ベッドに寝たままできる! カラダが目覚める、簡単“朝ストレッチ”のススメ

2023.4.6
睡眠中に筋肉が固まってしまい、朝、カラダは全身ガチガチに。そのまま一日をスタートすると、血流も滞ったままで体温も上がらずなかなか活動モードにならない。目覚めたら、まずはストレッチで筋肉を起こし、代謝&血流をアップ。メリットいっぱいの朝ストレッチで、毎朝カラダにスイッチを入れよう!

3ステップで習慣づけるメリット満載の朝ストレッチ。

朝、目が覚めてすぐにできる運動、それはストレッチ。無理なくゆっくりカラダを動かすだけで、さまざまなメリットが期待できると、ヨガインストラクターの廣田なおさん。

「寝ている間に固まった筋肉をストレッチで動かすことで、代謝が上がります。その結果、血流が促されて体温も上がり、ますます代謝が上がる。これが朝ストレッチの最大のメリットです」

その他にも、寝姿勢による筋肉や姿勢のクセの矯正や自律神経のバランス調整、体内時計のリズムが整うことで仕事の効率が上がるなど、いいことずくめ。

今回、廣田さんが教えてくれるのは、目が覚めてすぐベッドで横になったまま行えるストレッチ、ベッドに座ってさらに血行を促すストレッチ、立ち上がって全身を使うストレッチの3ステップ。

「慣れてくれば、すべて行ってもかかる時間は5分程度。朝、脳やカラダを覚醒モードに切り替えるのが難しいという人も、やったその日から切り替え効果を感じられると思います」 

明日の朝、試してみれば実感できるはず。朝ストレッチって気持ちいい!

ここでは、目が覚めてすぐベッドで横になったまま行えるストレッチを2つ紹介します。

胸&太もも。まずは、大きな筋肉を起こそう。

寝ている間に縮こまった、胸と太もも、2か所の筋肉をまずは伸ばして動かします。どちらも大きな筋肉なので、しっかり刺激を入れればそれだけで代謝がアップ! カラダが目覚め始めます。

POINT:食後は消化のためのエネルギーがそれなりに必要。ストレッチに集中するために食事の前に行うこと。目覚めたらすぐに取りかかって。

【胸】胸を開いて寝姿勢のクセをリセット。

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1、手のひらを合わせる
ベッドに横向きになり、上側の脚を前に出して膝を直角に曲げる。両手は前にまっすぐ伸ばして左右の手のひらを合わせる。

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2、真横に開く
上側の腕を真横に伸ばし胸を開いて3~5呼吸キープ。

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3、斜め上に開く
いちど1の姿勢に戻って、今度は斜め上に腕を伸ばして3~5呼吸キープ。逆も同様に行う。

【太もも】太ももの表と裏をしっかり伸ばす。

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1、もも前を伸ばす
横向きで下側の膝を曲げる。上側の足の甲を同じ側の手で掴み、かかとをお尻に引きつけて太ももの前側を伸ばす。2~3呼吸キープ。

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2、膝を前に
次に、上側の膝をカラダの前で畳んで、手で足の指を掴む。

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3、もも裏を伸ばす
膝をまっすぐ伸ばして太もも裏側を伸ばす。2~3呼吸キープ。逆も同様に行う。

廣田なおさん ヨガインストラクター。自分自身が納得できるカラダ作りをベースにしたメソッド「美筋ヨガ」を考案。オンラインサロンやYouTube 配信でレッスンを行い、SNSのフォロワー数は35万人超え。

※『anan』2023年4月12日号より。写真・中島慶子 ヘア&メイク・yumi(Three PEACE) 取材、文・石飛カノ

(by anan編集部)