みとゆな「ファンのみんなは友達のような存在」 “みともだち”への想いを語る

エンタメ
2023.08.03
2023年の「流行予想ランキング」タレント部門で1位、TikToker部門で3位を獲得した、注目のZ世代・みとゆなさん。彼女のファンである通称“みともだち”の間では、手で丸を作って写真を撮る“みとゆなポーズ”が定番。ティーンから多くの共感と支持を集めるみとゆなさんにとって“インフルエンサー”という仕事の醍醐味は? ドラマ『最高の生徒 ~余命1 年のラストダンス~』撮影中の彼女にインタビューを行った。

ファンは“みともだち”! 友達感覚インフルエンサー。

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InstagramやTikTok、YouTubeなどを駆使しながら“インフルエンサー”として活躍しているみとゆなさん。SNSの普及とともに広まったインフルエンサーという肩書のことを、彼女自身はどのように定義するのだろうか。

「情報発信の面で影響力があって、大勢に注目されている人。そして、どれだけ有名になっても“ファンに身近な存在”であり続ける人のことを指すのかな、と思っています。私はファンのことを“みともだち”と呼んでいます。ファンのみんなは友達のような存在なんです。いつもそばにいて、応援してくれる。分からないこと、迷うことがあったら、いつでもファンに相談します。普段は画面越しでしか会えないけど、心強いです」

みとゆなさん自身がSNSに興味を持ったのは、中学1年生の頃。当時は動画共有サービスのMixChannelが流行していて、“双子ダンス”が一つのトレンドだった。高校入学後にSNSを本格的にスタート、瞬く間に注目されるようになったみとゆなさん。ここまで来られたのは「全国にいる“みともだち”のおかげ」と語る。

「そもそもインフルエンサーという肩書って、自分から名乗るものではないと思っていて。活動を続けるうちに、徐々に周りから認めてもらうものなのかな、と捉えています。今でこそテレビ番組などで“インフルエンサーのみとゆな”として取り上げていただく機会も増えました。でも正直、私も最初は自分がインフルエンサーだっていう自覚は持っていなかったんです。周りから呼ばれるようになって、徐々に『ああ、そうなんだ』って。簡単に名乗れるものではないからこそ、呼んでもらえるたびに嬉しくなりますね」

“みともだち”という名称も、手で丸を作る“みとゆなポーズ”も、すべて彼女とフォロワーから生まれたもの。みとゆなさんが“みともだち”との仲を深めるために意識しているのは、SNSの投稿を毎日絶やさないこと。特にTikTokとInstagramストーリーの投稿は欠かさない。

「なるべく“みともだち”との繋がりを絶やさないようにしたいんです。それに、新しい投稿に誰よりも早くコメントを寄せる“1コメ”を狙ってくれる子もいる。喜んでもらえるのはやっぱり嬉しいですね」

ファンに楽しんでもらうべく、仕事の合間を縫ってトレンドのチェックも欠かさない。今回の撮影の合間にも、スタジオでダンスムービーを収録する姿が。

「K‐POPアイドルのダンスはバズりやすいからこそ、常に注目していますね。あと、国内では最近だと自分より年下なダンサーさんの動画を出すとバズったりします。ちょっと難しい振り付けが多いんだけど、みんなが『やりたい!』って思えるダンスを発信してくれる方がたくさんいて、アップテンポで音にはまっているダンスを見ると『あ、バズりそうだな』って注目しちゃいます」

『anan』2343号(2023年4月5日発売)の「It GIRL」に登場した際は「演技にも挑戦するのが目標」と話していた。わずか数か月のうちに目標を達成し、現在はテレビドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』にも出演中。彼女が演じるのはSNS中毒気味の女子高生。

「鍋島聖衣良(なべしま・せいら)という役の設定を聞いた時『私に似ている!』と思いました。高校生の頃からSNS上で活動していて、バズるために頑張っている。自分の中でやると決めたことを必ず実行する点も重なるんです。ドラマの撮影現場は、出演者に同世代が多いため、楽しいです。その一方で、結構悔しいこともいっぱいあります。演技経験の足りなさに配慮いただくこともあり、優しさがありがたいのですが『もっとやれるはずなのに』と歯がゆいこともあって。もっとたくさん成長したいです」

時に悩みながらも、一歩ずつ着実に成長するみとゆなさん。次に挑戦したいことは?

「演技面では、自分と全く異なるタイプの役を演じてみたい。自分が演じられる役の幅を広げていきたいです。同時に、“みともだち”の幅も徐々に広げていきたいなと思っていて。SNSだと上の世代とも接するチャンスがまだまだ少ない。みとゆなのことを知らない人にも覚えてもらえるよう、活動の場を広げていきたいです」

インスタやTikTokは毎日投稿が基本。

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“みともだち”がチェックしやすい時間に更新される、みとゆなさんのSNS。「インスタは統一感が第一。全身写真と顔のアップ、どちらかに偏りすぎないようにしながら、必ず自分の顔がレイアウトの中央にきている写真を投稿するように意識しています。TikTokはトレンドをキャッチしながら、流行りに乗ることが大事です」

みとゆな 2004年4月7日生まれ、神奈川県出身。恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。』に出演し、一躍人気に。現在はインフルエンサー、モデル、俳優、タレントとしてマルチに活動。7月よりテレビドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(日本テレビ)に鍋島聖衣良役で出演中。

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※『anan』2023年8月9日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・古川 燿 ヘア&メイク・橋本裕介(TRAPEZISTE) 取材、文・高木 望

(by anan編集部)

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