狭いスペースに洗濯機や洗面台が置かれた洗面所は、手が届きづらい隙間も多い場所。でもプロのお知恵を借りればちょっとしたテクニックで素早くキレイに。
教えてくれたのは、生活研究家、消費生活アドバイザーの阿部絢子さん、整理収納アドバイザーの藤井あや子さん、お掃除ブロガーの東いづみさんです。
洗面所の気になるあの部分のお掃除方法を教えていただきました。
美を作る場所だから、“キャビネット内”のベタベタも、ほこりもオフ!
洗面化粧台に付属したミラーキャビネットや収納棚は、中にしまった化粧品類を一度全部取り出してから掃除をスタートして。「トレイなど、外せるものは外してから水洗いを。洗えない棚板などは、固く絞ったクロスで拭きましょう。洗面ボウル下のキャビネットも同様に。四隅にほこりがたまりやすいので注意して拭いてください」(阿部さん)
糸くずフィルターは“取り外して丸洗い”。取り付け口もピカピカに。
洗濯する都度、糸くずを取ってフィルターを乾かしていればいいけれど、ほったらかしにしている人は黒っぽいカビ汚れが発生していることも…。古歯ブラシでこすり落としましょう。「取り外した部分、洗濯槽にも汚れがついていることが多いです。歯ブラシの角をうまく使って、落としてください」(藤井さん)
蛇口の根元の水垢は“デンタルフロス”でこそげ落とす!
蛇口の根元など、数mmの隙間に発生してしまう頑固な水垢やカビ。ブラシでこすり出してもいいけれど、狭い場所だと難しい場合も。そんなときは、意外なアイテムの出番。「デンタルフロスを蛇口に引っ掛けて左右にこするだけで、びっくりするぐらい水垢が取れるんです。長めに切って使えば、狭い場所でも楽々掃除できます」(東さん)
なかなか動かさないから驚くほど、髪の毛やゴミが…“洗濯機の下をやっつける”。
重くて動かせない洗濯機。防水パンがあるせいで掃除機のノズルも入らないし、特に手をかけることもなく、日々は過ぎ、ゴミはたまっていく…。「ハンディモップなどで髪の毛やほこりなどをからめとりましょう。柄が伸ばせるタイプをお持ちなら、洗濯機の両サイドや背面まで攻めてください。届く範囲だけで十分だと思いますよ」(藤井さん)
阿部絢子さん 生活研究家、消費生活アドバイザー。合理的な家事や掃除術に定評があり、エコにも精通。著書に『かしこく暮らす100の知恵』など。
藤井あや子さん 整理収納アドバイザー。家事・お掃除サービスを行う「ホームラボ」代表。ブログ「毎日がうまく回るお片づけと掃除」も人気。
東いづみさん お掃除ブロガー。ブログ「子供とペットとスッキリ暮らす」が話題となり、2冊の著書を出版。等身大の掃除アドバイスが満載。