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『おっさんずラブ』も若手が! テレビ界を担う“次世代”3人に注目

2019.7.1
テレビの立ち位置が以前と変わってきた中で、ブレイクスルーしそうな若手のつくり手とは? 幅広い番組を愛する“テレビっ子”である、てれびのスキマさんに注目の3人を紹介してもらいました。
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テレビ業界に風穴をあけるのは、新しい視点を持つ制作者たち。
「この3人は、これまでの制作者が持っていない新しい目線を持っている人たち。例えば芦田さんはマスに届かせるための考え方が新しい。貴島さんは、男性同士の恋愛というセンシティブなテーマを掲げたドラマを作ったのですが、そこにマイノリティに対する優しい目線があった。千葉さんは、入社2年目で経験がほぼないことから、斬新な視点で企画を立てられた。彼らがこの先どんな番組を作るのか、とても楽しみです」(ライター・てれびのスキマさん)

注目のお三方をご紹介!

“みんなにとっていい番組”を目指さない…そこが新しい。

芦田太郎

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テレ朝のバラエティは、現在30 代前半の制作陣が非常に活躍しているのですが、その中でも特に注目をしているのが芦田さん。代表番組の『あいつ今何してる?』は、ゲスト以外は知らない無名の“あいつ”をメインに据える番組なのですが、ゲストというフィルターを通すことで、視聴者に興味をもたせているのがすごいと思う。しかも出演したゲストの多くが「自分にとって最高の番組だった」と絶賛しているそう。みんなにとっていい番組を目指さず、ゲスト1人に深く刺さる番組を作るというスタンスがとても新しい。しかも、見ている視聴者も自然と感情移入し、前のめりになってしまう。すごい手腕です。

芦田太郎 テレビ朝日総合編成局第1制作部勤務。1985年生まれ。『ナニコレ珍百景』『関ジャニの仕分け∞』などでADを務め、演出として『8時だJ』『妄想不動産』を手がける。

『あいつ今何してる?』 ゲストの学生時代の同級生など、なつかしの“あいつ”は、今大人になって、どのように生活しているのか…。それを番組が徹底リサーチする思い出バラエティ番組。毎週水曜19:00~、テレビ朝日系で放送中。

シリアスな内容も、優しい目線で描き、エンタメに。

貴島彩理

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貴島さんがこれまで手がけた作品はいずれもオリジナル。原作モノ全盛の時代に、オリジナルの企画を通すことはそれだけで相当すごい。その一方で、どの作品もどこか“マンガ的”なのは、今の視聴者に受け入れられる作風をよく掴んでいることの表れである気がします。貴島さんの作品に共通するのは、マイノリティや弱い人たちへの温かい目線。それがあるから、センシティブなテーマでも楽しいエンタメに仕上がるのでは。ドラマ部に来る前、バラエティ制作の経験があるそうで、おもしろいことは出し惜しみしないという、バラエティのメソッドが生かされているところも見ていて飽きない理由の一つだと思います。

貴島彩理 テレビ朝日ドラマ制作部プロデューサー。1990年生まれ。バラエティ部を経てドラマ部へ異動。『オトナ高校』や、『私のおじさん~WATAOJI~』を担当。

『おっさんずラブ』 「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」など、数多くの賞を受賞した、‘18年の話題作。モテない33歳の春田(田中圭)が、会社の上司と後輩、2人の同性に告白される。8月23日には、ドラマの続編となる映画版が公開予定。©テレビ朝日

入社2年目で番組制作! クイズバラエティの革命児。

千葉悠矢

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社内プレゼンで認められ、入社わずか2年目に年末特番で『99人の壁』を制作。その後2度の特番を経て、土曜のゴールデンレギュラーを勝ち取った千葉さん。その経緯だけでもすごいですが、視聴者参加型クイズ番組が瀕死の中、素人を100人集め、1人対99人という構造で番組を作ったこと、ゴールデンになってもあくまでも主役は一般参加の出場者というスタンスを崩さない、そんな頑固なところも頼もしいと思います。実はクイズ番組って、予算も手間も非常にかかるのですが、そのあたりを知らないからこそ、こういった大胆な企画を思いついたのかな、と。ぜひゴリゴリのお笑い番組を作ってほしいです。

千葉悠矢 フジテレビディレクター。『RIZIN』『久保みねヒャダこじらせナイト』などでADを担当し、『白昼夢』でディレクターデビュー。製作者だけでなくタレントからも支持が高い。

『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』 一般人、著名人を含む100人の中から選ばれた1人の挑戦者が、残りの99人を相手に、自分の得意ジャンルでクイズに挑戦。5問連続正解で賞金100万円を獲得できる。次回は6月29日(土)19:00よりフジテレビ系にて放送!

識者・てれびのスキマさん ライター。雑誌やウェブ媒体などで、テレビやお笑いに関する文章を多数執筆。著書に『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮新書)、『売れるには理由がある』(太田出版)など。週刊文春などで連載も。

※『anan』2019年7月3日号より。写真・内山めぐみ 取材、文・河野友紀

(by anan編集部)

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