恋愛に必要なのは会話力より沈黙力?? 男性脳から見る男の本音

2017.3.1
感じる力は女性より鈍いかもしれないけれど、男性脳にだって強みや魅力がある。空間認識能力、数学的思考に長け、物事の問題点を見極め、即座に解決に導こうとする。あなたの愛する人の脳は、女性には見えない広い世界、壮大な宇宙まで見つめている。

男性脳の特徴について脳科学コメンテーターの黒川伊保子さんに教えて頂きました。

恋愛脳

恋愛対象の間口が広い。

生殖リスクの少ない哺乳類のオスは、自分の遺伝子を多く残すためバラマキ戦略をとる。

「恋愛ターゲットはかなり広く、目の前の女性が著しく発情すれば、つられて発情するほどの鷹揚さがあります。男性が“つかの間の恋”にいつでも対応できるのは、そのせい」

浮気は嬉しくないが、女性と違って、恋愛感情がいきなり冷めることも少ないのだそう。

「だから、ちょっとした言動で、男性に嫌われたらどうしようと悩むことは無用です」

沈黙で癒される。

男性は時にボーッとしていて、女性の言葉にすぐ反応してくれないことがあるけど、これは脳のリフレッシュにとって大切な時間。

「女性に比べてしゃべることが苦手で、むしろストレスの原因にもなる男性脳は、言語機能を休ませる時間が必要。無言でボーッとしていると、左右脳の連携が断たれ、それぞれを深く広く使え、脳全体を活性化させられるのです。彼が問題を抱えているときは、言葉を引き出そうとしないことが思いやりです」

切り替え型。

男性脳は残念ながら、一度にいくつものテーマを取り扱うことができない。

「マルチタスクをこなせる女性とは違い、男性の場合、思考のテーブルには一度に1つずつしか題材を乗せることができません。そのため、仕事とプライベートの切り替えに何十分もかかるほど。例えば、女性は3分に1回は大切な人を思い出しますが、男性は違います。仕事中にメールを送って、彼がなかなか返事をくれなくても仕方ないことなのです」

黒川伊保子さん 脳科学コメンテーター、「感性リサーチ」代表。人工知能の研究に従事したのち、世界初の語感分析法を開発。『女は覚悟を決めなさい』(ポプラ社)、『恋愛脳』(新潮文庫)など、著書多数。

プルオーバー¥3,900(センスオブプレイス/センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店TEL:03・6433・5548)

※『anan』2017年3月1日号より。写真・倭田宏樹(TRON) スタイリスト・武政 ヘア&メイク・浜田あゆみ(MELANGE) モデル・HAL 文・板倉ミキコ

(by anan編集部)

【人気記事】
結婚と何が違う? “事実婚”の真実!
坂口健太郎が女子中学生から受けた指摘とは? 意外な事実発見…
“嫌婚”だけど好きな人と一緒にいたい…変わりゆく結婚観