骨格別ボディメイクで気になる悩みを解消しよう!
骨格診断とは、肉づきや肌の質感などから体型を分類する診断のこと。自分の骨格タイプがわかると似合う服が見つけやすくなる、おしゃれが楽しくなると今話題のメソッド。
「誰かが着ていて素敵だと思った服でも、自分が着るとなぜか太って見える、痩せて見える、なんてことありますよね。その“なぜ”を言語化したのが骨格診断です。診断では、骨格をストレート、ウェーブ、ナチュラルの3タイプに分けるのが一般的。骨格タイプが分かれる原因は明らかになっていませんが、遺伝のほか、姿勢や運動習慣など後天的なものも影響していると考えられます」(イメージコンサルタント・Rinaさん)
たとえば、ストレートタイプが悩みがちな前ももの張りは、実は姿勢が影響していて、反り腰になることでその悩みを助長させているのだという。
「そこでRinaさんと僕が開発したのが、骨格タイプ別のボディメイク法です。姿勢のクセや筋肉のつき方など、骨格タイプごとの特徴に合わせてエクササイズやストレッチをすることで、正しい姿勢をキープできるようになったり、より美しいボディラインを作れます」(姿勢改善トレーナー・SHOTAさん)
TEST
次の12の質問に、A・B・Cの3つの選択肢の中から、自分の体の特徴にいちばん近いものを選んでチェックしてください。判断がつきにくい場合には、まわりの人の体と比べてみるのがおすすめ。
Q1、ヒジの内側あたりの肌の特徴は?
A、筋肉質で、弾力やハリがある。押した時にプリッと跳ね返ってくるような質感。
B、ふわふわと柔らかくマシュマロのような肌。しっとりとした質感。
C、筋肉よりも皮っぽさを感じる。マットでサラッとした質感。
Q2、首の太さと長さはどれが近い?
A、太さがあって短め。首から肩にかけての距離も短め。
B、細くて長い。肩にかけてのラインはなだらか。
C、筋張った印象。肩にかけてのラインが直角に近い。
Q3、くびれや胴の長さは?
A、くびれは目立たない、もしくは「く」の字にカーブしている。胸下から骨盤までの距離が近い。
B、なだらかなくびれがある。胸下から骨盤までの距離が長く、くびれが目立つ。
C、くびれはあまりなく、上半身から下半身までのラインが直線的。
Q4、バストの特徴は?
A、バストトップは高め。胸に厚みがあり横から見ると立体的。デコルテ~バストトップのラインが直線的。
B、バストトップの位置は低め。胸板が薄く、デコルテ~バストトップのラインがえぐれている。
C、胸に厚みはあるが肉感的ではない。デコルテ~バストトップのラインが直線的になりがち。
Q5、肩まわりの特徴は?
A、肩の骨感は目立たない。肩から腕にかけて筋肉質でガッシリと見える。
B、肩に触れると大きくないものの骨を感じる。肩のラインは平行orなで肩気味。肩幅は狭めで華奢な印象。
C、肩の骨は全体的に大きく、筋肉は少なめで骨っぽさが目立つ。いかり肩もしくは肩のラインが平行。
Q6、お尻まわりの特徴は?
A、お尻は立体的で、厚みと高さがしっかりある。
B、立体感がなく、平面的で薄い。なだらかな曲線になっていて下にボリュームがある。
C、立体感や厚みはなく平面的。横から見た時に骨盤の厚みを感じる。
Q7、太ももの特徴は?
A、前ももの筋肉が硬く張っている。正面と横で見比べた時、横から見た時に太く見える。
B、外側の太ももの張りが目立つ。横から見るよりも正面から見た時に太く見える。
C、太さはあまり目立たない。
Q8、ヒザ&ふくらはぎの特徴は?
A、ヒザの皿は小さめ。ふくらはぎは筋肉質でふくらみがしっかりある。
B、ヒザの皿は小さめで、ふくらはぎのふくらみはあまり目立たない。
C、ヒザの皿が目立つ。全体的に外側に張っていてO脚気味。ぽっこりとふくらんだ、いわゆる「ししゃも脚」。
Q9、腕の特徴は?
A、手首はキュッと引き締まっている。筋肉がついていて弾力を感じる。
B、筋肉は少なく柔らかい。太さが一定。
C、全体的に細いが、手首やヒジなど関節部分の太さが目立つ。
Q10、足の大きさ・足首の特徴は?
A、足のサイズが小さめ。足首はキュッと引き締まっている。
B、足のサイズは小さくも大きくもない。足首からふくらはぎにかけて太さが均一。
C、足のサイズが大きめ。足首の骨感が目立ち、くるぶしの骨もしっかり出ている。
Q11、鎖骨の特徴は?
A、あまり目立たない。
B、鎖骨は出ているが、骨が細く華奢な印象。
C、太くてしっかりしている。
Q12、全身のバランス・見た目で気になっている部位は?
A、上半身の厚み、反り腰など。
B、下半身のボリューム感。
C、猫背やO脚。
A~Cの数を数えて、チェックの数がいちばん多かったものがあなたの骨格タイプです。
Aが多かった人…骨格ストレート
Bが多かった人…骨格ウェーブ
Cが多かった人…骨格ナチュラル
2つのタイプで迷った時は…
骨格ストレートと骨格ウェーブで迷った時…
くびれや胸に注目。胴が長くてくびれがゆるやかならウェーブタイプ、胸板に厚みがあってボリューミィならストレートタイプ。
骨格ウェーブと骨格ナチュラルで迷った時…
鎖骨や肩甲骨、肩の骨などを触ってチェックして。肉より骨のゴツゴツした感じが強ければ、ナチュラルタイプ。
骨格ナチュラルと骨格ストレートで迷った時…
体を横から見た時、ヒザが大きく出ていて目立つならナチュラルタイプ、ヒザが目立たなければストレートタイプ。
骨格ストレート
- 肩から首の筋肉が目立つ。
- 太ももはむっちり筋肉質。
- 首が短め。
- 胸が厚く立体的で鳩胸気味。
- ヒップが出ていて立体的。
- 前ももの張りが目立つ。
- 足首はキュッと引き締まっている。
- 足のサイズが小さめ。
骨格ウェーブ
- 肩はなで肩気味。
- 太ももの外側に肉がつきやすい。
- 胸板が薄く、胸のラインがえぐれ気味。
- 肌質がふんわり柔らかい。
- ヒップが平面的で薄い。
- 横から見た時の方が太ももが細く見える。
骨格ナチュラル
- 鎖骨が太い。
- 太ももは細め。
- 肩は骨感が目立つ。
- 胸は厚いが肉感的ではない。
- ヒップが平面的。
- ヒザの皿が目立つ。
- くるぶしが目立つ。
- 足のサイズが大きめ。
Rina Saikiさん イメージコンサルタント。イメコンサロン「Colorcle」代表。顔タイプ診断、パーソナルカラー診断なども行う。SHOTAさんとの共著『骨格タイプ別ボディメイク』(Gakken)が話題に。
OGIHARA SHOTAさん 姿勢改善トレーナー。パーソナルトレーニングジム「Us Flow」代表。理学療法士として病院で勤務したのち、独立。Rinaさんのサロンと共同で開発した「骨格パーソナルトレーニング」の指導も。
※『anan』2023年11月1日号より。イラスト・辻野清和 取材、文・風間裕美子
(by anan編集部)