‘12年、韓国で大ブームとなったオーディション番組『K-POPスター』に彗星のごとく現れ、16歳とは思えない堂々とした歌声で注目されたLEE HI(イ・ハイ)さん。音楽を始めたきっかけは、中学時代の部活だそう。
「本当は、ラクだと聞いていた軽音楽部でダラダラ過ごすつもりだったんです(笑)。なのに、顧問が厳しい体育の先生で、しかも音楽に熱い方で。中3で説得されて出場した全国大会に番組スタッフが来ていたのが出演のきっかけになりました」
小柄な体からは想像できない圧倒的な声量とソウルフルなボーカルに、多くの人が魅了された。
「当時、韓国では女性のハイトーンボイスが流行っていたので、私の声は歌手に向かないと思ったことも。実は、声変わりする前は、もっと低くて男の子みたいだったんですよ」
BIGBANGらが所属するYG ENTERTAINMENTからデビューするや、歌番組で次々と1位に。その後、数年間の充電期間へ。
「大変な時期を耐える過程を経て、また歌えることが楽しいと感じられ、感謝もできるようになりました。ツラいことの後には、必ず楽しいことが訪れる。今はそう思えます」
歌への想いを温めながら歌詞を書いたり、日本語や英語を勉強し、その期間を過ごしていたというLEE HIさん。今年はついに日本で初のワンマンライブを行う。
「以前は、ミスの許されない単独公演で頭が真っ白になってしまったことも。たとえ誰にも気づかれない小さなミスでも気にする性格なので、観客のみなさんに心配されている空気がステージにまで伝わってくるようで、ツラかったんです(笑)。でもライブって、100%のパフォーマンスを披露できたら、会場全体が一体になれて、愛されていると感じられる素敵な空間。初めての日本公演でドキドキもしますが、新しい挑戦ができる楽しさでいっぱいです」
すでに日本公演を経験している事務所の先輩から何かアドバイスは?
「どうやら先輩たちには、私は緊張しないタイプに見えるみたいで、アドバイスはないです(笑)」
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