エッチで彼がアレを連発…即別れてバージンに戻るべき「低品質のセックス」

彼orセフレの気持ちがわからない！　メンタル弱い系お悩み2つをピックアップ

【レスなひとびと　番外編】vol. 24

ananwebのインスタに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。今回は「むむむ？　心が沼に持っていかれそうになってるぞ」的なメンタル弱い系お悩みをピックアップしました。メンタルヘルスに問題があるかたをネット上でメンヘラという呼び方をする場合もありますが、わたくしは悩み多き乙女の“メンポヨ”と言っています。心がポヨヨンとしなだれているから。

メンポヨのお二人のお悩みを見てください。

「今の彼の前で泣いちゃったとき、相手がすごい困っててこの人の前では絶対泣けないなって思ってから、泣いてもいいよってあやしてくれてた元彼と比べちゃいます…。今の人はすごく優しくて自分にはもったいない彼氏なのでいつまで自分が耐えられるか不安です」

「セフレが会ってる時は優しい、好意があるようなことを言ってくる、自分のことを好きかどうかとか聞いてくる。でもLINE返信遅い。何を考えてるのかわからない！！」

相談者さんのメソメソする姿が浮かぶんですよ。泣けば周りが心配してくれる、大事にしてもらえる、視線を集中してもらえる。涙を武器として使う女性はどんな時代でも存在します。意識して泣かずとも、泣くことで空気が自分にいいほうに変わるのを体感している。同性は、たくらみをなんとなーく察するので、すぐ泣くオンナはあまり好きじゃない。

メンズは、最初のうちは「かわいい」と思うけど、何度も泣かれると「ズッシリ…」ときて気持ちが離れていきます。「泣いてもいいよ」とあやしてくれるカレって、大人だから好き！　と思いこむなよ。大人のふりしてるひとも多いんです。

困った顔するカレのほうが裏表なくていいじゃないか。

メンズの気持ちの奥底を想像できる女性をめざしましょう。

というか、「カレが自分にはもったいない」「耐えられるか不安」という文節に相談者さんのメンポヨを感じます。もったいないほど素晴らしいカレなら、泣いてる暇はない。自分もそのカレのステージにのしあがらなくてはいけません。カレが自分より素晴らしいと思う点を羅列して、それに近づくのです。友達を大切にするとか、本をよく読んでて物知りさんになるとか、具体的にね。

ちょうどいま、Netflixで女性がはまりまくる人気ホラー映画『ミッドサマー』を観たばかりで、相談者さんが主人公の女子大生にかさなって見えてしまったのです。ホラー要素よりも、気になるのが主人公の泣くシーン。メンポヨで、とにかく動揺すると泣く設定なのです。周りの友達は「またか」という白い雰囲気。

心配されたくて泣いてるんじゃない、というお気持ちは察しますが、メンポヨを認めて、周囲を困らせない女になろう。

「人のふり見て我がふり…」ということわざがあるので、映画『ミッドサマー』見て、反面教師にしてください。

さて後者の「セフレが何考えてるかわからない」と苛立つあなたもメンポヨの片鱗が。セフレと名付けた相手に何を期待しているのだ！！　セフレに振り回されて悩みを吐露するようなひとはセフレをつくってはいけません。

セフレがいるとマジ恋を見つける目が曇るので、とっとと別れてバージンにもどりましょう。高品質のセックスでないと、メンポヨの原因になるので、いま、自分がやってるセックスははたしてどうだ？　と問うてみてください。

三松　真由美　
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター４万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』（kadokawa)好評発売中。

恋人・夫婦仲相談所のオフィシャルサイト令和バージョン！！
http://fufunaka.com/

三松真由美　note　恋と結婚とエッチのテーマ更新中
https://note.com/suzune_16

恋人・夫婦仲相談所公式インスタ
＠fufunaka11

©Fabio Formaggio / EyeEm/Gettyimages