ここ数年、宿泊施設の新しいカタチとしてコンテナタイプの宿泊施設が続々オープン。その代表的なブランドで、店舗を大幅に拡大している「HOTEL R9 The Yard」に潜入!
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1台独立型のコンテナ。レスキューホテルにも

最近、インターチェンジの近くや国道沿いなどロードサイドに、コンテナがずらっと並んでいる姿をよく見かけるようになった。一見、トランクルームかと思いきや、そこにはホテルという文字が。そう、これはコンテナを利用したホテル。コンテナの中に泊まれるなんて秘密基地みたいでワクワクするが、本当に快適に過ごせるのか。そこで実際に体験するために向かったのは、黒いコンテナが立ち並ぶシックな「HOTEL R9 The Yard 野田」。案内してくれたのは、ホテルを運営するデベロップ広報の北村あさひさん。
「このホテルブランドは、2018年12月に開業した1号店を皮切りに、現在、北は福島から南は沖縄まで124店舗を展開。13平方メートルの建築用コンテナ1台をそのままダブルルームもしくはツインルームの客室に活用しています。隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れているだけでなく、四方に断熱材が入っており気密性が高いため、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせます。宿泊者は、車ユーザーがメインですが、全店舗平均で年間80%程度の高い稼働率でご利用いただいています」

客室は定員1~2名。ダブルルームには幅140×195cmのベッド1台、ツインルームには幅110×195cmのベッドが2台完備。そのほか、テレビ、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機など設備も充実。ダブルルームにはデスク&チェアも。冷凍食品は店舗によってラインナップは変わるが、5~6種類の中から好きなものを選べる。
フロントでの手続きは必要だが、自動チェックイン機でスマートチェックインでき、駐車場から客室までの距離が近いため荷物の運び込みもラクラク。フロントには、無料アメニティやフリードリンクも。さらに客室でチンして食べられる冷凍食品のサービスまで至れり尽くせり。早速ツインルームの中に入ってみると圧迫感はなく、窓もついているため閉塞感もない。ベッドはシモンズ製でゆったりとくつろげるし、バス・トイレも完備。ユニットバスタイプだが、湯船に浸かって疲れを癒せるのも嬉しい。何といってもとても静かで、シンプルながら居心地抜群で快適に過ごすことができる。またこのコンテナホテルは、有事の際には「レスキューホテル」としての役割を担っているという。
「客室ごとに独立したコンテナ型でモビリティの機能を備えているため、災害などの有事には被災地に簡単に移設でき、仮設宿泊所などとしても使うことができます。コロナ禍にはPCR検査場等として出動した実績が。現在も、もしもの時に速やかな出動ができるよう、地方自治体などとの災害協定の締結を進めています」
災害に強い社会づくりにも貢献しているなんて素晴らしい! さて気になる宿泊料金は、需要に応じて価格が変動するが、1名1泊¥5,000~6,000台で泊まれる店舗が多いそう。コスパ最高で快適に過ごせる新型ホテル、ますます人気になりそうな予感!
information
HOTEL R9 The Yard 野田
千葉県野田市堤根109 TEL. 04-7199-2676 1泊1名¥6,200~、2名¥8,700~。チェックイン15:00 チェックアウト10:00 公式サイト
海沿いのメゾネットルームも
海岸が目の前に広がる好立地!

部原海岸1分のロケーションに昨年11月オープンした「HOTEL R9 The Yard 勝浦」には、シリーズ初のメゾネットルームが誕生。こちらは黒ではなく青色のコンテナが特徴。コンテナを重ねた2階建ての客室で、1階にリビング・ダイニング、2階にベッドルームを配した2層構造。最大4名まで泊まれるため観光客の利用も多く、いずれの客室も海側に面しており、窓からは海とサンセットビューが楽しめる! また海を望む広々とした浴槽も完備し、穏やかな時間が過ごせる。
information
HOTEL R9 The Yard 勝浦
千葉県勝浦市部原1928-65 TEL. 0470-62-5527 メゾネットルーム1泊1名¥27,500~、2名¥46,000~。チェックイン15:00 チェックアウト10:00
教えてくれた方
Profile
北村あさひ
株式会社デベロップ企画情報システム部広報。「R9 HOTELS GROUP」のホテル事業を通じて地方創生・地域共生社会の実現・災害に強い街づくりを目指すために、プロモーション活動に尽力中。
anan 2483号(2026年2月10日発売)より




















