「香りは記憶との結びつきが強いため、どんな香りを纏うかによって自分のイメージをセルフプロデュースすることができます」と言うのは、香水コーディネーターの牧野和世さん。
もし誠実な好意を抱いてほしいなら清楚で優しい香りを、気になるあの人と距離を狭めたいならフェロモンを感じる香りを、色っぽい自分にしっとりと浸りたいならローズの香りをオン。目的に応じて香りを纏うことで、相手の脳へダイレクトにアプローチできる。
「香りだけでももちろん有効ですが、女性らしい所作や柔らかい笑顔を合わせることで色気は倍増させられます」
気分や印象を変えることのできる香りだが、体温や湿度が高いと想定以上に強く香ったり、香り方が変化してしまうため、正しいつけ方や場所を守る必要がある。そこで今回は、基本の香りの纏い方をご紹介。
“さりげなさ”が重要。外出の30分前にオン。
男女の嗅覚には大きな違いがあり、日本人女性は「生乾きの香り」に嫌悪感を、日本人男性は「強い香水」を臭いと感じる傾向に。強すぎる香水は“香害”といわれることもあるため、甘さやスパイシーさの強い香水は出かける30分前につけるのが適切。つけ直す時も、人と会う30分前が基本。しかし湯上がりを連想させるシャンプー系の香りは、さりげなく香りやすいため直前につけてもOK。
洋服の背面や髪の毛の先、足首につけて香りをキープ。
湯上がりや洗濯物など、“日常に感じるいい香り”の延長線上に香水をつけると自然な色っぽさを演出できる。例えば、シャンプー系の香りは髪や首筋に、洗剤っぽい香りは洋服と相性抜群。日本人男性は甘さや重みのある香りをダイレクトに感じると“香水が強すぎる”と思うため、スカートや足首などの下半身に仕込むのが正解。動いた時に下からふんわりと立ち上るくらいが、好感を持たれるコツ。
軽い香りは上半身に、重い香りは下半身に。
香りは汗や体温で変化しやすいため、汗をかきやすい場所を避けてつけるのがベター。生物学的に、男性は去り際の香りを覚えていることが多いといわれ、すれ違った時にふわっと香る背中や、動きによって香りを放つ毛先につけるのが有効。香りを足首の内側に仕込んで、気になる人とのデート中に脚を組み替えたり足首をこすって香りを漂わせるのもおすすめ。
牧野和世さん 香水コーディネーター。美と健康のプロ集団「福美神」を主宰する美容のスペシャリスト。数々のメディアで活躍し、著書に『キレイもかわいいも思いのまま!1秒でモテる香水テクニック』(KADOKAWA)が。
シャツ¥16,000(アッシュスタンダード/サンエー・インターナショナル TEL:03・6748・0350) ピアス¥15,000(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777) スカート¥24,000 キャミソール¥3,800(共にデミルクス ビームス/ビームス ハウス 丸の内 TEL:03・5220・8686)
※『anan』2019年10月23日号より。写真・Nobuko Baba(SIGNO/モデル) スタイリスト・武政 ヘア&メイク・George モデル・甲斐まりか 取材、文・三谷真美
(by anan編集部)
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