人気若手俳優がラジオへの熱い想いを届ける青春群像劇。
――どんな役柄か教えてください。
西銘:アクトはラジオを届けたい想いが強くて、一生懸命動いて人の心を動かしていく行動力がすごいですね。それと、明るくて無邪気!
飯島:西銘と似てるかもね。
西銘:その通りでございます! 「西銘がいると現場が明るくなる」って言われたい(笑)。
飯島:ニガリは、父親のラジオ番組を復活させるという決意を曲げない強さを持っているので、頑固に演じました。
――男劇団 青山表参道Xのメンバーとして共演作品も多いお二人ですが、今回、新たに知ったことは?
西銘:飯島くんはバイクとかが好きでアウトドアのイメージだったんですけど、撮影の合間にゲーム機で遊んでいて、ゲームも好きなんだって初めて知りました。
飯島:共演したゆうたろうくんとやってました。西銘の新発見は…。
西銘:そうなるよね(笑)。僕って1日一緒にいれば全部わかっちゃう。ノーギャップ選手権なら1位!
飯島:今ってギャップがある方がモテるって聞くけど?
西銘:ノーギャップの時代が来ると信じて、今は耐えてる(笑)。
――昔気質の豆腐職人役のイッセー尾形さんの存在感も大きいですね。
西銘:台詞の重みを伝える言い回しや表情に圧倒されましたね。本当にいる人だと思わせる説得力もあって。
飯島:尾形さんがお芝居している背中を見るのが好きでしたね。一切無駄がなかったです。
西銘:尾形さんの芝居力の高さに震え上がって緊張した~!
飯島:僕は緊張しなかったんだよね。カメラが回ってないとこでは、近所にいるおっちゃんのように気さくに接してくださったおかげで。
――劇中歌として、「歌うたいのバラッド」などをカバーしていますね。
西銘:自分らしく、パワフルに歌ったつもりなんですけど、自分の歌が映画館で流れるのは照れくさいですね。試写ではマネージャーさん、聴かないで~って思ってました(笑)。
飯島:そんなに悪くなかったよ。僕は全然恥ずかしくなかったな。歌って生きてきた人生が出るじゃん?
西銘:さすが、飯島くん。歌詞みたいにいいこと言う!
にしめ・しゅん 1998年2月20日生まれ。沖縄県出身。2014年、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞。翌年、『仮面ライダーゴースト』で主演デビュー。ドラマ『Re:フォロワー』『コンフィデンスマンJP 運勢編』ほか、出演作多数。
いいじま・ひろき 1996年8月16日生まれ。北海道出身。2016年、『仮面ライダーエグゼイド』で主演デビュー。映画『ブレイブ -群青戦記-』が3月12日全国公開予定。出演する映画『未来へのかたち』が5月公開予定。
『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』 夢破れた10人の若者が、地元のラジオ番組を復活させようともがき成長する姿を描く。二人の他、阿久津仁愛、井阪郁巳、橋本祥平、深澤大河、ゆうたろう、板垣李光人、立石俊樹、醍醐虎汰朗らが出演。2/11全国公開。(C)2021「雨降ラジオ」製作委員会
※『anan』2021年2月17日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・有藤 萌(do:t) インタビュー、文・小泉咲子 衣装協力・A'GEM/9 .KOM
(by anan編集部)