『ラピュタ』『キングダム』の制作秘話も!? 調布で「シネマフェス」

エンタメ
2020.02.05
かつて日本中が映画に夢中だった。昭和30年代、年間観客動員数は約11億3000万人を記録。老若男女が映画館で泣き、笑い、手に汗握った。 その全盛期を支え「東洋のハリウッド」と称されたのが東京・調布市。今も日活調布撮影所、角川大映スタジオを抱え、美術、現像、プロダクションなど映画関連企業は市内に40あまり。いってみれば映画作りの精鋭が軒を並べる日本屈指の街。ここで昨年から始まったのが本映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」だ。

映画の作り手たちが秘める、熱い思いに出合う映画祭。

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注目は独自の賞の選考方法。市民、市内映画館の来場者による人気投票で、上位10作品をノミネート。それを映画の技術スタッフによる選考委員会が討議、受賞作を決定する。賞は全部で7つ。「撮影賞」「照明賞」「録音賞」など優れた映画技術に対して贈られる。スポットライトを浴びるのは普段、表に出ることのない技術者たち、作品の陰の立役者だ。

会期中は市内3か所でノミネート・受賞作を上映。制作スタッフによるトークショー付き上映会も。受賞者の感動のスピーチが聞きたいなら、29日の授賞式へ。映画にかける誰よりも熱い思いに胸打たれるはず。

最高の映画技術に出合える受賞作。

撮影賞『新聞記者』、照明賞『日日是好日』、録音賞『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、美術賞『キングダム』、編集賞『翔んで埼玉』を各技術スタッフが受賞した。

気になる制作秘話が飛び出すかも!?

トークショー付き上映会では、制作スタッフがゲストとして登場。人気投票の1位が選ばれる「作品賞」を受賞した新海誠監督作品の上映会、『天空の城ラピュタ』のスクリーン上映も。

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トークショー付き上映会

2月29日(土)『羅生門』©KADOKAWA1950

3月1日(日)『キングダム』

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©原泰久/集英社 ©2019 映画「キングダム」製作委員会

3月7日(土)『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』

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©2018映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会

3月8日(日)『アルキメデスの大戦』

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©2019「アルキメデスの大戦」製作委員会

2月29日(土)~3月8日(日)『天空の城ラピュタ』スクリーン上映 ※上映時間はウェブサイト参照。chofucinemafestival.com

3月8日(日)新海誠監督作品上映会
10時30分『雲のむこう、約束の場所』
15時30分『星を追う子ども』
※上映後、トークショー。
12時30分『秒速5センチメートル』

「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」 調布市文化会館たづくり 東京都調布市小島町2-33-1/調布市グリーンホール 東京都調布市小島町2-47-1/イオンシネマ シアタス調布 東京都調布市小島町2-61-1 トリエ京王調布C館 2月14日(金)~3月8日(日)当日券800円ほか TEL:042・441・6150

※『anan』2020年2月12日号より。文・松本あかね

(by anan編集部)

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