平均年齢17歳! KID PHENOMENON「いい意味でそれぞれのキャラクターも立ってきた」

2023.9.3
LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」第二章から生まれたグループ3組が、8月23日に同時デビュー! ここでは、そのなかからKID PHENOMENONに注目! チーム力を高めるためにしていることやKID PHENOMENONの強みなどを聞く、座談会インタビューを実施しました。

KID PHENOMENON

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左から、山本光汰、夫松健介、遠藤翼空、川口蒼真、岡尾琥珀、鈴木瑠偉、佐藤峻乃介。

――まずは皆さんの個性が知れたらと、自己紹介をお願いします。

夫松:はい。夫松健介、20歳、リーダーです。僕はグループの振り付けや構成をおもに担当しています。あと映像の編集の勉強もちょっとしていて、将来的にはプロの方とライブの映像についても意思疎通できるようになりたいです。リーダーとしての心がけは、みんな仲がいいので、上からというよりは俯瞰的にメンバーを見守る、みたいなことを意識しています。

遠藤:僕はボーカルを担当しています。小さい頃からダンスをやっていたので、体を動かすことが好きです。昔は独学でバク転とかバク宙とか、いろいろ挑戦していました。趣味は掃除です。

岡尾:僕はこのグループでラップとダンスを担当しています。もともと振り付けを作るのが苦手だったんですけど、オーディションを通して克服できて、最近は逆によく作るようになりました。趣味はショッピングとネットフリックスを見ること。あと子どもと犬が大好きです!

佐藤:僕はラップとダンスを担当しています。このグループでは楽曲制作に取り組んでいて、いま夢者修行で披露しているダンストラックは、僕が作ったものです。あと、タレ目がチャームポイントで“全体的にパンダ”って言われています(笑)。

川口:僕はおもにダンス担当です。一応、セクシーな踊りがトレードマークっていうことでやらせてもらっています。髪の毛を短くしてからは、オラオラ系も踊れるように練習しています。好きなことはゲームと絵を描くことです。

山本:僕は(遠藤)翼空と一緒でボーカルを担当しています。趣味はトラック制作です。家にレコーディングできる機材を揃えています。あと、服とかアートが好きです。ファッションは川久保玲さんに影響を受けて、モードに興味を持つようになりました。

鈴木:僕は15歳で、このグループの最年少です。特技はダンスの中でもクランプっていうジャンルで、力強い動きが自分の持ち味だと思っています。趣味はアニメと映画とバドミントン。映画は『虹色デイズ』にハマって、セリフを覚えるくらい観ました(笑)。

――ありがとうございます。グループ名についても教えてください。

夫松:KID PHENOMENONの“PHENOMENON”は“現象”という意味です。これは目標っていう感じにはなりますが、いま僕たちがしている個性的な衣装とか髪色が、何年後かに“時代のアイコン”と言われるような現象を巻き起こしたい。そんな思いが込められています。

佐藤:ビジュアルに関しては、どうすれば自分たちの個性を一番生かせるか、デビュー前は、いろんな髪色を試したよね。

岡尾:今年だけで3回ぐらい変わってるんじゃないかな。

佐藤:僕たちがすごい頻度で変化していったから、応援してくださっている皆さんは、見ていて楽しかったのではと思います。

夫松:僕はいろいろ試した結果、衣装も含めてガキ大将的に。

佐藤:“やんちゃ”でしょ(笑)。僕は差し色担当な感じがします。

――グループ内でそれぞれ得意な役割みたいなものはありますか?

川口:まとめ役はリーダーと、あとは翼空くんもみんなの意見を全体的にまとめてくれたりします。

夫松:2人の間で連携を取ることも多いんです。グループのことをまとめるのは僕で、生活面では翼空が先導してくれるとか。あと、みんなを楽しませるのが得意なのは、(岡尾さんに視線を送りながら)もう彼ですね。

岡尾:(照れつつ)そうらしいです。でも、素で面白いのは翼空さん。生きてる世界が違う。

佐藤:あ~確かに!(笑) 覇気が面白い。

夫松:不思議ちゃんって感じです。

岡尾:いまメンバーの中でスタッフとか身近な人のモノマネが流行っているんですけど、モノマネが得意なのは(川口)蒼真です。

川口:得意ってわけじゃないけど、メンバーからよくリクエストされるので。タレ目さん(佐藤さん)が本当に悪くて、本人がすぐ近くにいる時にやらせるんです(笑)。

――みんな本当に仲が良さそうですが、チーム力を高めるために何かやっていることはありますか?

岡尾:基本的にいつも7人で一緒にいて、言いたいことはお互いに全部正直に話しています。

夫松:今、同じ家で共同生活をしているんです。この間、メンバー会議をした時には、お互いに何年経っても絶対に信頼し合っていこうって決めました。

――今回、3グループ同時デビューですが、KID PHENOMENONの強みというと?

鈴木:まず、平均年齢が17歳と一番若いところです。すごくフレッシュで、エネルギッシュ。あと全員がマイクを持ちながらパフォーマンスをする、オールマイティなグループだと思います。

山本:第一章の頃はできないことばかりで苦戦したんですけど、メンバー全員で一緒に頑張って、楽曲への対応の幅がすごく広がりました。いい意味でそれぞれのキャラクターも立ってきて、グループとしての成長を感じます。

――では最後に、デビュー曲「Wheelie」がどんな楽曲なのかについても教えてください。

遠藤:「Wheelie」にはストーリーがありまして、僕たちはオーディションの時に「C’mon」という楽曲をいただいているんです。デビューシングルにも収録されていますが、この曲には、トンネルの中を全速力で駆け抜ける、みたいな意味が込められています。そのうえで「Wheelie」は、トンネルを抜けた先の広い世界を、よりスピードを上げて、前輪を上げて駆け抜けよう、というテーマになっているんです。デビューしたばかりの、今の僕たちにピッタリの曲だと思います。

山本:歌の中に「ウィリ~ブンブン」というフレーズがあるんですけど、そのポーズは、この曲のチャームになる部分だと思うので、ぜひSNSのダンスチャレンジとかでやってみてほしいですね。

鈴木:この曲は掛け合いとかもあるので、ファンの皆さんと一緒に盛り上がれるんです。ファンの方との距離を近く感じられるというか。一心同体で、上に上がれていく気がします。

キッド フェノメノン 平均年齢17歳というフレッシュな7人組ダンス&ボーカルグループ。メンバー全員がマイクを持ち、スタイリッシュな歌とダンスを得意とする。デビューシングル『Wheelie』が発売中。

写真左から、
やまもと・こうた 2007年3月19日生まれ、大阪府出身。グループでのポジションは“クールボーイ”。オーディション時のキャッチコピーは「天性のボイスコントロール」。

それまつ・けんすけ 2003年7月29日生まれ、大阪府出身。グループのリーダーではあるが“いじられリーダー”という距離感。歌、ラップ、ダンスのスキルが高いマルチプレイヤー。

えんどう・つばさ 2004年5月14日生まれ、神奈川県出身。ウェットな歌声が魅力。現在、トラック作りを練習中。体を動かすことが好きで、アクロバットに挑戦していた時代も。

かわぐち・そうま 2006年9月27日生まれ、京都府出身。低音ボイスが魅力。メンバーから相談されることも多いためグループの“カウンセリングルーム”とも言われているそう。

おかお・こはく 2005年12月18日生まれ、京都府出身。LIL LEAGUEの岡尾真虎さんは実の弟。ダンスの中でも得意なジャンルはヒップホップ。グループのムードメーカー。

すずき・るい 2007年8月31日生まれ、宮城県出身。少年の面影を残しつつ、ダンスはパワフル。いま心待ちにしているのは、サッカーアニメ『ブルーロック』の第2期スタート。

さとう・しゅんのすけ 2006年11月15日生まれ、千葉県出身。ダミ声を使うなど、アタックの強いラップが得意。好きなキャラクターはスヌーピー。服やネイルにも興味あり。

※『anan』2023年9月6日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・渡辺康裕(7B) ヘア&メイク・TAKAGI SAE TAKEMURA MIKU KUSAKA SAKURA TAKESHIMA KENJI 取材、文・西森路代 保手濱奈美 重信 綾

(by anan編集部)