痩せっぷりが話題の宮崎吐夢 実は「ギスギスした嫌な奴」に?

2018.8.18
さまざまなジャンルの作品に出演し、俳優・文筆家・ミュージシャンとして活躍する宮崎吐夢さん。昨年、大人計画の舞台『業音』に向け、主宰・松尾スズキさんの命を受け、2か月で約10kgのダイエットに成功。見事な痩せっぷりが話題になり、芝居の感想は差し置き、女優陣から「どうやって痩せたの!?」と楽屋で質問攻めにあったとか。

持ち歌をダイエットバージョンにして歌う予定です。

宮崎吐夢

「基本筋トレです。ジムでおばちゃんとグループレッスンしながら、登山もみんなでやれば登れるみたいな感じで。食事も糖質制限でも朝昼のみ。やっぱり、2か月後にパンツ一丁で舞台に立つと思うと、食欲も失せますよ。みんな年に1回、人前で脱がなきゃいけない理由を作ったら、痩せれるんじゃないですかね」

この舞台本番までの吐夢さんのダイエット道を余すことなく伝えるのが、『真夏のダイエット(orリバウンド)歌謡ショー』と、会場で販売される書籍『吐夢の(秘)ダイエット手帖』である。彼がどうやって太っていったのか、減量法、断食で激痩せした俳優・黒田大輔さんとの対談など盛りだくさんの160ページ。コンサートは、芝居と歌謡ショーの二部構で、お客様のダイエットを応援するものになるとかならないとか。実際問題、動きやすい格好で行ったほうがいいんでしょうか?

「動きはそれなりにあると思いますね。ゆずのライブのラジオ体操くらいですかね(笑)。お芝居は、ゲストに根本宗子、金山寿甲、金子鈴幸という注目の劇作家が3人いるので、彼らにお知恵を拝借できたらなと。ダイエットしすぎで死んでもいいし、しなくてもいい、人間だもの。みたいなことを歌っていくコンサートにしたいなと思ってます」

その後、リバウンドで体型が中間くらいに戻ったという吐夢さんが、ダイエットを経て学んだこととは?

「痩せているときは、屋外でやたら鏡に映る自分を見て、『あ、いい!』と思うナルシストになっていたんです。少しすると、ハイクラスの美人やイケメンのちょっとしたダメなところを見つけては、『あっ』と残念に思うようになった。家柄が貧しかったのに意識高い系のお受験して受かっちゃった人みたいな感じで、ギスギスした嫌な奴になりましたね。体型が戻ってくると、愛嬌を武器にするしかない! と思えるので、また謙虚になりました。ダイエットするのも考えものですね」

宮崎吐夢

『真夏のダイエット(orリバウンド)歌謡ショー』 独自の減量方法をまとめた著書は、8月24日(開場18:00/開演19:00)に東京キネマ倶楽部で開催する歌謡ショーで販売。4300円(整理番号付きスタンディング・ドリンク代別) 大人計画 TEL:03・3327・4312

みやざき・とむ 1970年生まれ。’92年『冬の皮』以降、大人計画に参加。CD・DVDリリースや、小説の執筆など多方面に活動。映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に出演。

※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・山田 薫 インタビュー、文・小川知子

(by anan編集部)


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