秋元康が仕掛けるシアターボーイズプロジェクト「Cloud ten」始動!|「zero to ten」第1回

秋元康氏の「人はみんな、0から1になる瞬間のストーリーを目撃するのが一番面白い」という思いから生まれた新生ボーイズプロジェクト・Cloud ten。『既存の枠組みや限界を追い越して、Cloud nine(最高の幸せ)を越えるくらいの幸せ』という意味が込められているそう。 本連載では、昨年から実施されていたオーディションやレッスン、またお披露目イベントに至るまでを独占密着取材。ananでは彼らのONの姿、HanakoではOFFの姿をそれぞれに追うことで、0<zero>から始まったメンバーたちが『ten』になっていくまでの過程を伝えていきます。


応募資格は年齢のみ。何者でもないゼロ地点

プロジェクトは昨年6月から始動。オーディションの応募要項に記載されていたのは当時の満12~26歳の男性であることのみ。歌やダンスなどの経験の有無は一切問わないという幅広い基準を設けたことに対して秋元氏は「今は歌が上手、ダンスが上手、身長が高いなどといった本当に全てが完璧に揃っている男性アイドルが多いですよね。でも僕は、今こそもっといろいろなタイプのアイドルがいてもいいのではないかと考えているんです。だから最初はそれで一向に構わない」と言い切る。

「AKB48の歴史で言うと最初はセンターに立つことを『恥ずかしいです』と言っていた前田敦子が、AKB48選抜総選挙の結果を受けて『そうか、私はここで歌っていいんだ』と自信を持った。そこにライバルとして大島優子が現れて、あるいは、それまではアイドルを見る側だった指原莉乃が大分県から出てきて今度は自分がアイドルとしてパフォーマンスをする側になり、卒業してからはプロデュースをする側にも回った。彼女たちもまた、みんな最初は自分の人生に迷う何者でもない状態から始まっているわけですから。これから生まれるボーイズグループについても、今後ananで取材していただいた時に『あの頃は、ああ言ってましたよね~』と言ってもらえるような変化というか、ストーリーをいかに目撃していただけるかが、きっと今後の一番の見どころになってくると思います」(秋元氏)

その“目撃の場”として用意されたのが、2026年夏に東京・お台場で新設予定の専用シアター。約300席の空間で定期公演を行うことでプロジェクトのメンバーは日々実力を磨き、ファンはその成長をリアルタイムで見守ることができる。

「“この子は絶対に売れると思っていたんだよね”と感じた子のライブを実際に劇場に足を運んで観てもらったら、きっとさらに面白い目撃の毎日になると思っています。もしかしたら初めは10人程度しかお客さんがいない状態になるかもしれないですが、それがいつしか20人になり、40人になり、やがては80人になるかもしれない。そうした過程を共に目撃していくことこそが、きっと一番グループの人気を高めていくことにつながるんだと僕は考えていますね」(秋元氏)

講師陣も涙した、合宿審査での成長と絆

オーディションは2次審査で400人から100人ほどに絞られ、3次審査では栃木県のとある施設で合宿を敢行。前半と後半の2段階に分けての審査が行なわれた。前半合宿では候補生たちに歌とダンスそれぞれの課題曲を与え、4日後の最終日までにどれだけ腕を磨けるのかを実施。レッスンはおよそ10人ずつ計11組のグループごとに行なわれ、技術や課題に取り組む姿勢、協調性なども密かにジャッジされた。

指導にあたったボーカル講師のひとり・しらスタさんは「候補生の大半がこれまで一度もステージに立ったことがない子たちで、才能のあるなし以前に、スポーツを始めてない子が甲子園に行きたいと言っているような状態だったんです。だから正直、『君はやめといた方がいいんじゃない?』って思うこともありました」と語る。

そんなある種、前途多難な中で始まった前半合宿だったものの、日数を重ねるにつれてリーダーとして率先して動く者や積極的に質問をする者、また驚くべき伸び代を発揮する者などが続出。最終日のパフォーマンス発表時にも自然と円陣を組んだりグループ全体がよく見えるようなオリジナル演出を加えたりと、しらスタさんから「この子すごかった…! 審査、難しくない!?」との声が漏れるほど選考に時間がかかることになった。

それでも苦渋の決断の末に数十人がこの段階で脱落し、残ったメンバーは年始早々の後半合宿へ。そこでも新しいグループ編成でレッスンが行なわれるが、与えられた課題曲はなんと、秋元氏が今回のオーディションために書き下ろした新曲。事前に課題曲を頭に叩き込んだ上で合宿に挑んだ候補生たちの目は真剣そのもので、ダンス講師のTAKAHIROさんは「人は短い期間でこんなにも成長できるんだなと改めて感じた合宿審査でした」と振り返っている。

また、しらスタさんと共にボーカルレッスンにあたっていた講師の後藤ゆうやさんも「正直“誰ひとり落としたくない”という気持ちが強かったです。私はオーディション後に号泣したんですが、それほど0からの成長過程を一緒に見守り育てていくということに、とても充実感を覚えていたからだと思っています。これでレッスンの合間に何も聞きに来ないようなやる気のない子たちだったら“もう好きにして”って感じなんですが、それどころかみんなが一生懸命で、質問が途切れることがなかった。気付けば自分たちも彼らのファンになっていました」とコメント。その言葉通り最終日のパフォーマンス披露はどのグループも完成度が高く、踊り終えたあとに嬉しそうな笑みを浮かべる者や、候補生同士でガシッと握手を交わす光景も。

30人の原石が集結した「Cloud ten」

そしてこの後半合宿でも長時間にわたって選考が行なわれ、最終的に残った候補生は40人。

これで晴れてオーディション合格…と思いきや、1月中旬からは都内スタジオでの本格的なダンスレッスンがスタート。そこでのセレクションを踏まえた上で、さらに人数が絞られることに。ほぼ毎日行なわれていた同レッスンでは、体幹トレーニングやアイソレーションなどといった基礎からの動きがあらためて徹底的に教え込まれ、地方出身者は泊まり込みで参加。

関係スタッフからは「もう本当は誰も落としたくないんですけど…」との声がこぼれるほどの絆と一体感が生まれる中で最終的に30人が選出され、新ボーイズプロジェクト・Cloud tenが誕生した。

さまざまな課題を乗り越えて見事ステージ衣装に身を通す30人は、今後はまず顔と名前を覚えてもらうことも兼ねた全国行脚のお披露目イベントへ。2026年夏からは専用シアターでの定期公演を行いつつ、やがてはアリーナ・ドームツアーの開催を目指して活動していく。

この連載では今後もCloud tenメンバーのプロフィールやお披露目イベントの密着レポートなどを紹介。まだまだ原石、けれど可能性は無限大な30人の中には、きっとアナタがビビッ! と来る新しい“推し”がいるはず。

ぜひとも0から始まるストーリーに注目してみて。

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周りの空気に流されて、⼼にもないお付き合いをしていませんか。今は⾃分を安売りしたり、⽬先の得にこだわったりするのは禁物です。違和感を無視しないようにして、⼼の中の⽢えを潔く⼿放すことで状況は晴れ上がってくるでしょう。⾃尊⼼を持ち、誠実さを軸に据えることで、本当に守るべき⼤切な絆が⾒えてくるはずです。

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