知ったかぶり子とは、分からない話題が出ると、知ったかぶりをしてしまう人。知らないでいることが、カッコ悪い、恥ずかしいと思っている。プライドが高く、寂しがり屋に多いとも。土田さんは、そんな女性をどのように思っているのでしょうか。

僕の場合、知識や情報がゼロのときは、素直に「全然知らないです」って言います。ただ、僕が好きそうな話題なのに、実は知らない・忘れたっていう場合はどうするか。大好きなガンダムシリーズ、全部観たけど、そこだけ思い出せない…みたいな。相づちを打ちながら、そこに付随する情報を自分の中の引き出しから引っ張り出して、いかにも知っていたかのように振る舞うのは得意です。その場の雰囲気にもよるけど、うまく凌ぐのも会話術のひとつ。
そもそも、知らないことは、恥ずかしいことじゃないですよ。「知らない」と言える方が断然ラクですからね。年を取るほど言いづらくなるっていう人もいるけど、僕の場合は逆。若いときはプライドの高さが邪魔をしていたけど、オジサンになってからの方が素直になりました。
だからなのか、知ったかぶりな人は子どもだな~って思っちゃう。見つけたらすぐさま、「知らないよね?」「たとえば?」って攻めますよ。
自分でハードルを上げた分、そこに届くように、学んで、努力することを忘れずに!
※『anan』2016年11月29日号より。文・神保亜紀子(C)Steve Debenport
(by anan編集部)