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人を飛ばせる!? 「気功」の基本を中医師が解説!

2017.3.28
中国をはじめ、東洋の体ケアの場では、呼吸と切っても切れない関係にある「気」。でも、そもそも気って? という人も多いはず。そこで今回は気と呼吸の入門道場を開講! 奥深い世界をぜひ学んで。
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「筋肉や細胞という概念を離れて、体を自然の一部として診るのが中国の医学。なかでも重視するのが、“気”と呼吸の関わりです」とは、中医師の鵜沼宏樹先生。日本にも伝わり、武道などでは日常的に取り入れられている気と呼吸の考え方には、私たちの健康に役立つヒントがたくさんあるそう。その奥深い教えを学ぶべく、今回、初心者向けの臨時道場を開いてもらうことに。ヨガインストラクターとしても活躍するモデルの坪井保菜美さんと一緒に、入門です! 

Q.気って、どこにあるの? 見える? 触れる?
A.あらゆるものは、気でできている。見えないけれど感じることはできます!

坪井:「気」って言葉、何となく神秘的な響きがありますよね。

鵜沼:よく霊的なものと勘違いされやすいんですけど、中国では、物理的にあるものとして捉えられています。もっと言うなら、すべてのものは気でできていて、気は物質を形作る最小の単位だと考えられているんですよ。

坪井:ということは、私たちも気でできているんですか? 

鵜沼:そう。さらに、常に気を入れ替えてもいます。宇宙に満ちている良い気を取り入れ、体内の悪い気を追い出して生きているとされていて、その入れ替えを主に担っているのが呼吸なんです。

坪井:ヨガにも同じような考え方があります。人はプラーナという宇宙のエネルギーで生きていると考えるんです。プラーナは目には見えませんが、気はどうですか?

鵜沼:同じように、見ることも触ることもできません。でも、感じることはできるんですよ。

坪井:そうなんですか。

鵜沼:両手を肩の高さに上げて、息を吸いながらゆっくり振り、次に吐きながら早く振ってください。これを繰り返して、お腹の前で手のひらを向かい合わせて、近づけたり遠ざけたりすると…。

坪井:こうですか?(と、実践)

鵜沼:もやもや〜っとしたものを感じるでしょう?

坪井:あ、確かにびりびりします。とくに指先が反応する。

鵜沼:これが気の作用です。

坪井:見えなくても、確かに体を巡っているんですね! 

Q.気功をマスターしたら、人を飛ばせますか? 
A.敏感な人なら飛ばせます。でも、本来の気功は、誰にでもできる健康法。

鵜沼:気を巡らせるのに大切なのは深い呼吸ですが、それを動きによって引き出そうと考えられたのが、気功というメソッドです。

坪井:気功、よく聞きますよね。一度、新体操の選手時代に、手のひらをかざしてもらう気功を受けたことがあります。

鵜沼:それは外気功ですね。宇宙の清らかな気を自分を通して相手に送り込み、悪い気を抜くという方法。主に気功師が行います。

坪井:気って、他人にも使うことができるんですね。そういえば、気の力で相手を倒したり飛ばしたりすることもできるって聞きますけど、ホントですか?

鵜沼:武術の要素が強い気功では、体が接触していれば、相手が飛んでいくことは普通のことです。

坪井:ええ~! それ、できるようになりたいです!

鵜沼:…(笑)。でも、触れずに飛ばすとなると、受ける側の感受性によるところが大きいんですよ。

坪井:お互い、それなりに心得がないと難しい。

鵜沼:そう。それに、気功は健康維持のために考えられた「内気功」が主流。体を動かすことで呼吸を深くし、同時に体の不調も治そうというのが、本来の目的です。

坪井:ヨガと同じ、セルフケアのひとつなんですね。

鵜沼:ヨガに比べるとポーズはどれも地味なんですが(笑)、手足を同時に動かす太極拳などに比べると動きがシンプルで、年齢や経験を問わず誰にでもできるところが気功の魅力です。

鵜沼宏樹先生 中医師、統合鍼灸治療院元気院長。気功のクラスも受け持つ。著書に『らくらく10式太極拳 ココロとカラダに効く! 1日3分の健康習慣』(メイツ出版)。

坪井保菜美さん モデル、ヨガインストラクター。元新体操日本代表選手。引退後にヨガの素晴らしさを知り指導者に。「気や気功にも興味が。ヨガとも通じるところがあり、面白いです」

※『anan』2017年3月29日号より。イラスト・山中玲奈 取材、文・新田草子

(by anan編集部)

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