カーテンはフック付きで洗濯機へ!? 毎日10分掃除のコツ

2016.12.7
普段から掃除好きというわけでもないのに、師走に入ると急に掃除しなきゃ、と思ってしまう不思議。けれど、やるべきことは山積みで、 イベントだって山盛りで、大掃除まで手が回らないのが現実。

大掃除と気負わなければ、楽しみながらできるはず。どれも10 分ほどで終わる、掃除術を生活研究家、消費生活アドバイザーの阿部絢子さん、整理収納アドバイザーの藤井あや子さん、お掃除ブロガーの東いづみさんに教えてもらいました。今回はリビングの大型家具&布地を中心にご紹介します。

洗濯槽を傷つけないように、ぐるぐると巻き込んで。
洗濯槽を傷つけないように、ぐるぐると巻き込んで。

たたみ方を覚えれば“フックを付けたまま”カーテンの洗濯OK!

窓を掃除するならカーテンも洗いたい。けれど、着脱に手間がかかるフックにイライラ…そんなときは、「洗濯中にフックが絡まないように、内側にくるっと折りたたみながらカーテンを小さくして洗濯ネットへイン。洗濯機で洗い終わったら、取り出したカーテンをそのままレールにセットして乾かすだけ。天気のいい日にぜひ!」(東さん)

わざわざ洗わなくても“カーテンの掃除機がけ”でほこりはすっきり!

家庭で洗えない素材のカーテンは、布団用ノズルを取り付けて掃除機がけを。「掃除機に布団用モードがない場合は、必ず一番小さいパワーにして使いましょう。上から下へ、ゆっくりと動かしながらまんべんなくかけるとカーテンに付着したほこりがきれいに取れます」(阿部さん)。これは取り外しが困難なカーテンにも応用できる掃除術。

右利きの場合、左上からスタート。徐々にずらしながら下に向かって拭いていき、最後に四隅を一周。左利きの場合はその逆を。
右利きの場合、左上からスタート。徐々にずらしながら下に向かって拭いていき、最後に四隅を一周。左利きの場合はその逆を。

“イメージは一筆書き”。窓は一気に拭きあげて隣の窓へと移動して。

窓は、洗剤を使わなくても水拭きだけで十分。水跡が残りにくいガラス用のマイクロファイバークロスがおすすめ。「スタート位置は左上。そこから左右に移動しながら、下へ向かって拭いていきます。下の桟まで拭いたら、そのまま四隅をぐるりと囲むように拭きあげて。手を離すことなく一気に窓が拭けますよ」(東さん)

大物家具のソファも“分解して掃除機がけ”。隙間を念入りに。

おかしのかけらや髪の毛など、案外いろんなものが隙間に入り込んでいることの多いソファ。「背もたれや座面など、外せる部分は外して、天気が良ければ窓際で干してください。枠組みや脚などは、クロスで拭きあげます。どうしても外せない部分は、掃除機の隙間用ノズルを使って、念入りに掃除機がけしましょう」(東さん)。革製のソファなら、掃除機でほこりを取って、専用クリーナーで磨いて。

阿部絢子さん 生活研究家、消費生活アドバイザー。合理的な家事や掃除術に定評があり、エコにも精通。著書に『かしこく暮らす100の知恵』など。

藤井あや子さん 整理収納アドバイザー。家事・お掃除サービスを行う「ホームラボ」代表。ブログ「毎日がうまく回るお片づけと掃除」も人気。

東いづみさん お掃除ブロガー。ブログ「子供とペットとスッキリ暮らす」が話題となり、2冊の著書を出版。等身大の掃除アドバイスが満載。

Tシャツ¥6,000(ジースター ロゥ/ジースター インターナショナルTEL:03・5765・3301) デニムパンツ¥14,000(リー/リー・ジャパンTEL:03・5604・8948) エプロン¥15,800(ホリデイTEL:03・6805・1273) ソックス、スリッパはスタイリスト私物

※『anan』2016年12月14日号より。写真・豊田 都 スタイリスト・中根美和子 モデル・山本奈衣瑠 文・野村紀紗枝 撮影協力・AWABEES UTUWA TITLES

(by anan編集部)