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良きチームは“ヨコ社会” リーダー、中堅、新人がすべきことは?

2020.1.26
チームが健全に機能するためには、良好な人間関係が重要になってくるもの。チームにおいて自分の立場を当てはめて、現場で活かしてみて。

職場改善の「鍵」は自立し助け合うヨコ社会。

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「上下関係が明確な“タテ社会”は支配構造が生まれやすく、チーム力を高めるのに不向き」と言うのは、人材育成コンサルタントの三浦将さん。一方、“ヨコ社会”は社会的な立場の違いはあっても、それぞれが自立できるのが大きなメリット。また、関係性がフラットで、否定や叱責をされる不安が少ない「心理的安全性」が確保されているのも強みという。

「こういうチームは各自がリーダーマインドを持って助け合い、のびのびとポテンシャルを発揮して、成果につながりやすいです」

ヨコの関係性を意識し、各自がチームのために考え行動する習慣を持てば、大抵の職場トラブルは解決すると三浦さん。三者の立場別に、とるべきスタンスやトラブル回避法を参考にしてみて!

良きチームとはヨコ社会であることが不可欠!

リーダー

ヨコ社会のために持つべきスタンス

  • チームに奉仕するという意識を持つ。
  • メンバーの話をたくさん聞く。
  • コントロールしようと思わない。

リーダーである自分が「引っ張る」意識は必要だが、立場の力でコントロールしようとした瞬間に“タテ社会”になってしまうので注意して。「メンバーあってこその自分と心得ましょう。大切なのは日頃からみんなの話を聞き、対話を深めること。これがヨコ社会をつくる一歩になります」(三浦さん)

中堅

ヨコ社会のために持つべきスタンス

  • 自分がリーダーだったらどうするか考える習慣を。
  • 新人に対して、リーダーをつなぐ「翻訳者」になる。
  • 両者に対して「ヨコ」のスタンスをとる習慣を持つ。

ヨコ社会をつくりチーム力を上げるうえで、中堅は最重要ポジション。「リーダーと新人のどちらの立場にも立ち、両者をつなぎ、チームのために何が最良か常に考えましょう。リーダーがタテの人でも、あなたが尊重ベースでヨコのスタンスをとり続ければ、チームはヨコの度合いを帯びてきます」

新人

ヨコ社会のために持つべきスタンス

  • “経験がない”を武器にフレッシュな意見を出す。
  • 良いリーダーをモデリングし、自分のスタイルにする。
  • 3年後、自分はどうありたいかと考えて行動する。

リーダーや先輩に依存せずに、未熟な自分だからできるチームへの貢献を考えること。「“下”の立場に甘んじていると、チームの足を引っ張るだけ。イノベーションは、若者、よそ者、バカ者が起こすといわれます。若手が主体的に考え動くことでチームに新しい風をもたらし、自分自身の成長にも」

ヨコ社会がつくられると生まれるメリット

1.お互いを尊重し、結束力が高まる。
タテ社会で染みついた「上下意識」が取り払われることで、お互いの良さや頑張りを認めるようになる。そして、自然と共感できるようになって結束力がアップ。

2.自分もチームの一員という責任感が生まれる。
同じ目線でフォローし合えるヨコ社会は、蚊帳の外に置かれやすい新人や発展途上のメンバーでも、「チームの役に立っている」自尊心や責任感が育ちやすい。

3.ミスを最小限に抑えられる。
リーダーがメンバーの話に耳を傾けることでチーム内に話しやすい空気が生まれ、「報連相」が機能。トラブルに対処しやすく、大きなミスが防げる。

みうら・しょうま チームダイナミクス代表。人材育成コンサルタント。アドラー心理学を応用した研修で企業をサポート。『チームを変える習慣力』(インプレス)など著書累計30万部超。

※『anan』2020年1月29日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・熊坂麻美

(by anan編集部)

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