ペロリン、ズンズン6回戦…! 濃厚エッチ後に「女性のカラダに起きた異変」

栞（27歳）リモートワーク続きでお風呂レス。ニオイよりなにより、この時期キケンなのはお股の病気

【レスなひとびと】vol. 160

栞は思う。ぶっちゃけ、一人暮らしで、在宅ワーク続きだと、毎日お風呂なんて入んなくてよくないか。

つまり栞はズボラ女子。

TPOはわきまえて、人と会う日にはきちんと入る。実際、今日なんて頭皮からアソコまで、ぴっかぴかに洗った。

だって今日は日曜日。彼氏の正人が遊びにくる日だったから。

「んんあああ。ね、ねぇそんなとこ舐めたら恥ずかしいよ」

脚の間に顔をうずめる正人の頭をぐいっ。

「え〜栞のココ、ほんと無臭だよ。ってか気持ちよくないの？」

「んっ、き、気持ちいけど…っ」

「かーわーいー」

ちゃんと洗っててよかった。不安な気持ちにならず、エッチを楽しめる。今日はずっと裸でベッドのなか。

付き合いたてなせいもあってか、なんと本日すでに４回戦目。ごはんも食べずに、おしゃべり＞＞いちゃいちゃ＞＞エッチの無限ループ中。幸せ。

結局なんと６回戦して、正人は終電で帰っていった。0時13 分。眠い、めっちゃ眠い。結局食べたのは昼ごはんのみで、なんか食べなくちゃとも思ったけど、眠くて無理。それに急にひとりになって寂しい。動くのがめんどくさい。結局お風呂に入らず、ソファで寝落ち。

翌朝。

「やば、リモ会議5分前じゃん！」

とりあえず髪を結んで寝癖をごまかし、ファンデと眉毛とリップをつけ、カメラオン。間に合った。夕方になり、やっと仕事の波が落ち着いた。本日１食目。食べながら気づいた。あれ、なんかアソコがかゆい。

一応お風呂で念入りに洗ってみたけど、変わらない。次の日さらにかゆみが増して、痛がゆくなってきた。おりものも、なんかおかしい。へんなニオイしてるし。

仕事を切り上げ、婦人科へ。

「典型的なカンジダですね。膣に薬を入れておくので、一週間くらいは性交渉を控えてください。腟洗浄もかよってくださいね」

えええ！　ネットで調べると、エッチで伝染る場合と自己感染があるって。明後日も、正人がくるのに！　どうしよう。正人から感染？　それとも私の免疫低下から発病？

ああ、痛い、かゆい、くさい、腰が重い、しんどい！

【三松さんからのコメント】

栞さん、彼氏の正人さんにきちんと伝え、エッチは臨時休業にしましょう。正人さんもかかってる可能性あり。

カンジダは、コンドームをつけていればならないものではありません。栞さんのいうとおり、免疫が下がっていれば誰でもなりうるもの。ストレスが溜まっていたり、食事をおろそかにしていたり、不規則な生活が続いたり。特に湿度が上がってくるこの時期は、要注意。カンジダ菌は湿ったところが大好きなのです。

アフターエッチは、まずトイレで尿を出し切り、すぐにシャワーをあびるのは女性のマナーです。
ペロリン、ズンズン、指でイジイジ。フェムゾーンのまわりにはいろいろなバイキンマンがついています。そして、行為中についた微細な傷から、カンジダ菌が悪さをしやすくなっています。
彼氏のネイルチェックも忘れずにね。

お風呂に入る余裕がない時には、下半身だけシャワーでもいい。おっと、自浄作用まで流れてしまうので、ゴシゴシの洗いすぎには注意です。

“充実性活”には、規則正しい生活・毎日お風呂・アフターエッチの衛生活動が欠かせないことをお忘れなく。

「リモートワークでお風呂レス女子増殖中。メンズのみなさん、女性はみんなお風呂好きで清潔でいい香り！　なんて思うなよ」

三松　真由美　
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター４万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』（kadokawa)好評発売中。

真由美所長、フェムテックの新会社Gladでinsta開始
https://www.instagram.com/glad.official2021/

『夫とだけ、感じません』（KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322105000662/

©Foremniakowski/Gettyimages