岐阜県・飛騨市のグルメスポットをご紹介!

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    雪深くなるエリアのため、漬物や味噌といった保存食文化が発達した飛騨地方。甘辛い味噌を朴葉(ほうば)にのせて焼く朴葉味噌、鶏肉を味噌または醤油ベースで作ったタレに漬け込む鶏(けい)ちゃん、十分に漬かった白菜を炒めて卵でとじる漬物ステーキなど、保存食を活かした郷土料理が食べられる。また、猪鍋はこの地域で昔から食されてきた冬の看板メニュー。猟が解禁される秋から脂がのってくる猪肉は、冬に向けて旬を迎え食べ頃に。みんなで猪鍋を囲んでつつく、おいしくて温かい時間が過ごせること間違いなし。

    街さんぽ中に小腹がすいたなら、歩きながら食べられてボリューム満点の五平餅をどうぞ。この地方では存在感のあるわらじ型で、えごまを使った香ばしく濃厚な味わいがポイント。しっかり甘いものが欲しいなら市内で大人気の『下呂プリン』や、栗の和菓子に地元のファンが多い『仁太郎』が運営するカフェへ足を運ぼう。帰りに老舗の酒屋さんで地酒を入手したら、飛騨グルメはコンプリート!

    祭ばやし

    鶏ちゃんみそ味 ¥850(上)、つけものステーキ ¥600(下)。どちらも最高のご飯のお供なので、白米はおかわり必至。肉のおいしさを閉じ込めるように丁寧に焼かれた飛騨牛串焼き(2本)¥950、地元の新鮮な鶏肉を使うせせり(3本)¥600といった他の焼きものも美味。

    地元の方に愛される居酒屋で、定番の鶏ちゃんと漬物ステーキを

    郷土料理であり、地元民にとっては家庭料理的な存在でもある鶏ちゃんと漬物ステーキを食べるなら、どこかほっとする空気感のある居酒屋『祭ばやし』がおすすめ。店主の熊崎淳二さんが腕を振るう鶏ちゃんは、八丁味噌と白味噌を混ぜて作るオリジナルの味噌ダレが特徴。ニンニク少なめだから、初めて食べる人にも優しいお味。七輪で炙りながら、卵黄を絡めていただこう。地元で採れた濃厚な卵を使い、白菜の浅漬けと絡めてふわふわに仕上げるつけものステーキは人気の王道メニュー。

    駅から温泉街とは反対側に出て、1分ほど歩くと暖簾が見える。こぢんまりとした居心地の良いお店なので、予約するのがベスト。

    information

    祭ばやし

    下呂市幸田1324-1 TEL. 0576-24-1255 17:00~22:00(21:00LO) 日曜休

    山びこ

    お肉は脂っこくなく軽やか。残ったスープにご飯を入れて雑炊にしても美味。天然いのしし鍋 ¥3,200

    猪肉の甘みと旨みをピュアに味わう至福鍋

    昭和43年のオープン当初から猪鍋と朴葉味噌を提供し、人気の老舗。「天然いのしし鍋」に使用するのは、脂がのり柔らかい40~50kgのメスで、年度内の狩猟期間に獲ったものだけ。ロースとバラ肉を、自家製の味噌を使ったスープで火を通していただく。臭みは全くなく、脂身の甘さとお肉の旨みが最高。「飛騨牛朴葉みそ」は、麹味噌や田舎味噌などを合わせた自家製味噌がおいしさの決め手。

    リピーターも多く訪れる。

    店内の奥には、きのこ博士だった先代が遺した木彫りのきのこ像たちが。

    味噌は先代から受け継いだ味を守る。朴葉の爽やかな香りが食欲を誘う。飛騨牛朴葉みそ ¥1,100。ご飯、味噌汁、小鉢などが付いた定食にもできる。定食の場合は ¥1,600。

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    information

    山びこ

    下呂市森1088-2 TEL. 0576-25-2883 11:30~14:00頃(14:00LO)、17:00~19:00頃(土曜のみ、19:00LO) 予約不可 月曜休

    下呂プリン

    “喫茶店のプリン”をイメージした少し固めの「レトロ」¥450(左)。メロンジュレを入れた「メロンソーダ」¥450(右)はさくらんぼが懐かしい佇まい。

    卵のコクを味わう、唯一無二のプリン

    大行列になることもあるほど市内で人気の『下呂プリン』。パティシエ界で高評価される名ブランドの卵と厳選したバニラビーンズを使ったプリンは、芳醇な香りとコクがおいしさの秘密。銭湯をイメージした店内もキュート。テイクアウトがメイン。

    店内には小さなイートインスペースあり。

    information

    下呂プリン

    下呂市湯之島545-1 TEL. 0576-74-1771 10:00~17:00 1月中は水曜休、2月以降は不定休

    のりん家(ち)

    炒った地元産のえごまをミキサーにかけ、醤油と砂糖、酒を混ぜてタレに。わらじ型につぶしたご飯にたっぷり塗って焼くと、香ばしい匂いがふわり。コク深さも増しておいしい。五平餅¥300。

    おいしさの決め手は手作りのえごまダレ

    五平餅をはじめ、お団子や焼きそば、ソフトアイスなど、小腹を満たすのにベストなラインナップが並ぶ。五平餅は冷めてもおいしい仕上がりを求めて試作を重ねた自信作。「老若男女、みんなに喜んでもらえるものを」という店主・松田紀夫さんの想いが端々から伝わる温かいお店。

    テイクアウトがメイン。

    information

    のりん家(ち)

    下呂市森1141-1 TEL. 090-1096-7811 9:00~16:00 水曜休

    NITAROU

    使用する栗きんとんは栗100%。モンブランペーストは錦糸のような極細に仕上げ、なめらかな口溶けを追求。添えられた煎餅は栗きんとんを香ばしく焼き上げたもの。栗まるけ ¥1,000。

    明治元年創業の、老舗の味を気軽に

    代々続く和菓子店が営むカフェ。地元で“栗菓子の名店”として親しまれる老舗だからこそ生まれた看板メニューが「栗まるけ」。栗きんとんを練り込んだソフトクリームに、極細に絞った栗のモンブラン、甘露煮を重ねた一品で、ひと口ごとに栗の旨みが広がる極上デザート。

    東農檜を使った温もりある店内。

    information

    NITAROU

    下呂市湯之島547-7 TEL. 0576-74-1877 9:30~16:30 木曜休

    柏屋酒店

    米の旨みが優しく広がるどぶろく「ゲロのどぶ」260ml ¥668と、甘口のスパークリング日本酒「すますま」250ml ¥703。どちらも「天領酒造」自慢の一本。

    “ならでは”の一杯を見つけたいならここ

    大正7年に創業した老舗酒店で、地酒と地ビールを物色。下呂の歴史ある蔵元といえば、「天領酒造」と「奥飛騨酒造」。日本酒好きなら、まずこの2つの酒造のお酒を探してみよう。他に、クラフトビールや飛騨りんごと飛騨トマトを使った100%ジュースなどもあり。お土産探しにも。

    珍しいお酒がいっぱいの店内。岐阜高山のお酒も多数。

    information

    柏屋酒店

    下呂市湯之島745-1 TEL. 0576-25-2137 8:00~18:00 不定休

    information

    ACCESS

    最寄り駅はJR下呂駅。東京駅からJR東海道新幹線で名古屋駅下車、そこからJR高山本線の特急ひだ・高山行き、または富山行きに乗り換えて行くのが最短ルート。東京駅からの合計移動時間は3時間半~4時間。特急ひだの本数は1日約10本のため、特急の時間に合わせて新幹線に乗るのがおすすめ。

    写真・坂本美穂子 取材、文・間野加菜代

    anan 2480号(2026年1月21日発売)より
    Check!

    No.2480掲載

    冬の癒し旅へ 2026

    2026年01月21日発売

    全国津々浦々のいま行きたい温泉地、温泉宿をピックアップ。山口・長門湯本温泉、岐阜・下呂温泉、大分・別府温泉をはじめ、長野県松本や三重県湯の山温泉のご褒美宿、レトロなローカル線で訪れる青森・弘前から大鰐温泉の旅、人気の特急「サフィール踊り子」で行く伊豆・下田巡り、千葉県木更津の「竜宮城スパホテル三日月」&和歌山「ホテル浦島」の東西レトロインパクト温泉まで。

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