「太る元凶は、味覚にあります」と語るのは、ダイエット講師を務める松田リエさん。ご自身も、食事のコントロールのみで12kgやせたという経験の持ち主です。そんな松田さんが、自分の味覚を一度リセットして食欲をコントロールする、簡単な手作り“やせ調味料”レシピを教えてくれました。ここでは“塩麹レモン”のレシピをご紹介。
やせ調味料 塩麹レモン
腸内環境を整えて、さらに代謝もアップ。血糖値上昇の抑制効果も期待大!
レモンに含まれるポリフェノールとクエン酸が脂肪に働きかけ代謝を促進。発酵食品の塩麹が腸内環境を改善。レモンには疲労回復効果もあり、疲れたときのリフレッシュにも。
【材料(作りやすい分量)】
塩麹…100g、レモン…1個
【作り方】
(1)レモンは薄いいちょう切りにする。
(2)すべての材料を保存容器に入れてよく混ぜ、3~5日冷蔵庫で寝かす。1日1回必ず混ぜること。
【保存の目安】
冷蔵で1か月
塩麹レモンを使ったレシピ
レモンの酸味と皮が持つ苦味がいいアクセントに。香りが強い食材やスパイスと、実は相性抜群です。
塩麹レモン麻婆豆腐【205kcal】
辛いけれどもさわやか! 新感覚の麻婆豆腐。
豆板醤のコクのある辛味と最後に振りかけるホワジャオの刺激的な辛味に、レモンの風味が加わることで、さわやかな一皿に。辛さが苦手な人にもおすすめ。
【材料(2人分)】
ねぎ…40g、しょうが…10g、豆板醤…小さじ1、木綿豆腐…200g、豚ひき肉…80g、A[塩麹レモン…20g、水…80g、醤油…小さじ2、片栗粉…小さじ1]、ごま油…小さじ1、ホワジャオ…適量
【作り方】
(1)ねぎとしょうがはみじん切りにする。木綿豆腐は1.5cm角に切る。Aを混ぜ合わせておく。
(2)フライパンにねぎとしょうが、豆板醤、豚ひき肉を入れて中火で炒める。豚肉の色が変わってきたら合わせておいたAと木綿豆腐を入れて混ぜながら煮込み、全体がトロッとしてきたら火を止め、ごま油を入れる。
(3)器に盛り付けてホワジャオをたっぷりとかける。
焼き野菜の香味レモンソースがけ【114kcal】
焼いた野菜にのせれば完成の簡単メニュー。
レモンのスッキリした風味と鰹節の香ばしさ、2つの香りで食欲がそそられます。野菜がたっぷり食べられるヘルシーメニュー。野菜の種類はお好みでもOK。
【材料(2人分)】
なす…2本、赤パプリカ…1個、春菊…100g、油…小さじ2、A[塩麹レモン…30g、おろししょうが…10g、醤油…小さじ1/2]、鰹節…少々
【作り方】
(1)なすは縦半分に切って皮に格子状に切り込みを入れる。赤パプリカはヘタと種を取り縦8等分に切る。春菊は硬い部分は除き、長さを半分に切る。
(2)フライパンに油を入れて熱し、なすとパプリカを皮を下にして入れ強火で焼く。焼き色(焦げ目)がしっかりとついたらひっくり返し、さらに焼き色が薄くつく程度に焼く。空いたところに春菊も入れ焼き色がつくまで焼く。
(3)器に盛り付け、Aを混ぜ合わせたソースを添え、鰹節を振る。
塩麹レモンと納豆としらすのパスタ【374kcal】
納豆のコクとレモンの苦味、実は相性抜群。
クセや香りの強いもの同士、合わせてみると実は互いを引き立てる…がこのコンビ。納豆としらすでタンパク質もしっかり摂取。混ぜるだけで完成なのも嬉しい。
【材料(2人分)】
グルテンフリーパスタ…150g、大葉の千切り…3枚分、梅干し…1個、A[塩麹レモン…60g、しらす…大さじ2、オリーブオイル…大さじ1/2、胡椒…少々]、ひきわり納豆…1パック
【作り方】
(1)グルテンフリーパスタを茹でる(熱湯に対して1%の塩を入れる)。
(2)大きめのボウルに大葉の半量と、種を取り除きちぎった梅干しを入れ、Aと混ぜ合わせておく。
(3)(2)の中に(1)を入れて絡ませ、器に盛り付けて納豆と残しておいた大葉を添える。
松田リエさん 1986年生まれ。看護師、保健師、ダイエット講師。自身の経験を活かし、“食べやせダイエット”専門講師として起業。著書に『1日1杯でデブ味覚をリセット! やせ調味料ダイエット』(小社刊)など。
※『anan』2023年2月1日号より。写真・中島慶子 料理作製、スタイリング・田村つぼみ
(by anan編集部)