「体芯」とは、体芯力トレーナーの鈴木亮司さんによると、大腰筋(だいようきん)とその周りにある筋肉を指すそう。大腰筋は、体の奥の方にあり、体を支える軸となる筋肉。この体操で狙うのは、まさにココ。ただし、鍛えるのではなく、柔らかくするのが、全身を引き締めるうえでの近道に。
「体芯ねじり体操は、大腰筋を柔らかくすることがポイントです。大腰筋は、上半身と下半身を唯一つなぐ全身の要となる筋肉。周りの筋肉との連動性も高く、大腰筋がしなやかに動くことで、体のあらゆる部位が動かしやすくなります。ひいては活動量が上がって、自然と体が引き締まるのです」
大腰筋を柔軟にするコツは、動きに“ねじり”を加えること。
「体の深部にある大腰筋をはじめとする全身の筋肉のほとんどは螺旋状についているので、体をねじることで全身のストレッチが可能に。歩く時もねじりを意識するだけで効果的な運動になります」
まずは簡単な体操からやってみよう。
“脇腹”に効く! 三日月シェー
体芯ねじり体操は、これまで運動経験がない人でもできるくらい簡単なものばかりだけれど、まずは練習も兼ねて、とりわけ初心者向きの「三日月シェー」にトライ。これは脇腹をシェイプする体操で、手を頭上とお腹の前にセットする“シェー”の時に上半身をねじるのがポイント。脇腹に加え、その奥の大腰筋もストレッチできる。ポーズの見た目が美しいほど効き目がアップするので、鏡で確認しながら行うのがおすすめ。
1.肩幅くらいに足を開く。つま先は少し外向きに。
まずは、足を肩幅くらいに開くところからスタートしよう。つま先は、少し外に向けると体が安定して立ちやすい。肩の力は抜いてリラックス。
2.右手をお腹の前に、左手を頭の上にセット。
この時、右手のひらは上に、左手のひらは下に向ける。ポイントは肩が上がらないように注意すること。息を吸いながらこのポーズをとる。
3.を遠くに引き合い、上半身をねじる!
息を吐きながら、右腕を左に、左腕を右にできるだけ伸ばし、腰を左へ押し出す。3秒キープし、1の姿勢に戻る。逆も同様に行おう。右の肋骨と骨盤を近づける意識が大事!
NG! 体や顔が横を向いてしまう。
この体勢では、脇腹が伸びないので、いくらねじっても大腰筋が鍛えられない。体と顔は必ず正面を向けたまま、シェーのポーズをとること。
鈴木亮司さん 体芯力トレーナー。「たんれん塾」塾長。著書に『体のたるみを引きしめる! 「体芯力」体操』(青春出版社)がある。
ブラトップ¥4,900 ショーツ¥3,900 タイツ¥7,900(以上GapFit/Gapフラッグシップ原宿 TEL:03・5786・9200)
※『anan』2018年10月24日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・莉帆(ナウ.ファッション.エージェンシー) イラスト・山中玲奈 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
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