
人気ドラマシリーズ『正直不動産』がお茶の間からスクリーンへ! 2022年放送のシーズン1から出演を続ける、福原遥さんにインタビュー。本シリーズへの想いを伺いました。
今回もおうちに帰ってきたような居心地の良さがありました
地鎮祭の準備中、ある祠を壊した祟りで嘘がつけない体質になった不動産営業マンの奮闘を描く人気ドラマシリーズ『正直不動産』が映画になってカムバックする。
「シーズン1の放送から約4年。その間シーズン2があり、さらにスペシャル版もありました。そして今度は映画版…! 最初聞いた時は、まさかという思いと、それだけ愛していただけていたんだといううれしさがありました」
そう振り返るのは、山下智久さん扮する主人公・永瀬財地(さいち)の部下、月下咲良をシーズン1から演じ続ける福原遥さん。しかも今回は営業トップとして華々しく登場!?
「あれから4年、月下も成長してるんだな、私も頑張らなくちゃと思いました。年齢なども含め、月下とは一緒に歩んできたと感じることも多いので感慨深かったです」
クールな永瀬と、情に熱くカスタマーファーストの月下。そんな先輩後輩のすがすがしい絆をはじめ、豪華キャストがおりなす絶妙なコンビネーションが楽しみというファンも多いはず。

Ⓒ大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 Ⓒ2026 映画『正直不動産』製作委員会
「永瀬先輩と月下という意味では、山下さんご自身がいつもドンと構えていらして、私のアドリブもしっかり受け止めてくださるので、まさに先輩後輩関係のようです。そして山下さんご自身も永瀬先輩のようにフラットな方で、いつも自然体。私も私で月下同様、考えが顔に出やすく嘘がつけない性格なので、お互いの性格が役の関係性にも影響しているのかもしれません。とはいえ本当に一作ごとに積み重なって生まれた空気感です。それは全体にも言えることで、キャストもスタッフのみなさんも本っ当に仲がいい! 今回もおうちに帰ってきたような居心地の良さがありました。演技やセリフも『こういうのはどう?』と、楽しみながら考えることも多く、みなさんが抱くこの作品への愛情をあらためて感じました。山下さんもおっしゃっていたんですが、年に1回顔を合わせている家族のようなメンバーなので、いい意味で仕事感がない(笑)。特に私たちの職場、登坂(とさか)不動産の場面の賑やかさは、現場のわちゃわちゃ感そのままです!」
そんな“いつもどおり”の正直不動産を味わえる一方で、映画版ならではのスペシャルな場面も。
「特大の突風が巻き起こったり、海外ロケもありと全編スケールが大きいのですが、私自身も一つ大きな挑戦ができました! それはアカペラの歌唱。監督からは『長回しの一発撮りでいきたい』と言われまして、全力で歌わせていただきました。そんな歌声がいい音響の映画館で流れると思うとドキドキしますが、楽しんでいただければうれしいです」
ドラマから映画へ。正直不動産は、なぜこれほどまでに長く愛される作品になったのだろうか?
「映画になるって、私はあまり想像してなかったんです(笑)。お茶の間でほっこりできるのがこの作品の魅力だと思っていて。でも試写を観ていたら胸が熱くなり、気づいたら泣いていました。デジタルで交流することが当たり前の時代に、これだけリアルで人と人がぶつかって、空き地で取っ組み合いしたり…!(笑)正直不動産のストレートな温もりって、今の時代ますます貴重なものですよね」
心がじんと温かくなり、観終わった後は「明日から頑張ろう」と前向きな気持ちになれるのもこの作品が持つパワー。
「演じた私自身も、作品を通して誰かの背中を押すことができる自分の仕事にあらためてやりがいを感じました。これからも人の心に届くものを作れるよう、演じることを常に楽しみながら頑張っていきたいです」
Profile
福原遥
ふくはら・はるか 1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。映画『楓』、連続テレビ小説『舞いあがれ!』のヒロイン役など、出演作多数。いま好きなものは「麻辣湯。現場でもシソンヌの長谷川忍さんと食べました♪」
information
映画『正直不動産』
人気ドラマシリーズ初の映画版。人間模様だけでなく、不動産業界の裏側も覗くことができるしかけはこれまでどおり。さらに市原隼人、泉里香、草刈正雄などシリーズを彩った超豪華キャストの競演も見どころ。全国公開中。公式サイト
写真・玉村敬太(TABUN) スタイリスト・石田綾 ヘア&メイク・丹澤由梨子 インタビュー、文・大澤千穂
anan 2496号(2026年5月20日発売)より






















