ここでは、相性UPのための“表情術”と“ボディランゲージ術”をご紹介!
【表情術】
「人と話す時の表情で、まずポイントとなるのが、顔の向きと視線。『あなたに関心がある』『話をちゃんと聞いている』ということが、この2つの表情で示せます。ただし、視線に関しては、合わせる時間によって意味合いが変わってくるので、気をつけて」
また、微笑みは相性UPの大きなアドバンテージに。
「作り笑顔ではなく、相手の話を聞いて自然に出てくるにこやかな表情。これで二人の距離がグンと縮まります」
なるべく相手にまっすぐ顔を向ける。
顔の向きは、相手に対する興味の度合いを示すポイントのひとつ。うつむいたり、顔を背けていると、警戒や疑念の合図に。必ずしも目を合わせていなくてもOKなので、顔はなるべくまっすぐを保って。
目を合わせるのは3秒まで。
相手の目を見るのは、うなずきと同じく「話を聞いているよ」というサイン。ただし、目を合わせるのは3秒まで。それ以上見つめると、咎めたり、疑ったりというマイナスの印象を与えるのでNG。
報酬の微笑みを身につける。
母親が笑うと赤ちゃんも笑うように、人は笑顔を向けられると、“ご褒美を得た”という心理が働く。そのため、相手が話している時には、微笑みを意識。相手は報酬が嬉しくて、もっと話したくなる。
【ボディランゲージ術】
ボディランゲージは、ある意味、サブリミナル効果的に活用。
「あなたを見ているだけで、相手の心になんとなく親しみがわいてくる手法。身ぶり手ぶりや手の姿勢で、その感情を相手に刷り込むことができます」
また、ボディタッチも親近感を与えるうえで有効な手法。
「触る場所さえ間違わなければ、女性でも男性でも、セクシュアルな意味なく、親しみが伝えられます。触り方は“トントン”と軽いタッチが◎」
相手の身ぶり手ぶりを真似する。
同調の法則は、身ぶり手ぶりにも応用可能。たとえば相手が自分の手を触ったら、あなたも自分の手を触るなど、同じ動作をしてみて。それが相手の心に無意識のうちに刷り込まれ、親近感に変わるはず。
常に手は「パー」のままに。
オープンな姿勢を示すことができる動作のひとつ。手を開いた状態にして、しかも手のひらを相手に見せると、“心を開いている”という表れに。手はひざではなく、机の上に置くなどしてアピールを。
手首の上~肩の下にボディタッチ。
ボディタッチで親近感を伝えるうえでのポイントは、普段から何かと接触が多い手首の上~肩の下の範囲に触れること。首元など体の中心に近づくほど、むしろ警戒心につながるので注意して。
渋谷昌三さん 社会心理学者、目白大学名誉教授。著書は『恋愛心理の秘密』(だいわ文庫)、『人を動かす心理学』(ダイヤモンド社)など多数。
※『anan』2018年8月1日号より。イラスト・小迎裕美子 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
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