文・古屋美枝 写真・土佐麻理子 (PR)クラシエ薬品
なぜ漢方が代謝コントロールにいいの?
まずは、基本的なことから。
クラシエの薬剤師、松浦 薫さんに、「漢方って何ですか?」と聞いてみました。
「漢方は、長い歴史の中で、さまざまな作用を持つ植物や動物、鉱物など、天然の素材を組み合わせてつくられてきたものです。体のバランスを整えたり、巡らせるという考え方が基礎にあります。食事の一歩先をいき、体の調子を自分で整えられるのがメリットです」(松浦さん)
では、漢方はどのようにして代謝コントロールに役立ってくれるんでしょうか?
「代謝というのは、体に取り込んだ食べ物、水、酸素などをエネルギーに変えたり、排出したりすること。体質に合った漢方で、体をフォローすると、上手に代謝ができるようになるのです。食事制限や運動などを頑張らなくても、『代謝できるカラダ』になれば、効率よく余分な脂肪を減らすことができるようになります」(松浦さん)
代謝には人によってタイプがある?
代謝コントロールには、自分の体質にあった漢方を選ぶことが大切。
そこで、中医学士の居原田耕平さんに、上手な選び方を聞いてみました。
「代謝のタイプを赤、ピンク、青、オレンジの4タイプに分けます。
まず赤とピンクは、簡単にいえば、どちらも消費するエネルギーよりも食べる量が勝っているため、太ってしまうタイプです。どちらかというと、『食べるの大好き!』という人は赤で、食べることに罪悪感を感じるのはピンクですね。この2タイプはどちらも便通を良くすることで、本来あるべきカラダの状態へ導きます」(居原田さん)
食べ過ぎの理由が、赤とピンクの見分け方のバロメーターになります。
「一方、オレンジと青は、食べる量が普通なのに、消費エネルギーが少なくて、不要な老廃物をためこんでしまうタイプ。オレンジはまず体力をつけること、青は内側からカラダを温めてむくみや貧血を改善するよう促します」(居原田さん)
オレンジも青も疲れやすいタイプだけど、オレンジは「体力をつける」、青は「冷えの改善」がテーマになります。
「赤タイプの方には、漢方の「防風通聖散」が合います。ピンクには「大柴胡湯」、オレンジは「防已黄耆湯」、青は「当帰芍薬散」ですね」
私はどのタイプかな?
anan総研ダイエット部は、ダイエットや代謝に関するお悩みを抱えるメンバーがいっぱい。
具体的に聞いてみました。
井上カオリさん「揚げ物が大好きで、食べる量も多いからか、運動しても痩せにくくて…」
野村真美さん「私もたくさん食べるよ。ご飯は、一食で2~3杯はいけるかも(笑)」
矢口裕美さん「私は夜勤のときにお菓子をたくさん食べてしまうからか、全然痩せない。あと、便秘も悩み。2日間くらいお通じがないのが普通なの」
居原田さん「みなさんは赤のタイプですね。たくさん食べて運動もしているのに痩せにくく、便秘がちになりやすい」
山下貴美さん「年齢のせいか、最近特に痩せにくいのと便秘気味なのが悩み。ストレスを感じるとドカ食いしやすいのをなんとかしたいな」
小宮範子さん「私も最近、代謝が落ちて太りやすくなったのを実感してるよ。ドカ食いは、私も結構しちゃう。特に甘いものが好きで、食べちゃうのよね…」
浅井裕美さん「私は夜中にラーメンとか食べちゃうこともあるよ。ストレスがたまっていると、どうしてもムダに食べちゃうよね」
齊藤彩さん「私は手足やおへその周りがいつも冷えてるの。血行が悪いから痩せにくいんじゃないかなぁ…」
居原田さん「このみなさんはピンクタイプ。ストレスによるドカ食いなど食べ方のムラがあるようですね」
山田絢加さん「便秘と下痢を繰り返していて、便秘のときはいつものスカートが入らないくらいお腹がはってしまうこともあるの。これって、やっぱり代謝が悪いんじゃないかな? あと、風邪を引きやすくて、長引いてしまうのも悩み」
藤野澪花さん「私は胃腸の調子が良くなくて、お腹を壊しやすいの。体力がなくて、体が冷えやすいので、絶対に代謝が悪いと思う」
平野絢子さん「私も同じかも。胃腸が弱くて、食べるともたれることが多いし、先週は胃腸炎になっちゃって…。寝つきが悪いことも悩みの一つ」
辻紗彩さん「寝つきは私も悪いよ。代謝が悪くて痩せにくいけど、疲れやすいし、運動はしたくないんだよね」
武市彩花さん「運動、私も嫌い~! たまに運動しても汗をかかないので、すごく代謝が悪いと思う。顔と足がむくみやすくて、特にお酒を飲むと、翌日顔がパンパンなの」
福塚愛さん「むくむのは、私も同じ。やっぱり代謝が悪いんだよね…」
居原田さん「こちらは体力がなく、疲れやすくて食べる量も少ないけど痩せないというオレンジタイプさんですね」
吉田早織さん「一年中、体が冷えているから、代謝はとっても悪いと思う。足なんて夏でもとても冷たいし、むくみもひどいの」
拝原利恵さん「私も! 冷えのせいか、下半身が太りやすくて。しかもものすごい便秘で3日間くらいお通じがないことはザラだから、どうにか改善したいな」
居原田さん「冷えやむくみが顕著なのは青タイプです」
4つの代謝タイプについて、自分がどれに当てはまるのか、チェックしてみましょう。
食生活の偏りや食べ過ぎ、運動不足などで、代謝が悪くなって、余分な脂肪がたまってしまうタイプ。お腹周りに脂肪がたまりやすかったり、便秘になりやすいという特徴も。
ストレスにより、ホルモン分泌や自律神経などが乱れ、食べ過ぎてしまいがちなタイプ。わき腹からみぞおちあたりにかけて脂肪がつきがち。
疲れやすく、筋肉にしまりのないタイプ。食べる量が少なくても太りやすい。
血流が悪く、冷え症で、手足や顔などがむくみやすいタイプ。
さらに、ダイエットコーチ EICOさんが、それぞれのタイプ別に、代謝コントロール効果をアップする方法を教えてくれました。
ダイエットコーチ EICOさん
マンツーマンで700人以上のダイエットを指導。著書は『絶対リバウンドしない! 朝・昼・夜のやせルール』(あさ出版)など多数。
赤チームのメニュー
2. 前に出した脚を持ち上げます。このとき、足首は直角でキープ。持ち上げたらかかとで大きく宙1から9まで数字を描きましょう。膝を伸ばして、脚の付け根から動かすのがポイント。グラつく人は、壁や椅子の背もたれなどに手を置いて行ってもOK。左右2セットずつ。
「1~9」のカウントアップに慣れてきたら、続けて「9~1」のカウントダウンにもチャレンジしてみて!
ピンクチームのメニュー
寝る前にリラックスするための5つのポイントをおさえよう!
ストレスを感じやすいピンクタイプは、寝る前にリラックスして上質な眠りにつくために、以下5つのことを意識してみましょう。
ビーズクッションや毛布のやわらかい触れ心地
空間の温度と湿度。38~41℃のぬるめのお風呂に、寝る30分から1時間前に入る。※のぼせないように気を付けて。
間接照明などのやわらかな明かり。
リラックス系のアロマをたく。フレーバーティーを飲む。
鳥のさえずりや川のせせらぎなど、自然の音。
さらに、普段はやけ食い防止を意識したり、便秘に効果的なストレッチやマッサージなどを行うことを心がければ、さらに代謝アップがねらえます。
オレンジチームのメニュー
オレンジタイプは、朝が苦手な人が多いはず。朝起きたらカーテンを開けることから始めましょう。朝日が目に入ることで、体内時計がリセットされ、生活リズムが整いやすくなります。
3食きちんと食べたほうがいいとはわかっていても、朝はとにかく時間がない! そんなあなたに、スーパーでぜひ買ってほしいのが、冷凍のおにぎり、冷凍ブロッコリー、野菜ジュース、卵。
焼きおにぎりをレンジアップで、ブロッコリーもレンジで温めたらポン酢をかけて、卵は休日に多めにゆでておいて食べましょう。
サラダより、温野菜がおすすめです。
野菜ジュースを飲むのは、朝食時でも、午前中のオフィスでもOK。
朝はボーッとして食欲がわかない人は、常温の炭酸水をコップ1杯飲むことで、胃腸が刺激されます。
さらに、炭酸水を飲むことで、二酸化炭素が体に入ると、酸素が足りなくなった体が酸素を取り込もうとするので、血行促進にも◎。これは運動したときの状況に近く、血流がアップすることで、冷えの予防にもなります。
また、動きたくないオレンジタイプは、電車に乗ったら一駅分は座らずに立ってみたり、椅子に座るときは背もたれに寄りかからないなど、ちょっとした努力でも代謝アップします。
青チームのメニュー
体温が1度上がると基礎代謝は13%アップすると言われています。
冷えやすい青タイプの人は、体温を上げる温活を行いましょう。
靴下やカイロなど冷え予防グッズをとりいれるのもいいですが、体温を上げて内側から体を温めるためには、軽く体を動かすことも大切。
何をしていいかわからないなら、まずはウォーキングを。
実践してほしいのが、「通勤通学3人抜き」ルール。
駅や会社までの道を、無理のない範囲で、できるだけ大股で歩いて3人追い越すようにすることで、早歩きになります。
慣れてきたら5人抜きや男性だけを追い越すなど自分なりにレベルをあげていきましょう。
清涼飲料水のように砂糖が入った飲み物は体重増加につながるので、甘くないものを選んで。
3食しっかりと摂り、レバーやラム肉、赤身の魚などでしっかり鉄分を摂ることも大切です。
anan総研ダイエット部、これから1か月、試します!
information
※効果には個人差があります。
※服用に際しては、医師、薬剤師、登録販売者にご相談ください。
スムーズな排便を促し、肥満に伴う便秘を改善。
おなかの皮下脂肪が多く、便秘がちな人に肥満に「脂肪代謝」を挙げて、余分な脂肪を分解・燃焼して減らす。
【効能】体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動機・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘・蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
ストレスなどがあり、わき腹からみぞおちあたりにかけて苦しい人の肥満に、「脂質代謝」を挙げて、余分な脂肪を分解・燃焼して減らす。
【効能】体力が充実して、わき腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症
疲れやすく、筋肉にしまりがない人の肥満に、「脂質代謝」を挙げて、余分な脂肪を分解・燃焼して減らす。
【効能】体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)
漢方の力で体を温めながら、「水分代謝」を挙げて、余分な水分を取りのぞき、手足・顔などのむくみ、足腰の冷え症を治す。
【効能】体力虚弱で、冷え性で貧血の傾向があり披露しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労検体、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り
※1か月くらい服用しても症状が良くならない場合には、医師または薬剤師に相談してください。
体質にあった代謝コントロールで、無理せず最短ですっきりボディを目指します!
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