この2年で大きく成長したgo!go!vanillasが、新曲『おはようカルチャー』をリリース。
「去年、ツアーを回って、お客さんも含めて自分たちのあり方をいろいろ考えることができ、バンドもすごくいい状態だったので、今後ライブの柱になるアンセム曲を作ろうというプランがありました」(牧)
そのためにプロデューサーとして迎え入れたのが、ストレイテナーのホリエアツシさん。
「みんなストレイテナーのファンですし、将来、僕らが成熟したバンドになったとき、ああいう存在になりたいという目標でもあります。今後バニラズの柱になるような曲を、ホリエさんと一緒に作りたいと思い、お願いしました」(牧)
依頼されたホリエさんも「バンドの一員になったつもりで、持ち味と探究心を共有した」と話す通り、5人目のメンバーのごとく、お互いをリスペクトしながら曲を完成させた。
「いつものバニラズでいいんだよ、という感じで、むしろ自由に自分の引き出しを出せたと思います。曲作りの途中で叩いたドラムを気に入ってくれ、それ採用! みたいな。現場で生まれるアイデアを大事にしてくれました」(セイヤ)
「そうそう、これどうですか? と弾くと、いいね! って、笑顔で受け止めてくれるので、安心感がありました。音のこと以上に、マインド面を整えてくれて、楽しいレコーディングでした」(プリティ)
ワクワクするような4人の力強いコーラスから始まる「おはようカルチャー」。彼らの願い通り、ファンも一緒に合唱できるエターナルなロックンロール・アンセムになった。
「前々から僕がこのバンドで表現したかったのは、楽器はもちろん、声のパワーをもっと出すことでした。4人とも歌えるし、バンドの結束力を示せるコーラスワークを、この曲で聴いてもらえて嬉しい。人間の発する声はインパクトがあるし、より人々に届くと思います」(牧)
なお、カップリング曲は、一昨年からバンドに加わったギターの柳沢進太郎さんがボーカルを担当。「牧さんが言う通り、4人が歌えるのは僕らの強み。この曲も、僕が歌ったら面白いじゃん、と言われ、やります! って。嬉しかったです。ライブではプリティさんの曲を4人で歌うバージョンもありますし、プレイ面だけでなく、歌もバニラズの魅力だと思います」(進太郎)
1月はOKAMOTO’Sなど5組のバンドと対バンツアーを行い、2月はワンマンツアーだ。彼らのコーラスワークをぜひ生で聴きたい!