
(左から)清水梨紗さん、長谷川唯さん
現在、イングランドのプロサッカークラブでプレーをする長谷川唯選手と清水梨紗選手。アスリートとしての食事への高い意識や、生活習慣そのものが腸活に繋がっていました。
Profile
長谷川唯
はせがわ・ゆい 1997年1月29日生まれ、埼玉県出身。マンチェスター・シティWFC所属。サッカー日本女子代表。ポジションはミッドフィルダー。抜群のテクニックとパスセンスでチームを牽引する司令塔。昨年、なでしこジャパンのキャプテンに就任。
清水梨紗
しみず・りさ 1996年6月15日生まれ、兵庫県出身。マンチェスター・シティWFC所属。サッカー日本女子代表。ポジションはサイドバック。豊富な運動量と積極的な攻撃参加が魅力。大怪我を乗り越え、昨年10月に代表復帰。昨季はリバプールへ期限付き移籍。
Q. コンディションを維持するため、毎日どんなことを意識していますか?
サッカー日本女子代表であり、イングランドのウィメンズ・スーパーリーグのマンチェスター・シティWFCに所属する、長谷川唯選手と清水梨紗選手。世界最高峰の一つといわれるリーグで、常にハイレベルなパフォーマンスを披露し続けている姿が印象的です。気になるのは、そのプレーやコンディションを支えている毎日の生活習慣。プライベートでも仲の良い二人は、普段イギリスでどのような生活を送っているのか、たっぷり教えてもらいました。
── 現在、オフシーズンのお二人。まずは、お疲れさまでした! 昨シーズンはどんな一年でしたか?
長谷川唯(以下、長谷川) マンチェスター・シティに移籍して4年目のシーズンだったのですが、念願だったタイトルをようやく獲ることができ、しかもリーグ戦とカップ戦、国内2冠を達成できたので充実した一年になりました。今までやってきたことが間違っていなかったと思えたし、印象に残るシーズンでした。
清水梨紗(以下、清水) 私は、2年前のパリ五輪で大きな怪我をしてしまい…。1年以上のリハビリを経て、まずはサッカーができる状態に戻れたことが嬉しかったですね。復帰後、リバプールFCへ期限付き移籍をしたのですが、シーズンを通して試合に出続けることができ、大きな怪我もなく元気にプレーできたことが何よりもよかったです。
── シーズンを通して、心がけていたことは何かありますか?
清水 私はとにかく怪我をしないことを一番に考え、体のケアはもちろん、食事でのリカバリーも今まで以上に意識するようになりました。もともと、食事量が多いタイプではなかったのですが、栄養が豊富なものをこまめに口にしたり、試合後はすぐにエネルギーの回復ができるものを食べるよう心がけていました。
長谷川 個人的なトレーニングメニューを工夫するなど、アスリートとして、自分のことをより繊細に見るようになった気がします。
── モチベーションを維持し続けるコツなどはありますか? 保ち方について教えてください。
長谷川 もし試合に負けたとしても、良くも悪くも引きずらない。もちろん試合の振り返りや反省はしますが、考えすぎないようにしています。サッカー以外の動画を見たり、カフェに行ったり。なるべくリラックスして、サッカーから離れる時間を作ると、自然にスイッチを切り替えられてすぐにマインドも変わりますね。
清水 モチベーションを保つためには、オン・オフの切り替えが大事だよね。オフの日は、ソファでゴロゴロしたり、カフェに行ったり、ストレスを溜めないよう、好きなことをして過ごすようにしています。睡眠もすごく重要!
── 食事面では、どんなことを意識していますか?
清水 朝食とランチはクラブで提供されるのですが、夜はほぼ自炊しています。基本的には食べたいものを作っていますが、和食中心で、お味噌汁は毎日作っています。その他にも、もともと好きなものですが、栄養素を意識して、野菜やキノコ、鶏肉は、ほぼ毎日食べています。朝食では、ヨーグルト+フルーツがマスト。イギリスでは、オーツ麦などの穀物を水や牛乳で煮た“ポリッジ”がメジャーなのですが、その上にヨーグルトをかけて食べることもあります。
長谷川 梨紗と同じで、夜はほぼ自炊しています。一緒に料理することも多くて、お味噌汁はマストだよね! 海外に来てから本格的に自炊を始めたのですが、日本にいた時と同じメニューを食べることが多いです。オクラが大好きで毎日茹でて食べていますし、生姜焼きや、せいろ蒸しもよく作っています。近所に、アジアンスーパーがあるし、オンラインでも注文ができるので、日本の食材や調味料もわりと手軽に手に入れられるんです。外食よりも栄養をしっかり摂れるし、今は自炊を楽しんでいます。新鮮な魚は手に入りにくいのですが、最近、可愛い魚屋さんを見つけたので、定期的にチェックしています。
── お二人は、管理栄養士の方に食事面のサポートをお願いしているのだとか?
清水 レシピを送っていただいたり、自分に必要な栄養素もアドバイスしていただけるので、とても助かっています。サポートについていただいたのが、ちょうど怪我をしていて食事面も見直したいと思っていた時期だったので、より食事管理へのモチベーションがアップしました。一年を通して健康体でプレーできたのは、食事面の改善が大きかった気がします。
長谷川 管理栄養士さんにサポートしていただくようになってから、献立のレパートリーが増えました。自分では思いつかなかった食材の組み合わせなども提案してもらえるので、料理を作るのがより楽しくなりましたね。コンディションを維持する上で、食事が大事なことは分かっていましたが、細かくアドバイスをいただくようになり、改めて口に入れるものの重要性を実感しています。あとは、疲れている時は、お酢が一番美味しい! ってことにも気づきました (笑)。
── 最近は、オイルも意識的に摂るようになったと聞きました。
長谷川 そうなんです! 管理栄養士さんからオイルについてもアドバイスをいただいています。オイルってあまり摂らない方がいいのかな? と勝手に思っていたのですが、お話を聞いて考え方が変わりました。種類によっては、むしろ積極的に取り入れるべきだなって。効果的な取り入れ方も教えていただき、特に疲労回復効果や炎症抑制などが期待できるといわれているアマニオイルや、すぐエネルギーになりやすいMCTオイルは、ほぼ毎日取り入れるようにしています。ちなみに、MCTオイルは無味無臭なので、お味噌汁にも入れています!
清水 私もオイルについての知識がほとんどなかったので、種類によって、疲労回復や炎症抑制など様々な効果があることを教えていただき、とても興味がわきました。今では料理やタイミングによって使い分けるようになり、試合や練習後のリカバリーにもオイルを活用しています。オイルを摂り始めてから、プチ不調が減りコンディションも整っているので、これからも続けていきたいですね。

中学時代からチームメイトである二人は、プライベートでも大の仲良し! 「休日は、ふらっと外に出て、お気に入りのカフェでのんびり過ごすことも。リフレッシュするための大切な時間です」 (清水さん)

「時間がある時は、スーパーへ買い出しに。自炊するようになって、食材探しも楽しくなりました」 (長谷川さん)

スーパーには鮮魚コーナーも。「魚介類が好きなので、ここも定期的にチェックしています!」 (長谷川さん)

「日清オイリオさんや、管理栄養士さんにサポートしてもらうようになって、料理のバリエーションが増えてきました。コンディションを維持する上で、毎日の食事を今まで以上に重視するように」 (長谷川さん)
清水さん・トップス ¥39,600(リタン/リタン 青山店 TEL. 03-6229-2335) スニーカー ¥16,500(ナイキ スポーツウェア/ナイキ カスタマーサービス TEL. 0120-6453-77) イヤリング ¥22,000 リング ¥15,400(共にイリスフォーセブン/フーブス) スカートはスタイリスト私物
写真・KAZUYUKI EBISAWA (makiura office) スタイリスト・小林実可 ヘア&メイク・百瀬桃華 (長谷川さん) Satsuki (清水さん) 取材、文・松原彩 撮影協力・BACKGROUNDS FACTORY
anan 2504号(2026年7月15日発売)より

































