風が運んできた木の枝や花。「ふきよせ」には色とりどりの小さな自然がおさめられている。日本の茶事に欠かせない干菓子の詰め合わせは、蓋を開けた瞬間心奪われるほど愛くるしく、手みやげにも最高。なかでも『tamayose』のは新しい。梅型に抜いた「雲平(うんぺい)」(砂糖を使った工芸菓子)や「奉天(ほうてん)」(かりんとうの飴包み)など20種以上の干菓子が入るが、昔ながらの味だけではない。コロコロ丸い豆菓子をカリッといけば、トマトにバナナ、イチゴみるくに柚子胡椒まで、炒り豆の香ばしさとともに自由なフレーバーが溢れ出す。
やみつきになる人が続出しているのが、ふきよせの〈甘じょっぱい缶〉。甘い系と塩味系ゾーンに仕切られていて、「うずまきかりんとう」や「ぼうろ」で口が甘くなったら、「しそ煎餅」や「明太子豆」の塩気でリフレッシュして「和三盆糖」へ…と、気づけば「甘い」と「しょっぱい」の無限ループに突入。こうした定番3種のほか、クリスマスやバレンタインの季節のふきよせも楽しみ。さらにパウチやおしゃれな瓶に好きなように干菓子を詰められる「カスタムふきよせ」は自分用にも気軽なギフトにもちょうどいい。アップデートした「ふきよせ」は自由で、普段のおやつシーンにすっと溶けこむ。
[gunosy]
→口どけ抜群! 有名ショコラトリー出身シェフが作る“チョコケーキ”もチェック!![/gunosy]
「ふきよせ〈甘じょっぱい缶〉」¥2,200。ほか〈甘い缶〉〈しょっぱい缶〉の定番も季節とともに少しずつ内容が変わっていく。シーズナブルな期間限定ふきよせも常時1~2種登場。
tamayose 東京都渋谷区道玄坂1‐2‐3 東急プラザ渋谷2F TEL:03・6712・7160 10:00~21:00 不定休
チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。
※『anan』2020年1月29日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico
(by anan編集部)