女性の“ひとりH”回数は週2~3回! みんなの妄想のおともは「AVサンプル動画」

2016.2.6
道具やおかずなどのトレンドから、笑える事件簿まで、オナニーにまつわる気になるトピックを徹底取材。これを読めば現代女性のひとりH事情が一目瞭然!

平均ひとりH回数は週2~3回。

性に対して徐々に解放的になってきている日本社会。とはいえ、“彼とどのくらいの頻度でセックスしてる?”という会話はできても、“オナニーって月に何回してる?”とはなかなか聞けないのが、大多数の女性にとっての現状ではないだろうか。果たしてみんなの平均回数はどのくらいなのか、素人女性のひとりH事情を10年以上にわたって取材してきた、三ツ矢ナミコさんに伺ってみた。

「これまでに私が取材した人たちの平均回数でいうと、週に2〜3回です。加えて、生理前になると回数が増える人が多いのもひとつの傾向ですね。ただ、本当に人によって千差万別。“週に20回以上は必ずします”という強者もいれば、“全く興味がないのでしません”という人もいますから、人と比べて多い、少ないと悩む必要はありません。自分がしたいと思ったときに、欲求に従ってするのがいちばんだと思いますよ」

もしかすると、酔っぱらったときなどに友だちに回数を思い切って聞いてみてはどうだろうか? それぞれに違いがあることがわかり、話が盛り上がるかも…?

おかず界はAVサンプル動画が台頭!

ひとりHの妄想のおともとして、いま人気なのは何か? 三ツ矢さんによると「1位はネットで無料で見られる、AVのサンプル動画ですね。スマホで見られる手軽さと、本などと違い手元に残らないことが理由です」と、文明の発達とともに、おかずも進化をしている模様。その一方で、古くから根強い人気をキープし続けているのが2位のBLマンガ。

「特殊なジャンルだと思われがちですが、ずっと一定数のファンを保っています。自分が参加するのではなく、男同士の絡みを覗き見ている感覚に興奮する人が多いのかもしれません」。

その後には、アイドル、アニメ、好きな声優…と続いていく模様。ちなみに、海外ドラマ『SEX and the CITY』には、4人の女性が自分のおかずについて、あっけらかんと話すシーンも。そんなふうに話す日が、日本女性にも来るのだろうか。

実はセックスにも大活躍! ふたりでするひとりH。

ひとりHに使うツールを調べたところ、約7割の人が“自分の手”と答えたと三ツ矢さん。

「いろいろな種類のバイブや電気マッサージ器などが登場していますが、やはり変わらない人気を誇るのが手。自分で動かし方や力加減を調整できることや、安心感があること、そして手軽なことが支持層が厚い理由ではないでしょうか。ちなみに道具を使う派に関していうと、以前はローターやバイブを愛用する人が多かったのですが、最近ではディルドや電マへと人気が移り始めている傾向が見てとれます。特に電マは、主流のクリ派には持ってこいの道具であり、ドン・キホーテなどで購入できる気安さがウケているのだと思います。ただし刺激が強すぎるため、使いすぎるとイキづらくなる可能性があるので注意を。毎回使うことは避けたり、振動レベルを弱くするなど、工夫をしてください」

“ひとりHは自分だけで楽しむもの”という考えを持っているあなた、実にもったいない。パートナーとのセックスにうまく取り入れることで、新たな興奮を味わえる可能性が秘められているのだ。

「まず、おすすめしたいのがテレフォンセックスで、これは電話越しに言葉で相手を興奮させるなどして刺激、ふたりがそれぞれオナニーをするというもの。面と向かってはなかなか言葉にできないようなことを言う恥ずかしさがあり、さらに妄想をかき立てられるので、普段とは違う快感が得られるはず。また、上級者やセックスにマンネリを感じている人には、お互いを見つめながら、それぞれにひとりHをする“相互オナニー”がおすすめ。少々ハードルは高めですが興奮作用は絶大。もし彼のほうが“見られるのが恥ずかしい”と言う場合は、まずは自分がするところを見ていてほしいとお願いしてみるところから始めてみましょう」と三ツ矢さんがアドバイス。

みつや・なみこ 漫画家。素人女性のオナニー事情を多数取材して、作品に描く。著書に『野獣系女子のひとり・オトコ狩り』(笠倉出版社)が。

※『anan』2016年2月10日号より。イラスト・中根まこと 黒猫まな子 文・重信 綾

(by anan編集部)