chelmicoによる連載「chelmicoのちいさなにっき」。Vol.40はMamikoによる「プールの思い出」の巻。

スポーツって形から入るのも大事だと思う。

chelmico ちいさなにっき

最近またプールに通うようになったよ。運動がしたい時に、ジョギングは一人だと飽きちゃうし、黙々と家で筋トレも続かなくって、暑くなってきたからプールいいじゃ~んってなって自転車漕いで近場のプールで泳いでるよ。泳ぐの好きだな。特別泳ぎが上手いわけでも、習ってたわけでもないけど、小さい頃から海に入るのが好きだったから、水が好きなんだと思う。

でも小学校高学年から高校生の間は水泳着になることが恥ずかしくて、プールの時間が好きじゃなかったな。体を全部隠せる水泳着を当時着てよかったら、めちゃくちゃプールの時間が楽しみになってたのかもしれないなぁ。プールサイドを走らないで! って先生が大声で叫んだり、誰かが鼻に水入ったつって騒ぎになったりしてるのを端から見てたよ。あとビート板をかじって歯形をつけてる子、いたよね。あれなんだったんだろうね。歯が痒かったのかな。まぁとにかくプールの時の思い出は、みんなの様子を眺めてる時間が一番残ってるなぁ。

唯一プールで楽しいなぁって思ってたのは、可愛いプールタオルを買ってもらってそれを着てた時かな。私はナカムラくんってキャラクターのタオルを持ってたんだけど、それが透明のプールバッグからチラチラ見えてる時点で既にテンション上がってたんだけど、プール終わりにそれを身につけてる時はすごく楽しい気持ちになってたな。スポーツでもやっぱり道具って大事だなと思う。形から入るタイプだね。でも、それで気分が上がるんだからいいよね。大人になったいま、私が着てる水泳着はNIKEの、なんか、カッケーやつ。それ着て、めっちゃ平泳ぎしてる。すごい泳ぐのが上手に見えるスタイリッシュな水泳着だから、プールに入るとおじいちゃんおばあちゃんたちが声かけてくれるんだけど、なんなら泳がずにウォーキングとかしてる。期待に応えることができない。来週も朝イチでプールに行く予定なんだけど、いよいよいろんな泳ぎ方を練習してみよかな。

chelmico ちいさなにっき

チェルミコ 左・Rachel(レイチェル) 1993年生まれ、神奈川県出身。右・Mamiko(マミコ) 1996年生まれ、東京都出身。NEW EP『ati natu ep』が7/24にリリース&全国ツアー「ati natu tour(zansyo)」も決定!

※『anan』2024年7月17日号より。写真・幸喜ひかり ヘア&メイク・ナリタミサト

(by anan編集部)

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