股間がムクムク膨らんで…あざと女子にコロリとヤラレた「28歳男性の妄想」

文・三松真由美 — 2022.1.13
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、一年前に農家に婿入りした28歳男性。ある日、製菓学校を卒業し、地元に戻ったという隣家の同世代女性に挨拶されて…。三松先生が、典型的な“あざと女子”にメロメロになる男性を解説します。加えて、距離をあっという間に縮められる、あざとテクもご紹介します!

章太郎(28歳)冷静さレスであざと女子にコロリとなる

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【レスなひとびと】vol. 144


農家に婿入りして1年の章太郎。念願の大自然に囲まれた生活は、超充実。毎日外で体を動かして、くたくたになって布団に倒れ込むと、最高にしあわせ!

ある日、普段は見かけない同世代女性が挨拶しにきた。どうやら、隣の小暮さんちの娘らしい。セミロングのゆるい巻き髪に、おとなしめのワンピース。

「うち、美琴っていいます。大阪の製菓学校に通ってたんやけど、卒業して、昨日地元戻ってきて。よろしくお願いします」

ニコニコ笑顔で挨拶されて、悪い気はしない。ついでに焼いたばかりというマドレーヌを渡されて、顔がほころんでしまう。関西弁もかわいい。美琴ちゃん…かあ…。章太郎には妻のマキがいる。でも、頭の中で「かわいい」と思うくらいは許されるだろう。

翌日。章太郎はキャベツ畑で美琴を見つけて驚いた。昨日とは打って変わっていさましい姿。上下ジャージにポニーテール。見た目ギャップにドキュン。しかも、鍬が抜けなくなったらしく、困ってるっぽい。声をかけるとくるっと振り向いて。

「あっ、章太郎さあん。ちょっと、抜けへんくなってしもて」

アヒル口と、ハの字になった眉毛にドキュン。思わず駆け寄って手を貸す。おっ、なんかバックから抱きしめてる感じ。

「ありがとう。なんか、久しぶりに作業したら全然うまくでけへん。助かりましたあ」

上目遣いでのお礼。股間に身体中の血液が集まり始める。

「いやいや、美琴ちゃんが畑手伝ってくれて、お父さん達も喜んでると思うよ」

照れ隠しに言う。美琴が「ああ、暑っ」と言いながらジャージのファスナーを下ろす。ファスナーの間からたわわなふくらみが。

華奢なのにおっぱいが大きくて、すごく、揉みごたえがありそう。ゴックン。もし触ったら、どんな声を出すんだろう。エッチのときも、関西弁なのかな。

『章太郎さん、あんまり見んとって。ねえ、はずかしいやん…。あっ、章太郎さんのむっちゃ大きいやんかあ』

妄想してムクムク。完全に膨らみまくる。

まずい、まずい。腰をちょっとかがめる。

「あ、俺、朝ご飯の時間だから。また」

狭い歩幅で急いで立ち去る。

「ちょっと、何デレデレしてたの?」

帰るなり、妻のマキからの言葉にドキッ。どうやら、一部始終を見られていたらしい。

「鼻の下伸ばして、だらしない。ほんっと、昔からああいう女に弱いよね」

家族の前で言われて、罰が悪い。男なら誰でも、あれはデレデレしてしまうだろう。朝食の席につく。怒り顔のマキを横目に

「スキあらば、美琴ちゃんに一発お願いしてしまおう。農機具倉庫の藁の上で…」

『いやや、こんなとこで、あかんて、誰か来るって、ああん、やっぱ入れて…ほしいわあ』

妄想が止まらなくなってしまった。


【三松さんからのコメント】

出ました、あざと女子。全国に拡大中。まんまとハマっているところを、妻に見られてしまうとは。話題になっていたバチェラー4にも、あざと女子がいましたね。バチェラーは、自ら家族に「デレデレ写真」を見せていましたが。家族のリアクションは、あまりポジティブではなかったように思います。家族は、身内の‟セクシー部分”には厳しい目を向けるものです。

章太郎さんが住んでいるのは、奥さんの実家。もう少し冷静にふるまわねば、近隣に変な噂が飛び交うことに。妄想でのムクムクが、もしあざと女子本人に伝われば悲惨です。“あざと女子の戦利品”として、女子トークのマウント取りの餌食になります。

「あそこのにいちゃん、うちの胸見て、おっ立っとたで。チョロいなあ」という感じ。ああ怖い怖い。

美琴さんはモテます。その気でも、その気じゃなくても、何人の男を虜にしてきたことか。あざと女子、昔はぶりっこと言われて敬遠されていましたが、今は好意的に捉えられることが多くなりました。自己肯定感が強く、勝ちに行くので、ポジティブ人生を生きています。そこは見習おう。

関係を円滑にしたい相手がいるときは、少しだけあざとテクを取り入れてみてもいいでしょう。

「困ったときはすっごく頼る」「目を見てゆっくりお礼を言う」など。相手との距離はグッと近づきますよ。

「あざと女子にひっかかりやすい‟冷静さレスの彼氏”をもつ女性のみなさん、手口を事前に彼氏に伝えとけ! それでもひっかかるのは目に見えているが」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。


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