“ひとさライス”の美味しい魅力とは?
インスタグラムのフォロワー数は9万人超え。今春発売され、大きな反響を呼んだ『ひとさライス』の著者で料理家の小堀紀代美さんに“ひと皿完結型”のレシピについて聞いてみました。
「まず、フライパンひとつで作ることができるので時間がないときにもぴったり。おかずとご飯を一皿に盛るから洗い物も少なく時短になります。そして、ワンプレートで野菜とタンパク質を摂れて、満足感が高いのも魅力。味や食材のバリエーションは無限にあるので、オリジナルのひとさライスを作ってみるのも楽しいと思います」
今回、教えてくれたのは秋の食材をふんだんに盛り込んだひとさライス。
「旬の食材はエネルギッシュで、なにより季節を感じられるのが嬉しいです。お気に入りの器に盛りつければ、気分も華やぎます」
手軽で美味しい“ひと皿完結ごはん”。
基本の調理道具はフライパンと包丁のみ。調理時間は15分~30分と、疲れて帰ってきた日でもササッと作ることができるとファンが急増中。身近な食材を使って、野菜もタンパク質もひと皿で美味しく摂ることができるのがひとさライスの魅力で、調味料は醤油や酢といったベーシックなものから、エスニックな風味に仕上げたいときは韓国のコチュジャンやタイのナンプラーを使うなど、アイデア次第でアレンジ自在なのも楽しい。
豚ばら肉とれんこんの甘辛カラシ炒め
食物繊維たっぷりのれんこんで腸美人に。
ビタミンCと食物繊維がたっぷりなれんこんはシャキシャキとした食感も小気味よく、よく噛むことで満腹感もアップ。豚ばら肉や甘辛タレとの相性がヤミツキに。
【材料/2皿分】
豚ばら薄切り肉…150g(3~4cm幅に切る)、れんこん…1節(薄い半月切り)、九条ねぎ…2本(斜め薄切り)、ごま油…大さじ1、酒…大さじ1、A[練り辛子…大さじ1/2、醤油…大さじ1、みりん…大さじ1,1/2、酢…小さじ1、青海苔…適量]
【作り方】
1. フライパンにごま油を入れて中火にかけ、豚肉を加えて炒め、肉の色が変わり始めたら塩、黒胡椒各ひとつまみ(分量外)をふり、酒、れんこんを加える。
2. Aを加えて炒めて、肉に火が通ったらねぎを加えてさっと混ぜ合わせ、器に盛りつける。
小堀紀代美さん 料理家。東京・富ヶ谷のカフェ『LIKE LIKE KITCHEN』のオーナー兼シェフを経て、料理家に。近著『ごはんにかけておいしい ひとさライス』(西東社)が絶賛発売中。
※『anan』2022年10月19日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・野崎未菜美 レシピ&料理作製・小堀紀代美 取材、文・小寺慶子
(by anan編集部)