(P)&(C) PLEDIS Entertainment

韓国13人組ボーイズグループ、SEVENTEENの約2年ぶりの日本ファンミーティング「SEVENTEEN 2025 JAPAN FANMEETING 'HOLIDAY'」が4月24日・26日・27日に京セラドーム大阪で、5月10日・11日にさいたまスーパーアリーナで開催された。計5公演で18万人を動員した本公演は、今年5月26日にデビュー10周年を迎えるSEVENTEENからCARAT(カラット:ファンネーム)へ、そしてCARATからSEVENTEENへの愛と感謝が交換される眩しいくらいの多幸感が溢れる空間だった。本稿では最終日の5月11日の模様をお届けする。

オープニングVCRに続いて、さいたまスーパーアリーナいっぱいに張り巡らされた花道がSEVENTEENカラーのローズクォーツ&セレニティに照らされると、大歓声の中メインステージから白&水色のカジュアルスタイルでSEVENTEENが登場し、HOSHIの「What’s up 埼玉! 会いたかったよー!」の大きな掛け声を合図に、今回のイベントタイトルにもなっている『Holiday』からスタート。早速、花道へ出てテンション高くパフォーマンスするメンバーに応えるCARAT。SEUNGKWANがソロブリッジを高らかに歌い上げて銀テープが舞うと、会場の盛り上がりはすでに最高潮。「CARATちゃん! 次の曲は『1 TO 13』です。Let’s go!」のSEUNGKWANの声で日本初パフォーマンスとなる『1 TO 13』へ。2ステップのビートが爽やかな風のように会場を駆け抜ける。バックステージへ移動しながら、この曲で歌われるSEVENTEENとCARATとの13個の約束をひとつひとつ交わしていくように、高い場所まで埋めたCARATたちにくまなく目線を投げかけ手を振り、コミュニケーションをとるメンバーたち。「CARATちゃん! 一緒に行こう!」(DK)の合図で『Together -Japanese ver.-』へと続くと、サビ前の「一緒に!」の掛け声に合わせてCARATも大合唱。終盤にはSEUNGKWANが客席へ降りて客席にマイクを向けて一緒に歌う一幕もありつつ、3曲を駆け抜けた。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

「みなさん! お久しぶりでーす!」(THE 8)という呼びかけに続いてS.COUPSの掛け声で「Say the name! SEVENTEEN!こんにちは、SEVENTEENです!」と全員で挨拶。続くメンバー別の挨拶では、JOSHUAの「いとー?」「シュナモーン!」やDKの「完璧ー?」「じゃーん!」などとそれぞれお決まりのコール&レスポンスを繰り出したりしながら、最終日への意気込みを語る。「今日のファンミーティングのテーマは、HOLIDAYです! 一緒にいいHOLIDAYを作りましょう」(MINGYU)と客席に語りかけると、「みなさんよく見えますか?」(MINGYU)、「ここまでみなさんの声が聞こえますね」(DK)、とこの日の公演をストリーミング配信で観る画面の向こうのCARATにも声を掛ける。

ここでMC、古家正亨氏が「CARAT旅行社」のツアーガイドに扮して登場すると、ここからは「SEVENTEENヒーリングツアー」と題して、SEVENTEENご一行の休日をおもてなしする時間。会場の3万人のCARAT旅行社スタッフが「いらっさいたまー!」の挨拶でお迎えする。ここでHOSHIやSEUNGKWANが古家氏のロゴソングを即興で作り、SEUNGKWANは「一緒に!」と会場も巻き込みながら「るーやるーやふーるやー♪」と合唱。「古家さんのロゴソングまで作るグループは僕たちが初めてじゃないですか?」(WOOZI)と最終日ならではのテンションで盛り上がりながら1つ目のコーナーがスタート。

まずはオリエンテーションということで、事前にCARATから募った休日のプランをメンバーにプレゼンし、メンバーはCARAT棒(ペンライト)を模した手札で採用可否を判断するコーナー。コーナーの中ではSEUNGKWANがバレーボールのラリーをムチャぶり実演したり、会場とやまびこ遊び(コール&レスポンス)で盛り上がる。コーナー用に用意された小道具の中からDINOがサングラスをかけると、「あ、ピチョリンだ」(S.COUPS)とCARATにはお馴染みのDINO扮するキャラクター・ピチョリンが突如現れたり、トレッキングポールを持ったDKが「あ、『NO F.U.N』?」と声を掛けられると、ステッキを使う振り付けの同曲のステップを踏んでみたりと、メンバー同士のムチャぶりも全開、出し惜しみ一切なしでオリエンテーションは終始笑いに包まれた。

オリエンテーションを終えるとふたたびライブセクションへ。センターステージへ移動すると、「今日は本当にHOLIDAYですね。今、ドリームみたいね」というHOSHIの曲フリから『DREAM』へ。スモークで包まれ瞬く間にドリーミーな空間へと変わり、CARAT棒も心地よさそうにゆらゆらと揺れる。花道を目一杯に使いながらバックステージへ移動すると一転、「世界が終わっても、大事にしたいのは僕らの“今”だー!」とHOSHIが叫びメンバー全員で円陣を組むと、『今 -明日 世界が終わっても-』がスタート。疾走するギターサウンドが会場の熱を瞬く間に上げ、VERNONの「Put your hands up!」のアジテートで大歓声と大合唱に包まれる。センターステージから伸びる花道に横一列に並んで魅せるダンスや、畳み掛けるサビにメンバーも客席もボルテージをぐんぐん上げると、間髪入れずにHOSHI、DK、SEUNGKWANによるユニットBSS(ブソクスン)が日本初披露となる『CBZ (Prime time)』をドロップ。スウィングジャズをベースにしたトラックにのせて、脚がもつれそうな難易度の高いステップを軽やかにこなしながら「青春はまさに今!」と力強く歌う。この、快晴の空のようなポジティブエネルギーで3万人をぐいぐいと引っ張っていく展開はSEVENTEENにしか繰り出せないものだ。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

学ランに着替えて登場したメンバーの姿が会場のLEDに映るたびにCARATが沸き立つと、ここからはファンミーティングならではのゲームコーナー。3チームに分かれて優勝を目指してゲームにチャレンジ。この日はS.COUPS&JOSHUA&VERNON&DINOがチームレッドこと、“チームあんこ”。「これがあんこ水」(VERNON)と手に持つペットボトルの深紅の液体を指差して会場を困惑させてみせると、続くWOOZI&MINGYU&SEUNGKWANのチームホワイトが「ミンギュウジーブ!」とSEUNGKWANの花が咲くようなフォーメーションでチーム紹介。JUN&HOSHI&THE8&DKは「チームブルー、トランスフォーマー、7、8!」(DK)と、かつて彼らが韓国の「アイドル陸上大会」で挑戦した男子エアロビの振りつけを披露し会場の歓声をさらっていった。

最初のゲームは「けん玉Hyperチャレンジ」。このファンミーティングのために作られたという巨大けん玉を使って、制限時間内にどれだけ技を成功させられるかを競う。けん玉といえば紅白歌合戦でもその腕を披露したVERNON。けん玉の大きさが変わろうとも玉を次々と皿に乗せていく腕前はさすが。得点をどんどん積み上げていったかと思いきや、続くDINOが大苦戦。チームブルーのアンカー・HOSHIが怒涛の追い上げを見せあわや逆転か?というところだったが、チームあんこが辛くも勝利。所感を求められたVERNONは、謎のあんこ水を持ちながら高い声で「あんこー」と喜びを語った。

続いては「CARATを狙え!」こと人間カーリング。ストーン役、デリバリー役、ほうきスイーパー役に分かれて3ゲームで勝負。ストーン役のTHE8が自力で距離を稼ぐ力業を見せたりしながらも毎試合頭脳プレーとハプニングの接戦が繰り広げられ会場は白熱し、3ゲーム全てを勝利したチームホワイトが高得点を獲得した。

3つ目のゲームは「きりたんぽ鍋を食べよう対決」ということで、舞茸グローブ、ごぼうの鎧、ねぎの剣、にんじんの盾を授けられし具材チームを、きりたんぽチームが巨大きりたんぽで鍋に叩き落とす3本勝負(小道具がどれも秀逸)。きりたんぽ鍋といえば秋田の名物。秋田といえば、2017年にSEVENTEENが韓国のバラエティ番組『ある素敵な日』のロケで訪れた場所だ。そんな懐かしい記憶に浸るのも束の間、巨大きりたんぽでSEUNGKWANの足元を執拗に狙うTHE8や、JOSHUAを2人がかりで攻撃するWOOZIとMINGYUなど、あの手この手の真剣勝負を繰り広げる。最終勝負はごぼうの鎧とねぎの剣を身に着けたJUNが、「クプスさん、すごく怖いよ」と思わず漏らすのも納得、各会場できりたんぽを破壊し続けてきたというS.COUPSがたったの2打でJUNを叩き落とし、チームレッドを勝利に導いたのだった。

チーム戦最後のゲームは最終日に初お目見えの「キミのハートをドキュン!」ゲーム。花道からハンディキャノンで発射したボールを、センターステージのメンバーがキャッチする数を競うダイナミックなゲーム。キャッチ担当のJOSHUAとVERNON、JUNとDK、WOOZIとSEUNGKWANはみな次々とキャッチしていく上手さを見せ、とりわけ野球経験のあるWOOZIはグローブでキャッチを試み、フライもライナーもお手のものの超ファインプレーを見せた。そしてここまでの4つのチーム対抗ゲームの総得点の結果、WOOZI、MINGYU、SEUNGKWANのチームホワイトが優勝を勝ち取り、CARATからは大きな拍手が送られた。

最後は4台のたらい落としセットが登場して個人ゲーム「度胸があるのは誰!? たらい落としツアー」。ファンミーティングの各会場で実施してきたこのゲームの勝者&敗者復活戦勝者から、スーパーたらいキングを決めるという最終日ならではのスペシャル対決。まずはメンバー8人による敗者復活戦。毎回たらいに当たっているVERNONに異様な期待が集まる中、結果はたらいが髪の毛をかすめるくらいの超寸止めに成功したWOOZIの勝利。VERNONは「当たったほうがよかったですかね?」と笑いへの欲をのぞかせた。そしてキング決定戦では、敗者復活戦からまさかの大逆転でWOOZIが勝利し、スーパーたらいキングの称号を獲得。赤いマントに黄金に輝く特注のたらいの王冠(これも造形が秀逸)を授けられたのだった。

ファンミーティング全5公演の個人最終成績発表では、ドラムロールが鳴り響く中、見事総合優勝に輝いたJUNが終始キョトンとしながら「夢みたいです」と語る一方、先ほどスーパーたらいキングの称号を得たWOOZIは最下位という結果に呆然。SEUNGKWANに結果発表の前からひとことも言葉を発していないことを指摘されたHOSHIは、「順位も微妙で、個人の成績も微妙で……全部微妙です」と口チャックポーズをしてメンバーと会場の同情と笑いを誘ったのだった。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

ゲームコーナーを終えてしばらくすると、真っ赤なライトに会場が染められる中、黒いレザージャケット&デニムで登場したHOSHIとWOOZIによるユニットH&Wが『96ers』をパフォーマンス。日本初披露ともあって、アグレッシブにパフォーマンスする二人の熱量に呼応して会場も一糸乱れぬ掛け声でステージを盛り上げる。曲が終わると、残りのメンバーも『96ers』のコール&レスポンスをしながらオンステージし、ユニットステージについて振り返る。SEVENTEENの新ユニットを考えてみようということになり、S.COUPS&JUNの口数多めのユニットや、13年前に練習室の掃除を巡って1時間半ケンカをした二人とその仲裁者というエピソードを持つJEONGHAN&MINGYU&SEUNGKWANのユニットを考案。髪が長い/短いで分けようという提案にどっちつかずになったSEUNGKWANが不覚にもメンバーの“センター”を陣取ってしまうと、今回のファンミーティングでお約束になった「プロデュース101」歴代テーマソングを怒涛のメドレーで歌って踊って会場を盛り上げた。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

いよいよファンミーティングも終盤へ。次が最後のステージであることを告げられ、会場から「えー!」と残念がる声が上がると、「最後の曲は1曲じゃないですよ」(MINGYU)、「MINGYUさんの身長のように(長い)、スペシャルメドレーを用意しました」(JUN)と会場の期待を高める。S.COUPSの号令で最後の挨拶をすると「埼玉! 最高に盛り上がる準備はできましたか? Hands up!」とHOSHIのアクセル全開のアジテートで『CALL CALL CALL!』がスタート。マイクスタンドを使ってフルスロットルでパフォーマンスするSEVENTEENに、会場も負けじと声を上げて残りわずかな時間を全力で楽しむ。曲のラストはマイクスタンドから離れて一糸乱れぬフォーメーションダンスで魅せると、続いて『Rock with you -Japanese ver.-』『CLAP』で花道を歩きながら会場の熱量を上げる。一変して会場がひんやりとした青い照明に照らされると、センターステージで『Let me hear you say』へ。続く『24H』ではメンバーは上手、下手に分かれて客席と近い場所でアダルティにパフォーマンスし会場の大歓声を呼ぶ。熱量はそのままに久しぶりのパフォーマンスとなる初期の楽曲『BOOMBOOM』『Still Lonely』を挟むと、小気味よいホイッスルの音を合図に、「みなさん、DKタイムはいつも完璧じゃーん!」のDKの呼びかけから『Left & Right』へ。センターステージから延びる花道いっぱいに広がってダンスしながらメーターが振り切れるくらいに会場を盛り上げる。するとWOOZIから「残念ながら次の曲が最後の曲です」というコメントが。この最上級に楽しい時間を締めくくるのは『Eyes on you』。「Everybody jump!」と客席を煽りながら、心地よいハウスビートで会場全体を巨大なダンスホールに変えると、最後にはメインステージに色とりどりの花火が打ち上がり、華やかに本編を締めくくったのだった。

怒涛のスペシャルメドレーでふたたび着火した会場の熱がおさまるはずはなく、すぐさま「SEVENTEEN! SEVENTEEN!」とアンコールを求める声が上がる。ほどなくしてLEDにメンバーからのコメント動画が流れると、続いてファンミーティングロゴTシャツにデニムのラフな格好でメンバーが登場しアンコールがスタート。階段に腰かけて歌うのは『Encircled』。CARATというファンネームが決定した記念日にリリースされたこの楽曲は、メンバーが作詞し、CARATへの思いを詰め込んだ特別な曲。メンバーたちは時折、SEVENTEENカラーに染まる客席を愛おしそうに見つめながら歌い、SEVENTEENとCARATの心が通い合う、あたたかな時間が流れていた。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

「CARATのみなさんからもらった愛でカムバックの準備も頑張れます。また会いましょう、愛してます」(VERNON)、「今日はまだ19時くらいでしょ? 美味しいごはんを食べてください。僕たちも美味しいものを食べるつもりです」(MINGYU)、と最後はメンバー一人ずつ挨拶。会場に耳を向けて歓声を求めるJOSHUAは「以前もここで公演をやったことがありますが、同じ空間でCARATにまた会えて本当に嬉しいです。CARATのみなさん大好き!」と語りかけ、ニットの小さなみかんハットを頭に乗せたSEUNGKWANは「CARATちゃんのおかげで今日も幸せでした。これからもみなさんのブタミンになります。みなさんもいつも幸せでいてくださいね。成功は幸せの基準ではありません。幸せが成功の基準です!」と熱く語る。「今日もみなさんの笑顔を見ることができて嬉しいです。どうかみなさんお元気で。そして幸せなことがたくさんありますように。願っています」(WOOZI)、「本当に楽しくて幸せな思い出を積み重ねることができました。ここにいないメンバーたちにもこの素敵なエネルギーを分け与えたいと思います。いつも頼もしいリーダーでいたいと思います。ありがとう、大好き」とS.COUPSはファンミーティングへの参加が叶わなかったメンバーにも言及。「みなさんは僕の世界です。世界で一番愛した人、CARATちゃんです。お母さんお父さんごめんなさい。今日一日が僕にとって完璧なHOLIDAYでした。これからもみなさんの最高で最後のアイドルになります」とHOSHIがCARATへの決意をのぞかせると、DINOは「あらためてみなさんの大きな愛を感じることができました。みなさんが会場に足を運んでくださることの大切さを知っているので、それよりもっと大きな気持ちと愛でお返ししたいと思います」とCARATをいたわり、感謝を述べる。そして、「これから疲れて大変なことがあったとしても、このHOLIDAYで笑ったことを思い出して力にしてくれたらいいなと思います。いつもそばでたくさん応援してくれてありがとう。僕もCARATちゃんの力になれる存在として、これからももっと頑張るよ。おやすみー」(DK)、「今回のファンミーティングを通してみなさんから本当にたくさんの愛をいただきました。今年もみなさんにたくさんお会いできたらと思います。また会いましょうね」(THE8)、「時間が過ぎるのが本当にはやいです。5日間みなさんとお会いして、楽しいゲームもたくさんして、そして1位にもなってキャリアも作れました(笑)。このいいエネルギーでこれからも一生懸命頑張ります」(JUN)と、この日会場を埋めたCARAT、配信で観るCARAT、そして5日間のファンミーティングで向かい合ったすべてのCARATに言葉をかけると、CARATからはSEVENTEENをねぎらうあたたかな拍手が送られた。

「次の曲は僕が一番好きな曲です」とMINGYUが言うと、ミントグリーンに染まる会場に『Headliner』の壮大な「oh~」のシンガロングが響く。ここまでの楽しかった時間を噛みしめるように歌を届けると、「天気がいいー、CARATもいい、風もいいー、サラサラ……」(HOSHI)、「ちょっと待って? 風がサラサラ? まさか!?」(DINO)の寸劇から『Sara Sara』がスタート。花道へ出たメンバーたちは、今日この時間を一緒に過ごしたCARATへ感謝と愛を思い思いに伝えていく。そしてラストはHOSHIの「もっともっと盛り上がりましょう!」を合図にスペシャルアレンジの『Mansae』へ。メンバーのセクシーダンスなんかも挟みながら、全員で腕を揺らしながらサビを大合唱し、今日一日の締めくくりにふさわしいハッピーな空間が広がる。最後にはメインステージに集まって『Mansae』の壮観なシグネチャーダンスを披露し、客席からは待ってました!と言わんばかりの大歓声が上がり大団円を迎えたのだった。

「今年はまたコンサートで会いましょう」(S.COUPS)などと挨拶をしても鳴りやまない客席からのアンコールの声。メンバーたちが「何をもう1回?」「どんな曲」と訊く中、勢いよく花道に飛び出したHOSHIの「One! Two! 1!2!」の掛け声で、BGMの『Holiday』をそのままプレイしダブルアンコールがスタート! スペシャルな展開に客席が大興奮の中、それだけで終わらせないのがSEVENTEEN。ダメ押しの本日2回目の『Eyes on you』をドロップし、残りわずかなCARATとの時間を惜しむように花道を駆け回り、会場がひとつになってこの瞬間を楽しんだ。そしてメインステージにメンバーが集合すると、「Say the name! SEVENTEEN! ありがとうございました!」の挨拶でステージを後にし、約3時間半のSEVENTEENの心意気たっぷりな、花丸印の“HOLIDAY”の幕を下ろしたのだった。

(P)&(C) PLEDIS Entertainment

誰ひとりとして置いていかない。一緒に手を取り合って歩んでいく。それはSEVENTEENがデビュー以来10年間、音楽、ステージパフォーマンスを通して、あるいはグループそのもので示し続けてきた意思、そして伝え続けてきた愛だ。それがいかんなく発揮されたのが今回のファンミーティングだったように思う。5月26日にデビュー10周年を迎え、同日に5枚目のアルバム『HAPPY BURSTDAY』をリリースする彼ら。10年を経てもなお、とどまることを知らない彼らのエネルギーとCARATへの想いは、次はCARATをどこに連れていってくれるだろうか。11年目のSEVENTEENも目が離せない。

取材、文・中村 萌

Share

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

Today's Koyomi

今日の暦
2025.5.
24
SAT
  • 六曜

    赤口

  • 選日

    天一天上始め

天一天上の16日間は方位の禁忌がない期間とされます。他方、天一(鶴神ともいう)が渡り歩く44日間は5〜6日ごとに北東から時計回りに避けるべき方位が定められています。その信ぴょう性はともかくとして、一般的に言って衝動に流された行動は利が薄いか、デメリットのほうが多いものです。心に余裕をもっておおらかに。

Movie

ムービー

Regulars

連載