最近のお仕事リップはローズベージュが基本。
鮮やかな切り口のトークが支持されているヒコロヒーさん。その破天荒な生き様も話題だけれど、美容に関しては堅実なコツコツ派。
「ホットタオルで毛穴を開いてメイクを落とし、氷水で締めるのがルール。面倒ですけどね(笑)」
リップメイクに関しても、唇への負担が少ないものを選ぶという。
「若い頃は赤リップが好きでしたが、驚くほど似合わなくなってきて。唇の皮も弱いので、今は荒れないことが最優先に。淡いローズベージュを塗ることが多く、刺激が少ないクリニークを愛用中」
一方で、絵画鑑賞を趣味に持ち、なかでも19世紀印象派をこよなく愛するというだけあって、色彩へのこだわりを感じさせる部分も。
「日常でも浮かない程度の青の色みが出る、ロレアルパリのユニコーンを衣装に合わせて使うことも。水色やオレンジベースのマットリップも挑戦してみたいです」
【1】スルスルとのび広がるなめらかマット 賞
ドルチェ&ガッバーナ ビューティ「ザ・オンリーワン マット ラスティング リップスティック 240」、「ザ・オンリーワン キャップトゥコンプリート#1」
高級感が漂う口元をメイク。
上質なマット唇に仕上がるモードなベージュピンク。リップケア成分を配合し、塗り心地もスムーズ。別売りのキャップはカスタマイズが可能。「スティックタイプだけど重くなくて塗りやすい。ひと塗りでしっかり発色してくれるから、点で置いて“ンマンマ”するくらいでめちゃくちゃマットに仕上がります」。リップ¥4,840 キャップ¥1,760 共に9/22発売(ドルチェ&ガッバーナ ビューティお客さま窓口 TEL:0120・500・722)
塗るとテンションがアガり気合を入れたい日にぴったり。「DGのロゴが目立つので、気分を高めたい時にこれを持っていたら戦闘モードにしてくれそう。色持ちが良くて落ちにくい点も◎」
【2】潤いと輝きに満ちた濃密なツヤめき 賞
M・A・C「ラスターガラス リップスティック ピー ディー エー」
リッチなツヤで色っぽ唇に。
ホホバオイルをはじめ、唇を潤しながら整える保湿成分をたっぷりIN。ガラス細工のようにリュクスな輝きを放つ唇に。赤みの強いレンガ色は、口元だけでなく顔全体の血色感アップにお役立ち。「つけ心地が軽くてツヤも程よく出るので、塗ると気分が良くなります。私は紅をさすと老けて見えるタイプの顔なのですが、さらりと塗った後に軽くティッシュオフするとちょうどいい色みに」。¥3,630 M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス)TEL:0570・003・770
「発色がいいので1本で顔が華やぐし、軽さがあるから他の口紅とレイヤードも良さそう。嫌みのないシンプルなデザインも好き」。発色&軽やかさを両立し単色使いも重ね塗りもOK。
【3】ソフトなつけ心地が続くふんわり質感 賞
トゥー フェイスド「パワー プランピング リキッド リップスティック ギブ エム リップ」
立体感も叶う柔らかマット。
ほんのり温かみを感じる使用感と贅沢なスキンケア成分で、ふっくら唇に導くリキッドリップ。ぼかしこんだような柔らかいマット感で、色持ちもバツグン。甘さを抑えたヌードベージュは、凛とした女性らしさを表現してくれるカラー。「この質感、私にはめちゃくちゃちょうどイイです。ほんの少しつけるだけでもマットな質感と色みがハッキリ出てくれるので、コスパも良さそう」。¥3, 190(トゥー フェイスドお客様相談室 TEL:0570・003・770)
ハゲたり色落ちしたりせず色と質感が長時間キープ。「しっかりマットで“今日は絶対マットで行きたいんや”って日にうってつけ。こういう甘めのデザインが1本あってもいいかも」
Hiccorohee 1989年生まれ、愛媛県出身。ピン芸人として幅広いメディアで活躍。エッセイ集『きれはし』(ele‐king books)も発売中。香りへのこだわりが強く、他誌でコレクションを披露したことも。
※『anan』2021年9月1日号より。写真・五十嵐 洋(商品) スタイリスト・大島有華 文・真島絵麻里
(by anan編集部)