WITHコロナ時代の美容家電の賢い選び方。
コロナ禍により、生活スタイルだけではなく、美容への意識も変化したといわれる一年。家電女優の奈津子さんに話を伺った。
「タレント仲間や友人たちも、エステに行けないからとおうち美容にシフトした人が多く、おすすめの美容家電を知りたいという声が。家電量販店の人によると、やはり家庭用の美容家電の売り上げが伸びているそうです」
スキンケアが重視され例年以上に美容家電への関心が高まったようだが、いざ買うとなると安くはない買い物だけに、何を買えばいいかわからない人も多いはず。
「まずは自分が何に悩み、どの機能を求めているのかを明確にしましょう。あれこれ搭載された高機能タイプは即効性も期待できますが、そのぶんやはり価格も上がります。パーツケアなど単機能に絞れば、比較的安価でお手入れも続けやすい。今はレンタルサービスもあるのでお試しするのも賢明」
STOP THE マスク老け! 緩んだ顔のケアは時短&即効性で叶える。
対面して話す機会が減ったり、口や頬の動きが制限されるマスク生活で、みんなが真っ先に気になったのが顔の下半分のたるみ問題。
「使わない表情筋が衰えて、フェイスラインがもたつくように。マスクを外したときのギャップに驚いた人からケアを始めているようです」(奈津子さん)
たるみ対策は、EMSとラジオ波のW使いで効果倍増。
「ラジオ波で脂肪を温めて柔らかくしてから、EMSで鍛えると効率的。私もEMS歴4年くらいですが、使っていなかった20代よりたるみがなくなって効果を実感」
ヘッドホン感覚でスマートにケア。
CORE FIT『フェイスプレイヤー』
種類:EMS
見た目印象を左右する口元や眼輪筋などにダイレクトにアプローチできるヘッドホン型EMS美顔器。週に2回10分間の使用で、コリや血流を改善してリフトアップ効果が。ディープオレンジは限定色。全2色。¥39,800(コアフィット http://core-fit.jp/)
1回15分で顔の下半分の表情筋にアプローチ。
ベルシーダ『EMS フェイスライン』
種類:EMS、LED
EMSのほか、温感、振動、LEDの組み合わせで、ストレッチやハリケアなど5つのモードを搭載。EMSは6段階で調節可能。モードの切り替えやレベル調節が簡単に操作できるコントローラーつき。¥7,500(サン・スマイル TEL:03・3505・4430)
顔の筋肉を鍛える&ほぐすケアで効果的な顔トレを実現。
YA‐MAN TOKYO JAPAN『メディリフト』
種類:EMS
リフトケアのために必要な鍛える、解放する、2つの異なるアプローチを叶える。大頬骨筋と小頬骨筋をトレーニングすることでリフトケアし、咬筋を緩めることでこわばりを取って小顔印象へ。奈津子さんも愛用中。¥25,000(ヤーマン TEL:0120・776・282)
フェイスラインにハリ感を与え引き締めてくれる。
パナソニック『RF美顔器 EH‐SR73』
種類:ラジオ波、超音波
肌にぴったりフィットするフラットなヘッドトップで、しっかり引き上げながらリフトケア。じんわり温かい温感機能つき。お気に入りのスキンケアコスメを使える点もうれしい。¥43,000前後*編集部調べ(パナソニック TEL:0120・878・697)
肌の組織力、代謝力、免疫力を5分間で効率的に活性化。
リファ『リファビューテック レイズ』
種類:ラジオ波、超音波、LED、マイクロカレント
毛穴汚れを除いてマイクロカレントで肌表面を整えたあと、異なる3つの周波数のパルスで肌本来の力を目覚めさせる。独自の導入技術PIを搭載。¥38,000 別売りの美容液と併用すればより効果的。C.P.セラムリフト50ml¥4,364(MTG TEL:0120・467・222)
主な美容家電の種類
EMS…Electrical Muscle Stimulationの略。外部からの電気刺激により筋肉を鍛えること。引き締め、代謝アップ、血行促進も期待される。
ラジオ波(RF)…高周波の電磁波のことで、Radio Frequencyの略。体の深部まで温めて代謝をアップ、脂肪を柔らかくするなど、美容クリニックでも人気の技術。
超音波…1秒間に何百万回もの振動を発生させる。クレンジングしたり、細胞を活性化して肌にハリを与えるなど、周波数によって効果が異なる。
マイクロカレント…生体電流と同じようなレベルのごく弱い電流で、体感的には刺激なし。細胞を活性化させて自然治癒力を高めることで、美肌へ。
LED(光)…肌に有害な紫外線を含まないので、肌ダメージを与える心配がない光。赤色は肌の弾力アップ、青色は皮脂分泌を抑制してキメを整える効果が。
奈津子さん 家電女優。家電製品アドバイザーゴールド等級保有。自宅にある家電は150台近くも! YouTubeチャンネル「奈津子の家電クリニック」で家電をレビュー中。
※『anan』2021年3月24日号より。写真・多田 寛 取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)