くるくる渦巻きや、ぽてっとした姿がかわいらしいえび。まるで渦潮の中に浮かぶようで何だか楽しい。ただならぬオーラを放って、ひときわ目を釘付けにするのは、えびの姿そのまんまの姿焼きおせんべい。これらは、えびせんべいひとすじ150年余りの『桂新堂(けいしんどう)』のニューフェイス。この「車えび」と「甘えび」の姿焼きは手に持ってもじぃ〜っと見入ってしまう。半身ながらフリーズドライかな? と思ってしまうほど崩れのない見事なルックスだ。この美しさを生み出す秘密は鮮度と焼きの技にあるのだそう。
活きたえびは身を崩さないよう丁寧にスライスし、ミソや背わたを取り除いて、タレをつけて焼く。加熱すると丸まりやすいえびを手で押さえ、ピン! と真っすぐな姿を保つのが職人の腕の見せどころ。車えびは「ジャポニカ種」、甘えびは北海道の日本海側で水揚げされたもの、どちらも味の決め手となるのは鮮度で、より繊細な甘えびは空輸でも鮮度が落ちるため、漁港から車で5分の立地に工場を構える。「もっと美しくて、もっと美味しいえびせんべいをつくりたい」。そんな信念から品質管理までも徹底してこだわっている。ひとくちかめばえびの旨味や甘味がしっかりした味わいで魅力満載。お祝いごとにもぴったり。
左から、車えび姿焼き、甘えび姿焼き、甘えび磯焼きと渦巻き。車えび姿焼き、甘えび姿焼き各2カップ、甘えび磯焼き1枚と渦巻き6枚入り4袋が入った海老一会(4カップと4袋入り)¥3,000。
桂新堂本店 愛知県名古屋市熱田区金山町1-5-4 TEL:0120・08・7667 10:00~18:00 不定休 本店ほか全国各地にショップがあり、オンラインでも販売。https://www.keishindo-shop.com/shop/
まの・ともこ ギフトコンシェルジュ。手土産など日常的なギフトからハレの日まで多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。
※『anan』2019年10月23日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 文・真野知子
(by anan編集部)
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