場の空気を和らげてくれる、小さなスイーツがおすすめ。
新しく配属になった部署で上司や同僚に挨拶、知人を介しての初顔合わせ。自分を少しだけ印象づけつつ、打ち解けたいときは、
「ちょっとしたお菓子が一番です。相手の好みがわからなくても大丈夫。万が一、気に入ってもらえなくても、それも相手を知るヒントに。コミュニケーションを深めるのに役立ちます」(真野さん)
まずはこわがらずに手渡そう。
「先方のことが何となくわかっている場合は、話題になりそうなものを用意していくのもいいでしょう」(オモムロニ。さん)
かわいらしいお菓子を、名刺代わりに。
「“初めまして”のお菓子は、心置きなく受け取ってもらえる数百円程度で、ちょっと改まった感じのあるものがいいですね」
と、真野さん。自身が愛用しているのは、ひと口サイズの月餅。
「新宿中村屋と伊勢丹新宿本店がコラボレートした商品です。2個入り小箱の蓋に、自分の肩書と名前を記した小さな紙を貼って名刺代わりに差し上げています。1つ250~300円でバラ売りもしていて、フレーバーも多彩。いろいろなシーンに活用できますよ」
月餅 円果天 2個入り¥600※箱代込み(伊勢丹新宿本店 TEL:03・3352・1111)
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趣味や、地元の名品…。相手の関心をひく仕掛けを。
オモムロニ。さんが初対面の相手へのギフトで心がけているのは、“話題のきっかけ作りに役立つものを選ぶ”こと。
「たとえば将棋が趣味の方だとわかったら、駒の形の飴を差し上げたり。そうしたフックが何もないときは、自分が住んでいる町にしかないお菓子屋さんの“名品”を持参します。『これ、どこのですか?』と興味を持ってもらえれば、自然と自己紹介にも発展。ささやかなものも、その場の空気を和ませるのに役立ってくれますよ」
ほぼ原寸大の精巧さ。将棋べっこま飴¥463(一心堂本舗 TEL:0120・937・226)
真野知子さん ギフトコンシェルジュとしてさまざまなシーンでの贈りものを選定。本誌連載「Food news」を月1回担当するほか、TV、ラジオなどで情報を発信。
オモムロニ。さん 雑貨コーディネーター。雑誌などで雑貨やギフトのセレクトを手がけ、連載も多数。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)。
※『anan』2020年6月3日号より。イラスト・itabamoe 取材、文・新田草子
(by anan編集部)