えっ、これパン? トッピングの花や果実が毎日替わるブリオッシュ

2019.6.21
ギフトコンシェルジュ・真野知子さんの「おいしいギフト」。今回ご紹介するのは、『グリーンサム』のファームです。
Food

都会的なビルの1Fに植物に囲まれ、ガラス張りのショーケースのような店構え。そこは中目黒『グリーンビーントゥバー チョコレート』がプロデュース、代々木八幡の人気店『365日』監修のベーカリー『グリーンサム』。“園芸に長けた人”を表わすワードが店名になっているように、店先には小さな小麦畑があり、壁面はハーブや花で囲まれているのが印象的。

ラインナップの中でも目を引いたのは個性的なルックスのブリオッシュ。<ガーデンファーム>はエディブルフラワーやハーブが小さな花束みたいに華やか。これは店名から連想し、生け花をアイデアソースに作られたのだとか。まずはプレーンな部分からひとくち。不規則な層が歯切れよい食感。卵を使わずバターを折り込んだ生地を成形したブリオッシング(ブリオッシュの現在進行形バージョン)なのだそう。生地を味わっていくと、甘さの中にも塩味が感じられる部分が。見るとお花の下にペースト状のものが。こんなところに隠し味があったとは! その正体はオリーブバター。黒オリーブの塩気がアクセントとなって、さすがのバランス。<フルーツファーム>の中ははちみつとキビ糖入りバターで、果実の酸味を引き立てている。トッピングの花や果実が毎日変わるのも楽しい。

ガーデンファーム、フルーツファーム各¥420。メニューにはプレーンなブリオッシュもある。

グリーンサム 東京都渋谷区桜丘町28-9-1F TEL:03・6452・5611 8:00~18:00 無休 「近未来の都市型ベーカリー」として、今までにない形や製法を使ったパンを提案。ベーグルの種類と具材を選ぶオーダーメイドサンドイッチも人気。

まの・ともこ ギフトコンシェルジュ。手土産など日常的なギフトからハレの日まで多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。

※『anan』2019年6月26日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 文・真野知子

(by anan編集部)

エンタメ-記事をもっと読む-_バナー

男が触れたくなる?「愛され肌を手に入れる」週1スキンケア法