターンあり。振る舞いから判断してみて。
誰かのことが気になり始めると、相手がどう思っているのか気になるのが世の常。そこで注意したいのが、態度と本音があべこべな“裏腹男子”の存在。山名さんに、彼らの生態を伺いました。
「女性に対する態度と、内心考えていることがちぐはぐな“裏腹男子”は、主に3タイプ。まずはシャイな性格だったり、女性経験が少なかったりして奥手な男性。過去の恋愛でトラウマを負っている、ということも考えられます。こういった男性に好意を抱いても、脈なしなのかなと思って身を引いてしまう女性も多いもの。決して拒絶されていないけれど、一向に距離が縮まる気配がないように思えるこのタイプから本音を引き出すコツは、安心感。“感情感染効果”といって、自分がリラックスしていれば、相手も落ち着いて本音を話してくれるようになります」
また、嫌われていると思うような態度の彼も“裏腹男子”の可能性が。
「次に、女性に対して好意を持っているけれど、つれない態度をとったり、無視したりしてしまう“好きの裏返し”タイプ。プライドが高かったり、振られて傷つきたくないという感情が、女性に対して防衛的に働いてしまうことがその原因です。一見、脈がないように見えますが、“態度は冷たくても目が合う”“あなたのSNSをチェックしていて話題にしてくる”といった場合、本音では好き、ということが往々にしてあります。これらは関心を持っているからこその行動なので」
ここまでは、本音では好意を持ってくれている、いわば“ありがたい裏腹男子”ですが、その逆の、“危険な裏腹男子”もいると山名さん。
「態度に出ない本音は、うれしいことばかりではありません。本命ではない女性にもまるで気があるかのように見せるプレイボーイタイプも、態度と本音があべこべです。本来、人は好きな相手に合わせようとするものですが、彼らはしない。たとえば、電話やLINEなど連絡のタイミングひとつとっても、急にペースが合わなくなる時間がある人は、あなたのことを本命と捉えていない可能性があります」
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お話を伺うと、男子も建前を巧みに使いこなしていると思いがちだけど、意外とそうでもないようで…。
「気をつけておきたいのは、“裏腹男子”は意図して本音と態度をあべこべにしているというより、天然でやっているということ。人類が狩猟採集をして暮らしていた時代から、女性は家庭内で他の女性たちとうまくやるために、空気を読んだり、真意を慮ったりするのが遺伝子レベルで得意なんです。そのため、男性の何気ない一言を女性が深読みしすぎることも。“裏腹男子”の振る舞いの特徴を押さえつつ、真意を勝手に想像しないよう気をつけましょう」
やまな・ゆうこ 公認心理師。「やまな mental care office」主宰。心の専門家として、恋愛からビジネスまで、幅広いカウンセリングを提供。
※『anan』2020年2月19日号より。イラスト・別府麻衣
(by anan編集部)