何気ない歯磨きタイム、骨盤回して“美くびれ”GET!
歩く、歯を磨く、信号待ち…日常の動作を少し強化するクセが、一日の運動強度を確実にアップします!
体を動かす習慣がなかったり、逆にスポーツが得意で普段は何もしなかったり…という人も多いのでは?
「ハードルの高いところからいきなりやろうとすると、失敗しがちです。まずはできることから始めて、徐々にアップグレードしていくのが続けるコツです」(アンチエイジングドクター・日比野佐和子さん)
日頃の動きを変えたり、簡単な動作を足すだけでも確実に変化が。
「エクササイズのための時間をわざわざ作るのではなく、歯みがきや通勤時など、日々の生活のなかで必ずやることとセットにすると、すんなりと習慣化できますよ」(ダイエットアドバイザー・本島彩帆里さん)
歯みがき中は骨盤を回す。
少なくとも1日2回は行う歯みがきは、絶好のすき間時間。歯みがきをしながら、上半身は固定し、下半身を大きくぐるぐる動かして、くびれ作りを。「今日は面倒だな、というときは1日1回でも構わないので、やってみることが大切。ドライヤーをかける時間なども上手に利用してみてください」(本島さん)
片足を斜め後ろに上げる、ヒップアップエクササイズも効果的。
信号待ちで片足立ち。
信号を待っているときなど、手持ちぶさたな時間も強化タイム。
「片足を軽く上げてバランスをとり、お尻やお腹に力を入れて背筋を伸ばし、その状態をキープ。体幹が鍛えられるだけでなく、集中力もアップするので、仕事の合間などにもオススメです。足を上げなくても、片足を後ろに引いて、一直線にそろえて立つだけで、ヒップアップや美脚効果がありますよ」(本島さん)
立つときはお尻を締めて。
キュッと締めるのは、お尻の穴の括約筋という筋肉。
「ここはウエストのくびれに直結する腹横筋と連動しているため、お尻の穴を締める習慣をつければ、自ずとウエスト痩せにもつながります。また、括約筋を鍛えると脊髄が安定して、上半身の姿勢が整います。それにより呼吸が深くなって、使えていなかった筋肉が活性化。代謝が上がり、痩せ体質になるでしょう」(コンディショニングトレーナー・牧野講平さん)
立ち上がるときには重心を意識。
重心は“前”にのせることが、お尻や太もも痩せの秘訣。
「ただ、日本人は床に座る生活だったこともあり、後ろに重心をのせがちです。そうなるとお尻や太ももの筋肉がうまく使えず、太くなったり、たるむ原因に。椅子から立つときは、少し前かがみになり、前側に重心をのせること。イメージは靴紐の位置に体重をのせる感覚です。すると、後ろの筋肉が使えるように」(牧野さん)
ヒールの高さの違う靴を履く。
パンプスでもスニーカーでも、日常では履きやすい靴の出番が自然と多くなってしまう。「ヒールの高さが違うと、バランスをとるのに使う筋肉も違ってきます。毎日、靴を履き替えるだけでも自然と“プチ筋トレ”ができてしまうんです」(日比野さん)
もちろん、自分の足にフィットした靴であることが鉄則。歩き方や姿勢を意識して、どんな高さでも美しく歩けることを目指そう。