S字ラインを再生させよ!
背骨は、重力に抗って骨格全体を支えている、全身の屋台骨。
「頸椎、胸椎、腰椎をなす24個の骨(椎骨)と、骨盤につながる仙骨とで成り立つ背骨は、S字ラインを描くのが理想です。でも悪い姿勢や生活習慣など、日々の様々な要因からラインが崩れ、ねじれている人がほとんどです。背骨のどこかがねじれると、骨格のバランスが崩れ、筋肉は体を支えようと無理に頑張り、固まってしまいます」(『せぼねじれ調整院Re-Cure』代表・金井良友さん)
また、骨格のバランスが崩れることで、筋肉や血管、内臓、そして自律神経の機能にまで影響が及び、様々な体調不良を生み出していく。
「背骨が固まりトラブルを生む親玉は、肋骨と背骨(椎骨)をつなげている肋椎(ろくつい)関節が硬いこと。この関節が硬いままでは、背骨は柔軟に動けません。まずは、肋椎関節のロックを外すことが重要です」
その後に背骨全体をゆるめ、椎骨を組み直していくメソッドで、理想のS字ラインを復活させて。
肋椎関節と背骨のロックを外し、ゆるめる。
ロックを外す(1)【3回】
- 両足を腰幅に開いて立つ。
- 両肘を曲げて手のひらを合わせ、親指で鼻を挟み、人さし指はおでこのあたりに。
ロックを外す(2)
- 息を吐きながらお腹を凹ませるような感覚で上体を倒す。
- 両肩を少し前に出し、両肘がお腹につくくらい、背中をできるだけ丸めて。
- その状態で肋骨と横隔膜ができるだけ広がるように鼻から息を吸い、8秒止める。
- 口から息を吐き、鼻から吸って8秒止めるを3回繰り返す。
ストレッチでゆるめる【5回】
- 壁を横にして両足を腰幅に開いて立つ。
- 壁側の手(左手)は下ろした状態からできるだけ後ろの方になるよう、壁に手のひらをつける。
- 左手は壁に固定したまま、右半身で真後ろを向くイメージ。
- 後ろを向く時、あごや肩の高さを変えないこと。
- 後ろを向いたまま自然な深呼吸を5回繰り返す。反対側も同様に。
金井良友さん 『せぼねじれ調整院Re-Cure』代表。背骨調整に特化した独自の施術で、痛みや不調の改善だけでなく、心の健康回復も目指す。背骨調整スクールも主宰。
ブラトップ¥9,500 レギンス¥12,000(以上ジュリエ ヨガアンド リラックス TEL:03・6690・2925)
※『anan』2019年10月30日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・莉帆 イラスト・井上 明 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)
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