「条件を考えること」が幸せへの第一歩。
恋愛でも結婚でも、自分が相手に望む条件をあらかじめ考えておくことが大切だと、心理カウンセラーの塚越友子さん。「多くの人は相手を選ぶ際、ときめきに左右されがち。ですが、同じときめきでも『なんとなくこの人!』と選んで後から合わないと気付いた時と、『条件に合わないけどそれでもこの人!』と決めて失敗した時とでは、後悔の度合いがちがう。条件を考えることで、より主体的に恋愛・結婚と向き合えます」。条件は、細かいことまで50個ほど挙げて、そのなかで特に重要なものを考える。「数を多く出すことで、自分をより深く掘り下げられる。友人に手伝ってもらうのもいいでしょう」。
結婚相手選びで特に重要なのは? 「自分のなかで大切な“家族ルール”を相手が満たしてくれそうかどうか。休日の過ごし方や運動習慣の有無など、自分の家族の中で体験してきた譲れない条件があるはずです。また、選択肢から除外すべきなのは、浮気性の人、時間の感覚が合わない人、金銭感覚が合わない人、あなたのキャリアプランに理解がない人。これらはよっぽどのことがない限り変わらない要素なので、一致しない場合“家族運営”が難しくなる可能性が大きいです」
「これ!」と決めつけず柔軟なキャリア意識を。
慶應義塾大学大学院・特任教授の高橋俊介さんはこう言います。「キャリアに悩み始めたら、現職で尊敬する先輩や、楽しそうに働く別業種の知人などから話を聞いて、まずは選択肢の視野を広げてください」と語るのは、キャリア論を研究する高橋俊介教授。すぐに転職サイトの一覧から候補を選ぶより、現職で良いキャリアを積める可能性はないか、異なる業種に進む道はないかなど、幅広い選択肢を考慮に入れるのがよいそう。「以前行った意識調査で、“キャリアに対する意識の柔軟さ”と“仕事に対する主体性”が高いほど、幸福度も高くなるという結果が出ました。『この道しかない』と固定的にはならないことが大切です」。
また、これは選択肢を比較する条件を考える際も重要なポイント。「例えば60代になってキャリアを振り返った時、“がむしゃら期”“家庭とのバランス期”など、数年単位のいくつものフェーズがあることに気付くはずです。では、この先数年をどんなフェーズにしたいのか。世間で重要とされている条件を並べたてるのではなく、柔軟な意識を持って、自分のフェーズに適った条件を考えてみるべきでしょう。また、自分がその道に進んだ時に、主体的に仕事に取り組めそうかどうかも考慮に入れてみてください」
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