岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「コント」です。
okazaki taiiku

3月に初めての自主企画イベント「TECHNIQUE」を開催しました。ゲストにさらば青春の光とCreepy Nutsをお迎えしました。初日がさらば青春の光で、まさか初の対バンライブの相手がコント師になるとは、僕も意外でした。でも、やはり生で見るさらばのコントはめちゃくちゃ面白かったです。みなさんは、プロのコントを生で見たことはありますか? やっぱり生で見るといいです。実際に目の前で演じてもらうことで、コントの芸術としての側面をぐっと感じられるようになります。お茶の間でTVで見ていたら気づかないようなちょっとした間だったり、声の大きさ、小道具などの使い方だとか…。ずっと腹を抱えて笑ってはいるんですけれど、いい作品を見たなという感動も一緒に味わうことができました。

リハも見させていただいて、やはり、こだわっている部分がミュージシャンとは全然違うんやなというのも発見でした。ミュージシャンだったら楽器の音量のバランスチェックをしたり、外音(客席で聞こえる音)がどんな感じで出ているか確認したりとかだと思うのですが、お二人がこだわっていたのはまったく違うところ。オチで照明をどう落とすか? 徐々に暗くするか、バチッと暗転させるか…などを照明さんとめっちゃ話していたり、出ハケのタイミングについてや、どれくらいで話しだすといいかなどを袖との距離感で計算されていたり。入念に準備をされていて、見ていてとても勉強になりました。

もっともコントで勉強になるなあと思ったのは、強弱の大事さですね。静かな部分と盛り上がる箇所はできるだけコントラストをつけたほうが、爆笑がより大きくなるんです。自分が面白いと思うことをひたすら打ち続けるんじゃなくて、さざ波のようにじわじわと期待させる部分もすごく大事だということ。僕も茶番込みのコントじみた楽曲をよくやっているので、これは参考にしたいと思いました。

森田さんに至っては、僕のライブを袖でずっと見てくれていて、それもうれしかったです。やっぱ芸人さんは袖で見るんやな、と思いました。マネージャーに聞いたら「ずっと、だはははははって笑ってらっしゃいましたよ」と言っていて、それがうれしかったです。面白いと思っている方に、面白いって言ってもらえることほどうれしいことはないですから。

おかざきたいいく 『おはスタ』(テレビ東京系)火曜日にレギュラー出演中。約3年ぶりとなるコンセプトアルバム『OT WORKS II』が好評発売中。

※『anan』2021年6月2日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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