話題の映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。主人公は、ハリーたちが使っていた教科書(『幻の動物とその生息地』)の著者ニュート・スキャマンダーという設定だ。演じるのは、注目の俳優エディ・レッドメイン。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞を獲得し、『リリーのすべて』ではトランスジェンダーの役を演じ、高い評価を受けている。エディに、今回の役柄ニュートについて話しを聞きました。
「人間より魔法動物が好きな変人で、ちょっと短気でおっちょこちょい。まるでヒーローらしからぬ彼は魅力的なキャラクター。夢中になると他のことが見えなくなるところは、僕自身にも似ているしね(笑)」
今年の春にはパパになったというエディは現在34歳。デイビッド・イェーツ監督が「彼が持つ純真なオーラがキャスティングの決め手」と言うのも納得だ。スクリーンの中でも、無垢で繊細な心を持つ青年ニュートになりきって母性本能をくすぐってくれる。
「偏った性格が動きにも表れていると思わない? 独特だろ? ニュートは長い間魔法動物と共に生活して触れ合っているから、きっとああいう予想外の動き方をするんじゃないかと思っていろいろ研究したんだ。それに魔法の杖の振り方も。最初に杖を持った時、“ワォッ! どんな魔法を使おうか?”って子供みたいにはしゃいじゃった。その気持ちを忘れずに演じたつもりだよ」
奇想天外な魔法の数々もキュートな魔法動物たちとの出会いもファンタスティックでこよなく魅力的。
「素晴らしい現実逃避をさせてくれる素敵なツール。日頃の嫌なこともすべて吹き飛ばしてくれる、魔法の映画だよ」という、エディのお薦めコメントに、嘘はない!