間延び、エラ張り、たるみを撃退! なりたい顔別・即効“小顔”ケア

ウェルネス
2023.10.29
誰もが憧れる小顔だけど、「顔の中央が間延びして見える」「エラが張っている」「フェイスラインがたるんでいる」など、悩みの内容は人それぞれ。でも、「すべての原因はあごのコリ。顔の土台となるあごの筋肉をほぐせば、全部解決しますよ」と断言するのは美容整骨師の小顔神HIROさん。頭蓋骨の中で唯一動かせる顎関節の使い方が、顔の悩みをもたらすのだそう。

「食事の際の噛みグセや無意識の食いしばり、前かがみの姿勢によるあごへの負担などが原因で、あごまわりの筋肉と骨格が歪みます。すると、硬くなった筋肉が重くなったり、萎縮した筋肉に脂肪がついたり、老廃物が溜まって、顔にしわやたるみが生じるのです」

そこで、HIROさん直伝のメソッドで“あご筋”をほぐしたり刺激して整え、自分がなりたい顔を手に入れよう。

「即効性があるので、写真などでビフォーアフターを確認すると成果が分かり、モチベーションも上がるはず。毎日、歯磨き感覚で続けてください」

SELF CHECK

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【間延び】下まぶた~上唇の中顔面がのっぺり長い。
【余白】平たい顔で余白が多い、メリハリなさすぎ問題。
【エラ張り】顔が大きく見えるガッチリ感がイヤ。
【たるみ】シャープなラインとは無縁のぼんやり顔…。

顔が歪む原因は?

普段のあごの使い方で、使いすぎの筋肉と怠けすぎの筋肉が生まれ、張りや萎縮が起こり筋肉は硬くなって顔が歪む。硬くなった筋肉は重くなり、血流が悪化してむくんだり、萎縮した筋肉には脂肪もつく。その結果、しわやたるみが生じる。

なぜあご筋にアプローチ?

頭蓋骨の中で、唯一動かせる顎関節に関わる“あご筋”は、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋、咬筋、広頸筋の5つ。これらすべてがバランスよく動く状態に整えてあげると、筋肉と骨の歪みも整い、顔にまつわる様々な悩みが解消される。

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・側頭筋(そくとうきん)
こめかみ辺りにある筋肉。筋力が弱くなり衰えると頬が下がり、二重あごの原因になる。

・外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
骨の奥に位置。内側翼突筋と共に動き、顔の血流や唾液の分泌の促進などにも関わる。

・内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
下あごの奥(口の中側)に位置。外側翼突筋と共に働き、食いしばりで硬くなりやすい。

・咬筋(こうきん)
頬骨の下からエラの角に向かって走る筋肉。歯を食いしばった時に張って硬くなる。

・広頸筋(こうけいきん)
あご下から鎖骨に広がる、力む際、口角を下げる筋肉。萎縮すると顔が下に引っ張られる。

中顔面短縮フェイス

下まぶたから上唇までの中顔面がキュッと短縮できれば、のっぺり感や間延び感が解消。ターゲットにするのは外側翼突筋です。

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【STEP1】顎関節を小指で刺激する
右手を握るようにして小指だけ立て、右頬骨の外側キワに小指の腹を押し込む。爪を立てないよう注意して。小指を押し込んだまま口を開け閉めして30秒数える。この際無理に指を押し込まず、開け閉めに応じて指の刺激を感じられればOK。

【STEP2】3本指で頬筋を持ち上げる
唇を巻き込んでから左手の3本指で右頬骨をグーッと持ち上げる。そのまま30秒キープ。反対側もSTEP1~2を同様に行う。

横顔美人な鋭角ライン

ブルドッグ顔や二重あごとは無縁のシャープなフェイスラインを手に入れたいなら、あご下と鎖骨に関わる広頸筋にアプローチすべき!

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【STEP1】あご先からエラの角まで丁寧にほぐす
人差し指、中指、薬指の第二関節をあご下に当て、エラの角まで押しながら移動。左右2~3往復ずつ。

【STEP2】鎖骨のキワを押さえて刺激する
人差し指と中指で鎖骨を上下から挟むように当て、骨に沿って移動しつつ左右に揺らす。左右2~3往復ずつ。

【STEP3】鎖骨を押さえ、下あごを出して広頸筋を意識する
片方の鎖骨を反対側の手で押さえ、あごと視線は斜め上に。下あごを前にずらして30秒キープ。左右同様に行う。

余白最小! 立体小顔

頬骨を押し込むことで顔まわりの余計な脂肪を散らして、頬骨の立体感もサポート。目鼻立ちがはっきりしたシャープな顔を作り上げて。

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【STEP1】内側翼突筋を押し、下顔面をほぐす
左側のエラの内側に中指と薬指を差し込み、あごのラインに沿って揺らすように筋肉を30秒ほぐす。この時、あごが下がらないよう注意。次に右手の親指以外の4本の指を使い、左耳の後ろを押さえ肘を引くように引っ張る。持ち上げるのではなく、平行に引っ張るよう意識。

【STEP2】耳の後ろを引っ張り、手のひらで優しく頬を内側に寄せる
耳の後ろを引っ張ったまま、左手のひらの付け根近くの骨を左頬骨に当て中に押し込んで30秒。反対側もSTEP1~2を同様に行う。

たるみ抹消リフトアップ

老廃物が溜まることで起こる顔まわりのたるみ。鎖骨と耳下腺のポイントを刺激して、リンパの流れを改善することが大事。

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【STEP1】全身から集まるリンパ節を刺激
鎖骨の内側のキワは、老廃物が集まるリンパ節。人差し指と中指を使い、鎖骨に引っ掛けるようにして30秒押し込む。反対側も同様に。

【STEP2】耳を挟んで押し上げて、顔の重みをリセット
耳の下には、唾液を分泌する耳下腺とリンパ節がある。人差し指と中指で両耳を挟み、耳を押し上げたり下げたりしながら耳の下を30秒ほぐす。

小顔神HIROさん 美容整骨師(R)、フェムケア矯正師(R)、柔道整復師、鍼灸師、自律神経管理士。骨格からキレイになれる骨格エステ「美容整骨(R)」という矯正技術を確立。全国770店舗以上の加盟店に指導する。著書に、『小顔になる! あごコリほぐし』(ワン・パブリッシング)。

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※『anan』2023年11月1日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・中嶋杏里沙 イラスト・山中玲奈 取材、文・板倉ミキコ

(by anan編集部)

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