時短料理を実現するには小さなアイデアが有効だった! ちりも積もれば山となる、時短料理のアイデアを料理研究家の田内しょうこさんに聞きました。
千切りにすればすぐ和え物に、輪切りにしてカレーに加えても。
千切りにすればすぐ和え物に、輪切りにしてカレーに加えても。

今回教えてくれたのは、「保存」について。食材の保存の仕方でも、調理の手間を短縮できる。「何があるか見えるよう保存するのが基本。さらに、皮をむいておく、ちぎっておく、より分けておくという一手間をかければ、格段に能率アップ」するとのこと。では、6つのアイデアを見ていきましょう。

たうち・しょうこ 料理研究家。米国の大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーに。著書に『時短料理のきほん 1日5分「先取り習慣」で、かんたん、おいしい。』(草思社)。

たうち・しょうこ 料理研究家。米国の大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーに。著書に『時短料理のきほん 1日5分「先取り習慣」で、かんたん、おいしい。』(草思社)。

玉ねぎは薄皮をむいて保存する。

いざ調理のとき、玉ねぎの薄皮がなかなかむけず、イライラすることも多いはず。「買ってきたら薄皮をむいて、透明なポリ袋に入れておきましょう。すぐにみじん切りやくし形切りができます」

レタスはちぎって保存容器に入れる。

レタスは食べやすいサイズにしておけば、すぐにサラダが作れる。「包丁を入れると断面が変色してしまうので、手でちぎって保存容器に入れておく。庫内で自然に水が切れ、すぐに食べられます」

白菜は芯と葉先を分けて袋に入れる。

部位によって、加熱時間が異なる白菜。「ザク切りにし、芯の部分、葉先の部分を分けて、それぞれ保存袋に入れておくと、調理のときに使いやすい。また、両方をバランスよく使えるという利点も」

時短の上に甘くなる。にんじんも丸茹でに。

まるごと茹でておくと、甘みが増すというにんじん。「しかも火が通るのに時間がかかる野菜なので、調理時間の短縮にもつながる。味も良くなるので、まさに一石二鳥。いも類も茹でておくと便利です」

残りがちなえのきは室内で干しておく。

えのきはザルにのせ、室内の日の 当たるところに置いておく。「水分が減って旨味が増します。出汁が出るのでスープがすぐとれますし、火も通りやすいのでパスタの 具や炊き込みご飯の具材に」

余力があれば、先に玉ねぎをカット。

切っても傷みにくい玉ねぎは、薄切りやみじん切りにし、冷蔵庫でスタンバイ。すぐ料理できて便利。「ただし、ニオイがつきやすいので、玉ねぎ専用保存容器を作っておくといいでしょう

たうち・しょうこ 料理研究家。米国の大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーに。著書に『時短料理のきほん 1日5分「先取り習慣」で、かんたん、おいしい。』(草思社)。

※『anan』2016年11月9日号より。写真・土佐麻理子 イラスト・ナカイ ミナ

(by anan編集部)

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